遺言書を書くことは自分の財産と人生の棚卸になるんです。


こんにちは。沖縄県那覇市のJAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
全国的に寒波にみまわれていて、大雪が降って大変な地域もあるようですね。
車が動かないとか、移動が困難になってるとかあるようです。気を付けましょうね。
沖縄も寒いですが、雪は降らないし、普通に車で移動できるので、ありがたいことです。

相続争いは遺言書を書くことで予防できる

僕はセミナー、ブログ、SNSやラジオ番組で、遺言書を書くことが相続が争いとならない予防策となることを常にお伝えしています。

全ての争いが無くなるわけではないですが、大部分の争い事が予防できるだろうと思っています。
遺言書は、遺言者が生前に自分の財産の分与方法を決めることができます。
ご家族も財産を築いた張本人が分与方法を決めているのですから、そのことに意義を唱えることはなかなかない事でしょう。
よっぽど不公平な遺言書でない限り、尊重されることがほとんどだと思います。

また、遺言書があるとないとでは、相続手続きの進め方に大きく差が出ます。
遺言書があれば、かなりスムーズです。
不動産の所有権移転登記、銀行口座の解約手続きなどとてもスムーズに進みます。
遺言書がないと相続人全員で遺産分割協議をすることになりますが、これがなかなか進まない。
相続人全員の意見が一致しないのはもとより、皆が忙しくて話し合いができないとか、気分が乗らないとか、協議書類を作成できないとか、いろいろ事情があって話し合いがつきません。

そんなことがあると時間はあっという間に過ぎ、1年、2年、3年・・・10年、20年、30年と時間が過ぎてしまい、せっかくの資産が死んでしまっている状況を聞きます。

僕も1800万円もの銀行口座から引き出されない相続財産がのこっているとか、住宅街にある沢山の土地が所有者が膨大になり処分できないでいるとか、聞きます。

これは、遺言書を書かず、相続の準備を怠っていたからになりません。
折角築いた財産がもったいないですよ。

遺言書の封筒。

遺言書を書くことで自分の人生と財産の棚卸もできる

遺言書をいざ書こうと思うといくつか確認したり、準備したりすることが出てきます。

まずは、自分の財産を確認します。
できたら、財産目録など作っておくといいかもしれないですね。

財産目録と言っても、不動産の所在地、預貯金口座、所有する株式、加入している生命保険、あれば借金などを紙に書きだすくらいでいいかもしれません。
不動産は、できれば登記簿謄本を取得しておくといいかもしれないですね。

また、その段階での財産の価額などを大まかに確認しておくことも必要かもしれないですね。
というのも場合によっては、相続税のための現金などの用意もしないといけないかもしれないですから。

そうすると大体の自分の財産状況を改めて確認することができて、資産の棚卸ができるでしょう。

そのあとには、自分に亡くなった時に財産を受け取る権利がある人は誰なのかを確認してください。
自分が亡くなって相続する権利があるであろう人のことを「推定相続人」といいます。

できれば、生まれてから現在までの戸籍謄本、改製原戸籍などを取得して、簡単な家系図を作るといいかもしれないですね。

相続財産を洗い出し、推定相続人を確認したら、自分がどのようにして財産を遺したいか、ということを考えてください。

この段階ではいろいろ考えをめぐらすでしょうね。
まずは全財産を妻に残そうとか
不動産は子供に相続させたほうがよさそうだ
軍用地があるけど誰に相続させたほうがいいかな
こんな分け方すると兄弟ゲンカになりそうだな
などなどいろいろ考えてください。
この作業が一番大切かもしれません。

そしたら、あとは遺言書を書くだけです。
下書きをして、清書する。

不動産の表記は登記簿謄本に書かれている通りにしてください。
マンションなどの区分所有の場合には、敷地権のことも遺言書に書いてくださいね。
預貯金が金融機関名、支店、口座番号までしっかり書いてください。

せっかく書いた遺言書が情報不足で、自分の考えた通りに相続させることができないことは避けましょう。

そして、遺言を執行する、遺言執行者をしっかりと定めて下さね。
ご自身の想いの詰まった遺言書です。
信頼できる方に執行してもらってください。
ご遺族が遺言執行するのは難しいと感じたら行政書士などの専門家を指定するのも一つの手です。

とても大事なことなのですが、遺言書を書いた気持ちを遺言書にも書き留めてくださいね。
法的な拘束力はありませんが、遺言者がどんな気持ちで遺言書を書いたのか、相続人、ご遺族にどうしてもらいたいのかということを「付言事項」といいます。
この付言事項が、遺言書を執行する上で、とても重要なポイントになるかもしれません。
遺言者の気持ちが詰まっているのですから、相続人やご遺族も尊重するはずです。

最後に、遺言書を書いたらその存在をご家族に知らせるなどして下さいね。
相続が開始した時に、想いの詰まった遺言書が表に出ないとなることは避けてほしいですから。

いかがでしょうか。
遺言書を書くというのは、自分の財産を洗い出します。
そうすると自分の歩んできた人生を思い起こすことになるのではないかと思います。
そして、この財産を遺す家族のことを考えることでしょう。

遺言書を書くことは、自分の財産と人生のの棚卸になるのです。

今日のJAZZ

トランペッターChet Baker(チェット・ベイカー)の「The Touch of Your Lips」。
歌も歌うベイカーの寂しげな曲です。
トランペットの音色も寂しげですが、静かな土曜日の午後に聴くにはいいかもしれません。

 

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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