遺言書は遺言者の最終意思だから家族も最大限に尊重してくれます。


季節外れの夏日が続き蒸し暑い沖縄県那覇市です。
昨晩は暑くて寝苦しかった。
沖縄県でも新型コロナウイルスに感染した方が見つかったそうです。
しかし、那覇市にクルーズ船が立ち寄り感染した乗客が沖縄県内を観光していたそうですし、中国からの観光客も多いので想定はしていたことだと思います。
県民はインフルエンザも年中あるので予防には気を付けていたのではないかと思います。
今のところ混乱が見られるということはありませんが、観光産業や沖縄経済には打撃がありそうですね。
人込みにはいきたくない、外食は控えよう、モノレールには乗らないでおこう、タクシーに乗るのも極力控えよう、などと行動を制限することはあると思います。
これ以上感染者が増えないことと、収束することを願うばかりです。
TVで専門家が言っていましたが、気温が高くなると感染力も下がるのではないかと予想されているとのことなので、沖縄はこのまま夏日が続いた方がいいのでしょうか・・・
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

遺言書は相続問題や争いを最大限予防する

以前に先輩行政書士がお話をする相続セミナーに参加して思ったのは「やはり遺言書は書いたほうがいいな」ということです。

僕も日頃から「遺言書」の大切さをお伝えしてますが、行政書士または士業の間でも共通認識となっています。

遺言書を書く一番のメリットは、遺族の相続争いを予防することなんです。
遺言書の主な目的の一つに相続財産の分与方法の指定があります。

故人(遺言者)の最後の意思を、法的拘束力のある文書にして明確に残しておくことで、遺族間の争いを未然に防ぐ効果があるわけです。

なぜ、そなんことをお話してるかというと、相続が争いになるケースが多いからです。
数字をあげてみましょう。

法務省が公表している司法統計によると、平成30年度に家庭裁判所で扱われた遺産分割事件の件数は、13.040件あり、争いになった遺産の総額は1,000万円以下で33.0%を占めいていたそうです。
また、1,000万円超5,000万円以下は43.3%あったそうで1,000万円以下と合せると76.3%にもなります。

平成30年度遺産分割事件価額別円グラフ

平成30年度遺産分割事件価額別円グラフ


遺言書がなかったばかりに、こんなにも多くの方が裁判所で争っているわけです。
もうひとつ注目すべきは、遺産総額が1,000万円以下でもかなりの数の争いが起きているということです。

大金持ちだから、相続争いが起きるというわけではないのですね。
遺産の額に関わらず、遺言書がないことで、遺族が争っているのです。

また、遺産の額によらずとも遺言書を書いたほうがいいケースもあります。

例えば・・・
〇配偶者に多くの財産を残したい
〇家族間の仲が悪く相続争いが予想される
〇相続させてくない人がいる(相続人排除)
〇音信不通の家族がいる
〇遺言がちゃんと行われるか心配(遺言執行者の指定)
などなどの事情があるならば、ぜひとも遺言書を書いたほうがいいと思います。

もちろん遺言書があったとしても、完全に相続問題や相続争いが起こらないとは言えません。
著しく不公平な遺言書や自分の権利ばかりを主張し、人の気持ちの分からない相続人はいますから。

ただ、遺言書があるのとないのとでは大きく相続手続きは違ってくることを実感しています。
遺言書は相続問題や争いの予防になると思います。
なぜなら、遺言書は故人(遺言者)の最終意思で、ご家族も最大限尊重してくれるからです。

少しでも相続のことで気になることがあったら、遺言書を書くことをお勧めします。
遺言書を書くことはあなたの最後の大仕事です。

今日のJAZZ

土曜日の午前中を穏やかなジャズを聴きながら過ごしています。
穏やかなジャズといえば真っ先にピアニスト、ビル・エヴァンスを思い浮かべます。
今日はエヴァンスの数ある穏やかな演奏の中から《Peace Piece》を選曲してます。
すごく不思議な世界に足を踏み入れた感じがします。
体が宙を漂っているような感覚かな。
とにかく美しく穏やかな演奏です。

相続セミナー・説明会情報

自主開催セミナー

より良い人生を送るための終活と相続 ~幸せな相続の準備~ 説明会

【開催概要】
◇開催年月日:令和2年2月27日(木)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「2/27セミナー参加申込」と入力お願いします。
本文にはご参加者人数、お名前と連絡先(電話番号)のご記載をお願いします。

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

詳細はここをクリックしてください。

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!

 

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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