終活は、後悔を糧にして前向きに生きてきた自分が、今、ここにいるのだ、と強く認識することなのかもしれません。
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えも書いていますよ。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら嬉しいです。
終活に取り組む方へお勧めの一冊「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」
終活に取り組んでいる方が、人生を振り返るときに、どうしても「後悔」が頭に思い浮かぶようです。
人は誰しも後悔したことはあるかもしれないですね。
僕もいくつか思い浮かんできます。
もちろん、その出来事は後悔だけでなく、生きていく上で推進力となりましたし、大事なことを教えてくれました。
終活のことを考えると思い出す書籍があります。
「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」(水野敬也著、文響社)ですが、今、読み直しています。
シリーズの最新刊は第5弾「夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク」が発売されましたね。
僕がこの本に出合ったのは、数年前、友人に教えてもらったのですが、第1弾「夢をかなえるゾウ」は腹を抱えて笑いました。
それからのファンです。
衝撃的でした。小説(自己啓発本でもあります)で、こんなに笑ったのは初めてです。
小説、自己啓発本としてもお勧めですが、終活に関わる方には、是非読んでいただきたい一冊です。
なぜ、「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」が終活に取り組む方に読んでいただきたい本なのか?
その理由を書かせてもらいます。
「夢をかなえるゾウ」の主人公は、ヒンドゥー教の最高神であり大衆神であるゾウの姿をしたガネーシャ。
その神が人の姿となり、夢をかなえたいと考えている人間に課題を出しながら、その夢の実現を図る過程での成長を描いています。
ガネーシャと夢をかなえたいと考える人たちのやり取りが面白いし、考えさせられるし、勇気をもらえるし、ウルっとして、感動します。
ガネーシャは神でありながら、そのキャラクター設定がとても面白いのです。関西弁をしゃべるし(笑)
「夢をかなえるゾウ」のシリーズ第4弾は、余命3か月を宣告された平凡な会社員の夢をかなえるために、ガネーシャが課題を出すのですが・・・
この世界で絶対といえるのは「人は生まれてきたら死ぬ」ということです。
誰もがやってくる死に対する向かい方、考え方、家族や大切な人たちとのかかわり、そして自分の夢やその夢を手放すことなど、考えさせられる本で、決して笑えるだけではありません。
僕はこのシリーズを読むとウルウルしてましたが、今回もウルウルでした。
本の帯にもありますが「自分、今の生き方やったら死ぬときめっちゃ後悔するで。」という言葉にドキッとする方も多いかもしれませんね。
僕もご高齢の方とお話をする機会が多いのですが、人生を80年、90年と生きてこられた方のお話は含蓄があるという言葉で片付くものではありません。
人生って人それぞれで、その人の今を作り上げているんだなと思うと、一日一日の過ごし方が大事なんだな、と改めて思います。
人生の大先輩方とお話しをしていると、多くの方が、幸せだったと考えている一方で、後悔していたことを語る方もいます。
誰しも後悔していることがあるのではないかと思いますが、人生を振り返ることで思い出すこともあるのです。
僕の70代半ばになる母親も「あっという間に時間は過ぎる。若い時代を大事にしなさい。」と言います。
決して後悔だけではないかと思いますが、ご高齢の皆さんがお話しされることは響きます。
経験されてきたことですからね。
僕自身も人生を締めくくるときに「存分に生きた!」と思いたいと考えています。
「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」は、人の死にまつわることでしたので、死神が出てきます。
その死神が人の死に際に立ち会うときに、人が後悔する10のことを上げます。
(人間が死に際に後悔する十のこと)
1.本当にやりたかったことをやらなかったこと
2.健康を大切にしなかったこと
3.仕事ばかりしていたこと
4.会いたい人に会いに行かなかったこと
5.学ぶべきことを学ばなかったこと
6.人を許さなかったこと
7.人の意見に耳を貸さなかったこと
8.人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
9.死の準備をしておかなかったこと
10.生きた証を残さなかったこと
「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」(水野敬也著、文響社)P63、64より抜粋
若い時には何とも思っていなかったことかもしれませんが、人は年を取り、または若くして命が尽きようとしているときに、こんなことを後悔するようです。
そして、後悔しないような人生を送りたいと考えた人たちが、終活に取り組んでいるのではないかと僕は思います。
終活とは前向きに生きる積極的な活動のこと
終活とは、人生の終盤の活動ですが、その真意は次の言葉にあると思います。
終活のイベントなどで、一緒にセミナーに登壇した公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会の上級終活カウンセラー東恩納寛寿さんがセミナーでご紹介される、終活を端的にあらわした言葉です。
終活とは人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をよりよく自分らしく生きる活動のこと。
この言葉を聞いたとき、僕はなぜ多くの人が終活に取り組むかがわかりました。
皆さん、自分らしく、よりよくいきたいと考えているのです。
それは、おそらく一度きりの人生を後悔したくないと思っているからだと思います。
いえ、後悔はするのかもしれませんが、後悔を糧にして、前向きに生きてきた自分が今、ここにいるのだ、と強く認識しているのかもしれません。
終活については、次のブログが参考になります。
終活に取り組む皆さんにお伝えしたい言葉。忘れないでほしいです。
今日のJAZZ
ピアニスト、マル・ウォルドロンの《Left Alone》をB.G.M.にブログを書いています。
ウォルドロンがビリー・ホリデイのために作曲し、ホリデイが作詞を付けたそうですが、二人の共演での収録は残っていないそうです。
ホリデイの人生は壮絶で、孤独を感じることも多かったのではないかと思います。
哀愁漂う演奏は、ホリデイの人生の一部をあらわしているようです。
ジャッキー・マクリーンのサックスの音色が染みます。
相続セミナー・説明会情報
自主開催相続セミナー
「90分で学ぶ!家族を安心させる遺言書の極意セミナー ~幸せな相続の準備~」
開催日時:令和4年7月26日(火) AM10:00~11:30(90分)
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:限定8名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
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098-861-3953
受付時間:9:00~18:00(土・日・祝日OK)
※件名に「7/26相続セミナー参加希望」とご記載ください。
・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
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・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大、医療現場の状況や緊急事態宣言などの発令により中止とすることもあります。
ラジオ番組
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
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