終活に取り組む皆さんにお伝えしたい言葉。忘れないでほしいです。
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。
終活は前向きで積極的な活動
「終活」の言葉を聞くようになって久しく、毎日のように新聞、雑誌やTVなどでも目にします。
多くの方が「終活」に取り組まれています。
ウィキペディアには「終活」について、以下のような説明があります。
終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」の略。人間が自らの死を意識して、人生の最期を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉である。
(ウィキペディアより引用)
何となくわかりますね。
でも、僕は「なぜ、これだけ多くの方が終活に取り組んでいるのだろうか?」ということについては、その言葉の意味が解ってもなかなか腑に落ちませんでした。
そんな折、数年前のことですが、とあるコラボ・セミナーで、僕の前に「終活」についてお話をされた、公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会中城メモリアルパークの所長で終活カウンセラー上級の資格を持つ東恩納寛寿さんの言葉を聴いてモヤモヤしていた気持ちが晴れました。
終活とは人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をよりよく自分らしく生きる活動のこと
この言葉を聴いた時に、「ああ、そうか。いつでも人は前向きに積極的に楽しく充実した人生を送りたいと思っていて、終活に取り組む方も一緒なんだな」と思い至ったのです。
「終活」の言葉からは後ろ向きな印象を受ける方も多いようです。
僕も実際にそうでした。
しかし、東恩納さんの言葉を借りるなら「今をより良く自分らしく生きる」ための積極的な活動であることがわかります。
僕にご相談される方は、そろそろ自分の死後のことも考えないといけない、と考えご相談に来られます。
ただ、殆どのケースでは、後ろ向きな考え方ではなく、家族を想う前向きな姿勢が見られます。
そんな姿をみていると、僕も学ぶことが多いですね。
終活は家族で一緒に考える
ご家族で、終活、相続や遺言のことについて話題に上ると、ネガティブに考える人もいます。
ご本人が、ご家族に「そろそろ自分の仕事のこと考えて、相続や遺言の準備をしようと思うよ。」と話すと、ご家族は気を使い「なんで、まだ早いよ。まだまだ元気さ。そんなこと考えないでいいよ」「縁起でもないこと言わないで」など、ご本人を労わる、心配する言葉をかけてくれて、前に進まないこともあるようです。
また、ご家族が心配して「そろそろ、終活に取り組んでくれない?相続のことを考えて、遺言書も作成しないね。」などとご本人に伝えると「あんたたちはなんね。私に早く死んでもらいたいと考えているの?」「財産の行方がそんなに気になるの?」などと誤解を与え気まずいことになることもあるようです。
もちろん、話の切り出し方や言い方はあるかと思いますが、終活、相続や遺言のことは、とてもデリケートな話題ですから、気を付けなくてはなりませんね。
まずは、相手の気持ちをよく考えることです。
そして、一緒に考えたいという寄り添った気持ちで、接してもらいたいですね。
たとえば、遺言書の作成については、最終的にはご本人の意思が尊重されますが、ご家族の想いもいくばくかは考慮しなくてならないし、無視するわけにはいかないかもしれないですね。
ただ、あまりご家族の意見ばかり聴いていても遺言書は完成しませんので、ある程度の割り切りは重要です。
終活に取り組むときにはその意味を忘れないでください
なんにせよ、終活に取り組んでいる方に忘れてほしくないのは、なんで一生懸命に終活に取り組んでいるのか?といった意味を忘れてほしくないことです。
上記で紹介した、終活カウンセラー上級の東恩納さんの言葉を思い出してもらいたいですね。
終活とは人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をよりよく自分らしく生きる活動のこと
終活は前向きで積極的な活動です。
人生の最後の瞬間まで幸せでいられることに繋がるのではないでしょうか。
僕もそんな皆さんのお手伝いをしていきたいと考えていますし、僕自身も人生の最後の瞬間まで幸せでいたいと思っています。
今日のJAZZ
トランぺッター、マイルス・デイヴィスの《So What》をB.G.M.にブログを書いています。
確か、この演奏に参加していたドラマーのジミー・コブが何かのインタビューで「この演奏はベースなんだよ」といったようなことを語られていました。
ベーシストは、マイルスの最初のレギュラー・バンドのメンバー、ポール・チェンバース。
確かにベースの音色がとても印象的で、低音のベースに注目して聴いているだけでも心地よさを感じます。
もちろん、全てのメンバーの演奏が重なり合い、調和のある演奏をしているのだけど、ベースの音はいいな、と感じられます。
低音が十分に聴けるスピーカーで聴きたいですね。
相続セミナー・説明会情報
外部講師セミナー
延期となり開催日が変更となりました。
時間と会場に変更はありません。
R4/5/12(木)追記
開催日時:令和4年5月14日(土) 6月11日(土) AM10:00~12:00
開催場所:Good Work 首里(那覇市首里山川町2-37)
定員:6名
参加費:1,000円(税込)
主催・お申込み・お問合せ:
有限会社オービック
050-5372-4497
【6/11(土)】今から学ぶ終活と相続 ~幸せな相続の準備~ セミナー開催!
自主開催相続セミナー
「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~」
開催日時:令和4年5月28日(土) AM10:00~11:20(80分)
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:8名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
098-861-3953
お申込みフォーム
※件名に「5/28相続セミナー参加希望」とご記載ください。
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・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
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ラジオ番組
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
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