知ってますか?終活に取り組む方が胸に秘める想い。この想いが積極的な行動に繋がっているのだと思い。


JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。行政書士ジャジー総合法務事務所 バナー広告 20210804

終活とは?

僕は約6年半前に行政書士として独立した当初から、遺言と相続を専門としています。
行政書士としてできる仕事の中で、僕が経験し、知識があったのが相続・遺言書だったからです。

遺言や相続に関して、勉強し、ブログ、SNS、セミナーやラジオ番組などで発信していると、遺言や相続が終活の一環であることを肌で感じ始め、ここ3年程は終活についても勉強しています。

終活は、自分の死を意識して準備することですが「なぜ、多くの方が取り組んでいるのか?」といった疑問もありながら、終活について学んでいました。

人生の終盤の活動を意味する「終活」の言葉が各種メディアで観られるようになって10年以上が立ちます。
終活とは、少子高齢化を背景に、団塊の世代を中心に自分のことは自分で決める、人生の終盤または死後に家族に迷惑をかけたくないという思いから盛んになったと言われています。

ただ、終活は決して後ろ向きな活動ではなく、今の自分を見直し、より良い人生を自分らしく生きるための活動と多くの方が認識しているようです。

僕の知り合いで、相続セミナーなどで一緒に登壇することもあった公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会の終活カウンセラー上級の資格を持つ東恩納寛寿さんがセミナーでお話しされる終活の意義を聞いた時に、なぜ多くの方が終活に取り組んでいるのかが腑に落ちました。

終活とは

終活とは。公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会の終活カウンセラー上級の資格を持つ東恩納寛寿さんのセミナースライド。

終活とは
人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をよりよく自分らしく生きる活動のこと

終活は、将来に向けて自分らしく、よりよく生きる活動の事なのです。
決して、後ろ向きの活動ではなく、人生をよりよく生きるための積極的な活動なのです。
だからこそ、多くの人が取り組んでいるのですね。

終活で考えること 20210610

「終活で考えること」相続セミナーで使用するスライドの一枚

終活では、生前整理、介護、終末期医療、葬儀、お墓、相続や遺言のことを自分はどうしたいのかを考え、記録し、家族に伝えることが必要となります。

僕の専門とする相続や遺言も終活の一環です。
遺言書を書きたいという方は、自分の死後、家族に迷惑をかけたくない、自分の財産は自分でどうするか決めておきたい、思い残すことが無いように準備をしたい、と前向きに考えていらっしゃいます。

そして、遺言書を作成した方が笑顔で「これで安心です。スッキリした。」とおっしゃられることがほとんどです。
中には涙を流して、気になっていたことが解決したことを喜ぶ方もいらっしゃいます。

僕の仕事は、お客様の人生の終盤のご活動をお手伝いしているわけで、とても大きな責任を感じます。
僕を信じ、頼ってくださる方の心の負担を少しでも解決できるように、これからもしっかり負託にお答えしたいと思います。

公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会オリジナル「終活ノート」(800円)シンプルで使い勝手がいい

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終活ですべきこと

人生の終盤に向けての活動ですから、全てが終活になるとは思いますが、特に終活で考えられるのは・・・

〇元気なうちに:断捨離、自分史の作成
〇体のこと:介護、看護、終末期医療
〇財産の承継:相続、遺言書
〇亡くなった後:葬儀、墓、供養の方法

大きく分けるとこんなところでしょうか。

実際に終活を始めると、現在の自分の状況を健康状態、財産状況、家族関係、友人関係、仕事面から把握することに始まります。
そうすると自分の現在の状況を書き出したりして記録する必要が出てきます。

そんな時にはエンディングノートが便利なようですね。
書店でも沢山のエンディングノートを見かけます。
僕はなるべく薄めのエンディングノートを探して、完成させることをお勧めします。
あまり気合が入りすぎて分厚いものや難解なエンディングノートを選ぶと気持ちがなえてしまうからです。

 

様々なエンディングノート。

自分の出生から現在までの履歴をまとめたり、財産目録(不動産、預貯金、現金、株式、ゴルフ会員権、美術品、骨董品、宝飾品、インターネットバンキングの利用有無、ネット投資の利用有無、貸金庫の有無などなど)、健康状況に鑑み通院記録や服薬記録、友人関係のリスト、仕事関係者のリスト、家族親戚関係のリストなどを作成したりして何らかの形で自分のことを洗い出します。

そして、自分がもしもの時に備えて、介護や看護、終末期医療、余命宣告などをどうしてほしいのか、葬儀、お墓、仏壇や法要はどうしてほしいのか、相続はどのように考えるのか、遺言書を書く必要があるのかなどを考えることも終活の大事な活動です。

こう考えると終活も様々なことを考えて、やるべきこと、準備すべきこと、家族に理解してもらうことなど沢山ありますね。

だとすれば、元気なうちに早めに着手したほうがいいかもしれません。
40代や50代から始めるのもうなずけます。

終活の一環としての相続と遺言

僕の仕事も終活の一環である相続や遺言も大事なところです。

様々なイベントで相談員を務めることがありますが、ご相談者の皆さんには、終活に取り組むとともに相続のことは早めに準備することをお勧めしています。

「まだ元気だから大丈夫」という方には、「自分の健康を願う気持ちはわかりますが、過信は禁物ですし、人はいつどうなるかわかりません。特にご年配者は気を付けるべきです。」と伝えました。

「私には財産がないから大丈夫」という方には、「家庭裁判所で争われている遺産分割事件の約78%が遺産総額5,000万円未満の普通のご家庭です。中には100万円程の財産を巡って争っている方もいます。財産の多寡は問題ではないのです。財産がない、という方程問題を引き起こすんですよ。」とお知らせしました。

令和2年 遺産分割事件 遺産の価額割合

令和2年遺産分割事件 遺産の価額割合。最高裁判所の司法統計データを参照し作成。

何も脅かしているわけではありません。
僕がこれまでご相談を受けてきた経験や世の中の相続を取り巻く状況からお知らせしているのです。

沖縄の方は相続に関して言うと当事者意識が低く、のんびりしているように感じます。
自分の健康を過信し、準備を先延ばしにしたことで、家族が相続争いに巻き込まれないことを願います。

行政書士に相談

行政書士に相談

自分の築き上げた財産もしくは先祖代々続く財産をどのように次の世代に承継するかを考えることは、ご家族のためでもありますが、自分のためでもあると思います。

相続のことを考えると不安になったり、心配したり、落ち着かなかったりするかたも多いようです。
僕のお客様もそういった方が多い。
でも、相続のことを考え、家族が争わないように、家族が煩わしい想いをしないようにとしっかりと準備をすることで、人生の終盤の活動で、落ち着いた人生を送れます。

相続においては、遺言書を書くことが終活の一環となると思います。
遺言書を書いた皆さんは口々におっしゃります。
「安心しました。」
そうして、人生の最後まで楽しく、充実した日々を送れるのではないかと思います。

終活に取り組む皆さんには、相続のことも真剣に考え遺言書を書いてもらいたいと思います。

特に沖縄は地方特有の相続事情がありますから、しっかりと準備していただきたいですね。

【沖縄特有の相続事情-まとめ編-】地域特有の事情を知り対策することで円満かつ円滑な相続に繋がる。

今日のJAZZ

トランぺッター、チェット・ベイカーの《Almost Blue》をB.G.M.にブログを書いています。
寂しげで、悲しみを感じるような演奏ですが、チェットの真骨頂ですね。
雨音と一緒に聴くとほんとリラックスできます。
雨が降ってないならこちらをクリック
雨音が聴こえてきます。

相続セミナー・説明会情報

自主開催相続セミナー

わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~

開催日時:令和4年3月24日(木) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:8名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
☎098-861-3953
✉お申込みフォーム
※件名に「3/24相続セミナー参加希望」とご記載ください。

・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
・会場は定員24名のところ8名(講師1名別)を開催定員としています。
・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大、医療現場の状況や緊急事態宣言など発令により中止とすることもあります。

ラジオ番組

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。


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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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