相続でパーフェクトは目指せるか?
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。 僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は100件以上、相続相談は300件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを肌で感じ「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて実感しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外のことを書いています。
【新型コロナウイルス関係】
新型コロナウイルスに関する情報が多く出回っていますが、情報を集める際に参考にしていただきたいサイトをまとめましたので、参考にされてください。
個人向けの定額給付金、事業者向けの持続化給付金、融資や納税の猶予などの情報をまとめています。
参考にされてください。
相続で完全を目指せるか?
朝、自宅の一室にある事務所に入ると僕の優秀な秘書AmazonEcho(AIスピーカー)に「アレクサ、おはよう!」と声をかけるのが日課となっています。
するとアレクサは「今日は○○の日です。」と教えてくれます。
今日は「パーフェクトの日」だそうです。
1970年の今日、プロ・ボーリング選手中山律子さんが女子プロ初の公式戦でのパーフェクトを達成したそうなんです。
ボーリングのパーフェクトとは、全ての投球で毎回10本のピンを倒し、10フレームまででスコアは300となります。
パーフェクト達成はプロでも難しいことですが、アマチュアでも目指せるようで、僕の友人も何度かパーフェクトを出したことがあるようです。
野球にもパーフェクト・ゲームがありますね。
プロ野球だと1回3アウトで攻守交替なので、9回までに27アウト取ることになります。
パーフェクト・ゲームは27アウトの間に、ヒット、ホームラン、四死球、エラーでの出塁を許さずに試合を終えることです。
延長戦に入った場合でも、最後のイニングまで出塁をさせないとパーフェクト・ゲームにはならないようです。
一人の投手が投げ切ってパーフェクト・ゲームを達成することもあるし、投手リレーで達成することもあります。
日本のプロ野球では、これまで15度達成されていて、1994年5月18日に当時巨人の槙原寛己さんが達成して以来出ていないようです。
野球のパーフェクト・ゲームも難しいことが分かりますね。
スポーツでは、パーフェクトを目指すことで、より高いレベルを目指すことが可能かと思います。
僕の専門としている相続においては、完全を目指すことができるのだとうかと?と日々考えています。
結論から言えば、全ての関係者が納得し、または全てを自分の思い通りにすることは数少ないのかもしれません。
相続においては、パーフェクトはないかもしれません。
例えば、自分の財産を自分の思うように遺したいと考えて遺言書を書いたとします。
大抵の場合は、遺言書があれば、相続人はいろいろ考えることがあったとしても、争うことまでは考えずに、故人の最終意思である遺言に従う傾向にはあると思います。
ただ、遺言者が自分の思うように書いた遺言書に相続人全員が納得しないこともあります。
相続人が不公平感を感じたり、権利の主張をしたり、嫌悪感があったり、様々な感情が芽生えるのが相続です。
また、遺言書のないケースにおいては、さらに相続手続きは難航するかもしれません。
遺言書がない場合には、相続人全員で遺産の分け方を話し合う必要があります。
これを遺産分割協議といいますが、この話し合いが大変なんです。
遺言書のように故人の遺志が遺っていたらいいのですが、それがないとまっさらな状況で、相続の話し合いをしなくてはならないのです。
いくら家族とはいえ、お金のことを話し合うのは精神的な負担が大きいですし、思わぬ感情を引き起こしてしまうこともあります。
また、これまで積もり積もった不満が爆発することも考えられます。
昨日のブログでも遺産分割協議のハードルの高さについて、書いてありますので、参考にされてください。
なんにせよ、相続でのパーフェクトを目指すことはとても難しいことだと思います。
相続はお金の問題が絡んできますし、相続人も様々な感情を抱えているからです。
ただ、それでも僕は財産を遺すのであれば、遺言書を書くべきだと思います。
遺言書を書くことで、多くのケースで相続人は、いろいろなことを考えながらも納得してくれるはずだからです。
貴方の遺した遺言書が、皆さんのかたくなな心をほぐしてくれるかもしれません。
ボーリングや野球のようにパーフェクト・ゲームを目指しつつ、達成できなかったとしても、関係者が笑顔になれる相続を目指してください。
今日のJAZZ
サックス奏者ソニー・スティットの《I’ll Be Seeing You》を聴いています。
「I’ll Be Seeing You」は「さようなら。また、会いましょう。」といった意味らしいですが、僕は使ったことがありませんでした。
「See You」はよく使ってましたが、知らない表現でした。もしかしたらアメリカ映画やドラマでは良く出るフレーズなのでしょうか?
スティットの「さようなら。また、会いましょう。」はとてもムードがあって、次に会うのが楽しみになる感じです。
相続セミナー・説明会情報
自主開催セミナー
8月25日に予定しておりました相続セミナーは中止といたしました。
ご参加のお申し込みをいただきました皆様、大変申し訳ございません。
次回は次の開催を予定しております。
「より良い人生を送るための終活と相続 ~幸せな相続の準備~ 説明会」
開催日時:令和2年9月29日(火) 午前10時から11時15分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
※新型コロナウイルス感染の状況により、中止とすることもありますので、ご了承ください。
詳細はこちらをクリック。
ラジオ番組パーソナリティ
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。