【「夢をかなえるゾウ」から得たこと】期待するから夢破れる。期待ではなく行動です。


JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。 僕は沖縄県の県庁所在地である那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。 これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は100件以上、相続相談は300件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを肌で感じ「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて実感しています。 このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。

夢をかなえるゾウ

今日は専門の話ではなく、好きな本を紹介しますね。
緊急事態宣言が出たので、不要不急の外出を控えており、時間があります。
仕事も新規の案件は止まっていますしね・・・

こんな時こそ、重要だけど優先順位が低くてできなかったことをしようかと思い読書をしています。
ちょこちょこと隙間時間に読書することはありましたが、ガッツリと読める時間をあまりとっていなかった。

こんな時期なので、元気が出る本をと思って選んだのが「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著、飛島新社出版)です。

夢をかなえるゾウ 水野敬也 飛島新社

夢をかなえるゾウ 水野敬也著 飛島新社出版

10年位前に友人に「面白いよ」と勧められて読んでみたのですが、本を読んでここまで腹を抱えて笑ったのは初めてでした。
本当に面白かった。

物語は何をしても三日坊主で、自分の置かれた境遇に不満を持ちつつも「変わりたい」と思っている主人公のもとにある日、関西弁をしゃべるゾウの神様「ガネーシャ」がやってきて、成功するため、夢をかなえるためのチャレンジを後押しするなかでの主人公の成長とガネーシャとのやりとりが面白くかつ示唆にとんだ内容で書かれています。

確かTVドラマになってガネーシャを古田新太さんが演じていました。

成功するためには習慣を変え、マインドを変え、実践することの大切さをガネーシャは説き主人公は疑問を持ちながらも自分は「変われる」と信じ実践していきます。

僕が印象に残っているのが、ガネーシャの「期待は感情の借金だからな」(P248)というところです。
ガネーシャは、人は自分を変えようとしたときに、何かに取り組み始めたらやる気をなくしてしまうケースについて、次のように語ります。
「まだ何も苦労してへんのに、成功するかもしれんていう『高揚感』を前借して気持ちようなってるんや。でもそのうちに、そんな簡単に成功でけへんいう現実にぶち当たる。そんとき『先に気分よくなってたんやから、その分返してもらいましょ』て返済をせまられて、ヘコむことになるわな。これを繰り返すことで、どんどんやる気がのうなってく。」(P248)

基本的に、人は自分は変わりたい!と思ったら変われると思います。
そりゃそうですよね。
そのために何かに取り組むというのは、自分に変化を求めていて多くの場合は、いい方向に変わりたい、成長したい、成功したい、夢をかなえたいと思っているのでしょうから。
しかし、多くのケースでくじけてしまうことがある。
ガネーシャに言わせれば、それは、自分に期待しすぎているからなのかもしれません。

自分のことを信じ、変われると思って努力することはとても大切なことだと思います。
でも、あまりに期待を持つことで人は壁に当たり、くじけてしまうのかもしれない。

だとすれば、何かに取り組んで変わろうとしているのであれば、失敗することもあるだろうし、うまくいかないこともある。
思い通りにならない可能性だってあるし、考え方が間違っているかもしれないから、いつでも方向転換したり、取り組みの方法を変える工夫ができるような柔軟な気持ちを持っておくことは大切かもしれません。
もちろん、言い訳するということではないです。

ガネーシャは自分に期待して、うまくいかないことを繰り返し、人は夢を失うといいます。
「期待している限り現実を変えることはできない」とも言っているのです。

そして、ガネーシャはこうも言っています。
「もし、自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。そん時だけやで。」(P254)。

僕もそう思い、この10年位はマインドセットができたかなと思っている。
とにかく行動して、結果を体験することでしか、人は変われないのだと思います。

新型コロナウイルスへの向き合い方

「もし、自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。そん時だけやで。」

この言葉は、今の新型コロナウイルス感染拡大に取り組む世界中の人にも言えることかもしれません。
多くの人が新型コロナウイルスが終息することに期待しているし、祈っていると思います。

日本でも緊急事態宣言が全国を対象に出ていますし、海外では外出禁止などさらに強い措置が続いています。
今は、誰かが何かをしてくれるから新型コロナウイルスの感染拡大が終息するのではなく、一人一人の行動にかかっているのだと思います。

3密(密閉、密集、密接)を避け、不要不急の行動を控えるということです。
自分の住んでいる都道府県以外への観光旅行・出張、飲み会、会食、パチンコなどは控えるべきですね。

今は我慢する時です。
新型コロナウイルスと戦う医療従事者の皆さんには感謝し、応援します。
また、生活品や食料品を販売する小売業の皆さんにも頭が下がります。
本当にありがとうございます。

新型コロナウイルスで生活が一変し、苦しい状況に置かれている皆さんも沢山いる。
この窮地を乗り越えるには、まずはコロナウイルスの収束、望むべきは終息です。

頑張るしかないですね。

ガネーシャの教えで主人公は自分の現実を変えるためのに何をすればいいか知ります。
「はい。知ることではなく、行動して、経験することによってです。」

今日のJAZZ

世界がうめいています。うめき声をあげている。
先の見えない不安、不便、焦り、怒りが渦巻き、皆がうめき声をあげている。
前を見て明るく今を生きようとする人も沢山いますが、多くの人が苦しみ、もがいているように思います。
ドラマー、アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズの《Moanin’》は「うめき声」との意味がある。
黒人の悲哀を表現した演奏です。
今、世界がうめき、嘆いています。
でも、必ず今の状況はいい方向に向かうはずです。
皆が努力しているのですから。

相続セミナー・説明会情報

自主開催セミナー

より良い人生を送るための終活と相続 ~幸せな相続の準備~ 説明会

開催年月日:令和2年4月28日(火)
新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止としました。(4月7日午後2時39分決定)
次回は5月25日(月)の午前中を予定しています。改めて告知いたします。

詳細はこちらをクリックしてください。

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。


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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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