エンディング・ノートと遺言書の大きな違いとは?


JAZZ好きの行政書士城間恒浩です。
僕は沖縄県の県庁所在地である那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成のお手伝いをさせていただき、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は100件以上、相続相談は300件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを肌で感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて実感しています。
このブログでは、相続や遺言の話を中心に、僕の経験や学んだことに僕なりの考えを加えてご紹介させてもらったりしています。

今朝は毎月第1&第3水曜日の午後9時から放送のラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6Mhz)の収録でした。
ご機嫌なジャズと相続のお話をさせてもらっています。
放送は明日(3月5日)午後9時からです!お楽しみに。

ラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6Mhz)の収録 20200303

ラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6Mhz)の収録

終活とは

昨今は、終活に取り組む方が増加しています。
終活とは「人生の終盤の活動」と言われますが、なぜ、これだけ多くの人が終活に取り組んでいるのだろうか?と考えた時の腑に落ちる答えがこれです。

終活とは

終活とは

 

終活とは
人生の終焉を考えることを通じて、自分をみつめ、今をよりよく自分らしく生きる活動のこと

公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会の上級カウンセラー資格を持つ中城メモリアルパーク所長の東恩納寛寿さんが以前にセミナーで終活について分かりやすく説明してくださいました。

僕はこの解説を知った時に、だから多くのご高齢者の方が終活に取り組んでいるのだなと腑に落ちたのです。

終活とはご高齢者の皆さんが自分のことは自分で決めて、家族に迷惑をかけずに、人生を積極的に前向きに生きる活動で、決して後ろ向きな活動ではないということなんですね。

ただ、如何せん「終」という文字が入っているので、多くの人がネガティブなイメージを持つのも事実のようです。
なかなか家族の間で、終活について話題にできないのは、そういった理由もあるのかもしれないですね。
ただ、定着している言葉ですので、その意味をしっかり理解して、取り組んでいけば前向きな活動のことであることには変わらないと思います。

終活では、生前整理をし、介護や終末期医療について自分の希望を考え、葬儀やご供養の方法を検討し、相続について考えて必要に応じ遺言書を書くなどの活動があります。
この先の自分の人生を考えて取り組むこと全てが終活なんですね。

終活で考えること

終活で考えること

遺言書とエンディング・ノートの違い

終活に取り組む上で、情報を整理するのに役立つのが「エンディング・ノート」です。
本屋さんに行くと名称は違いますが、多くのエンディング・ノートが売られています。

様々なエンディング・ノート。

様々なエンディング・ノート。

 

エンディング・ノートには基本情報(生年月日、性別、家族関係)、自分の簡単な出生からの生い立ち、財産(不動産、預貯金、株式、動産など)、貸金庫の有無、加入している保険、ネット・バンキング、ネット・トレード、利用しているSNS、ネット上のIDやパスワード、介護をどうしたいのか、終末期医療の希望、葬儀の方法、ご供養の方法、遺言書の有無、親しい友人のリストなどをまとめるものです。

一方で、遺言書は自分の財産を誰に、どのくらいの割合で分与したいのか、ということを中心に書き遺します。

遺言書とエンディング・ノートの最大の違いは「法的拘束力」です。

遺言書には、法的拘束力があります。
エンディング・ノートには法的拘束力はありません。

ですから二つは違うものなのです。
両方を混同して考えている方もいるようですので、お気を付けください。

僕は終活に取り組む方はエンディング・ノートで情報を整理し、遺言書を書くとスムーズだと思っています。
両方の特徴を知って、うまく活用してください。

遺言書とエンディング・ノートの違い

遺言書とエンディング・ノートの違い

今日のJAZZ

明日のラジオ番組の3曲目に選曲したのがヴォーカリスト、ペギー・リーの《Days of Wine and Roses》(酒とバラの日々)です。
元々は1962年の映画の主題歌だったのですが、ジャズのスタンダードとなります。
映画自体はアルコールに溺れるカップルの話でシリアスな内容のようで、この歌も寂しさが漂ってきます。

相続セミナー・説明会情報

自主開催セミナー

より良い人生を送るための終活と相続 ~幸せな相続の準備~ 説明会

【開催概要】
◇開催年月日:令和2年3月26日(木)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください
※新型コロナウイルスの感染対策に応じ中止とする場合があります

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「3/26セミナー参加申込」と入力お願いします。
本文にはご参加者人数、お名前と連絡先(電話番号)のご記載をお願いします。

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

詳細はここをクリックしてください。

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!


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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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