200件以上の相続相談を受ける中で分かってきた沖縄特有の相続事情。

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那覇青色申告会青年部役員会後の懇親会。まだ静かに飲んでいる時(笑)

昨晩は個人事業主の確定申告のお手伝いをする団体「一般社団法人那覇青色申告会」の青年部(50歳以下の会員)の役員会と懇親会があり、出かけてきました。
僕も青年部の事務局長をしており、次期も役員としてかかわることになりそうです。
様々な業種の個人事業主が集まっています。
昨晩もファイナンシャル・プランナー、保険代理店、Webデザイナー、Tシャツデザイン・プリント、車の整備工場、古着屋、眉毛サロン、ヨガインストラクター、ライター、税理士や行政書士など様々な職種の方が集まり、役員会と懇親会と話は尽きませんでした。
こういった会の良さはジャンルを超えた人々が、意見交換し、ビジネスのヒントを得て、またビジネスが生まれるところにあるかもしれないですね。
特に那覇青色申告会青年部は年齢が近いので、楽しくやってます。
昨日も楽しい時間でした。
しかし、飲みすぎた(笑)
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

沖縄特有の相続事情

この仕事を始めて多くのご相談を承ってきました。
本格的に仕事を始めて3年3か月ほどですが、200件以上の相続・遺言書相談を承っています。
遺言書や遺産分割協議書の作成などのお手伝いも多数ご依頼を頂いておりますが、難しい問題も多々あります。

そんなご相談やお仕事をご依頼いただく中で、全国的にも相続問題が解決しない原因は同じようなものですが、沖縄特有の事情もあるかなと思っています。

僕がご相談を受けてきた中で、感じた沖縄特有の事情は以下の4点です。

1.祭祀主宰者(トートーメー、お墓)

沖縄では先祖崇拝の習慣が強く残っています。
お墓や仏壇を守る人は誰なのか、ということはその家ではとても重要なことなのです。
ただ、昨今では核家族化、家の事情、家族が県外または海外に散らばるなどして、正統な祭祀主宰者がお墓やお仏壇を承継することができない状況にあります。
お墓や仏壇を引き継ぐ人が全ての財産を引き継ぐような風習もあったなかで、そういったこともできなくなり、祭祀主宰者やそのほかの財産の相続を巡って話合いがまとまらなかったり争いになったりしていることも事実です。
沖縄のお墓も無縁墓が増えていたり、長い事誰も訪れていないようなお墓も多いのは、祭祀主宰者の問題とも無関係ではないでしょう。

2.問題先送り(てーげー、なんくるないさ)

相続問題は案外面倒なものです。
手続きも話合いも、気の重いものです。
沖縄の人は面倒なものやストレスのかかることから逃避する傾向にあるように思います。
僕は決して、それが悪い事ではないとは思っています。
嫌なことを真正面から受けて精神的に参るよりも、うまく避けたほうがいいから。
しかし、相続においては当事者が避けてばかりいると、次の世代の負債となる可能性もあります。
子や孫たちに面倒をかけないように自分たちの代で解決を図ってほしいものです。
その時に専門家に相談するのも一つの手だと思います。

3.子供・兄弟・親戚が多い

子供、兄弟や親戚が多いというのは、家族や親戚同士で助け合えることや賑やかで楽しい家族形成ができることからとてもいい事だと僕は個人的には思います。
しかし、相続においては、個々人の事情が色濃く反映されます。
人数が多くなればなるほど、様々な事情が絡み合ってきます。
ですから、子供が多い、兄弟が多いなどの推定相続人が多い場合には、しっかり相続の準備をするほうが好ましいのです。
現在、僕がご相談を承っている案件では、相続人が13名ですが、なかなか話し合いが進みません。
過去にご相談を承った案件で、一番多かった相続人の数は67名です。
相続人に相続が始まる数次相続もあり、どんどん話し合うべき人が増えていくのです。

4.主な相続財産が居住用不動産

相続財産は不動産、現金、預貯金、有価証券、美術品、骨董品など様々な財産がありますが、沖縄の相続財産は「不動産」が大きな割合を占めており、主たる財産が居住用不動産といい事があります。
遺産が現金や預貯金が少なく不動産がほとんどを占めていると遺産分割が難しい状況にあります。
ましてやその不動産が居住用の不動産だと相続の話合いが上手くいかなければ遺された家族の住むところの問題も出てきますので、要注意です。
また、相続税の支払いは原則現金です。
もし、相続税が課税される時に主たる財産が不動産だと支払いに困ることもあるかもしれないですね。
事前の対策が必要です。

ある夏の宮古島の海

沖縄特有の相続事情への対策

沖縄特有の相続事情も本質は同じです。
すべて、相続の準備がされていないから起こってしまう。
自分の財産状況を把握し、推定相続人を把握し、財産の分与方法を検討し、遺言書を書くことで、多くの相続問題または争いは予防できると思います。
しっかり、準備して対応し、円満かつ円滑な、皆が幸せになれる相続の準備をしてもらいたいですね。

沖縄特有の相続事情や幸せな相続を実現するためのヒントが得られるセミナー争わなくてすむ相続を遺言書で実現する ~幸せな相続の準備~ 説明会」を5月29日(水)に開催する予定ですのです。

今日のJAZZ

Youtubeのお勧めを聴くことも多い。
そのほうが偏らずに済むかなと思っている。
その代わり1950年代から60年代位で、名前は聞いたことのあるミュージシャンのアルバムや演奏をチョイスする。
ジャズ初心者にとっては、こんな聴き方もいいんじゃないかな。
今日はトランペッター、フレディ・ハバードのアルバム『Ready for Freddie』が目についたので、聴いてみる。
トロンボーン、サックス、ピアノ、ベースやドラムスの入るセクステットはとても聴きやすい。
いかにもストレートアヘッドなジャズな感じでいい。
いいジャズに会えました。

【相続セミナー・説明会情報】

争わなくてすむ相続を遺言書で実現する ~幸せな相続の準備~ 説明会」

【開催概要】
◇開催年月日:令和元年5月29日(水)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「5/29セミナー参加申込」と入力お願いします

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

詳細はここをクリック

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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