【伝説のメンバーのジャズ6選】マイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』に参加したメンバーを偲ぶ。
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。 僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は100件以上、相続相談は300件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを肌で感じ「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて実感しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外のことを書いています。
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ジャズの名盤『Kind of Blue』に参加したジャズメン
先週、SNSを観ていたらジャズ・ミュージシャンの訃報が目に飛び込んできました。
ドラマーのジミー・コブさんが肺がんのため91歳でニューヨークで亡くなったとのことです。
ジミー・コブさんの奥様がSNSで伝えていたそうです。
https://twitter.com/jazzyshiroma/status/1265281151511347200
僕もTwitterで記事をシェアしましが、その記事のタイトルにもあるようにジミー・コブさんは「伝説のジャズ・ドラマー」となったんですね。
ジミー・コブさんと言えば、ジャズの帝王と言われたマイルス・デイヴィスの不朽の名作アルバム『Kind of Blue』に参加したことで知られています。
ただ、アルバムのクレジットには「James Cobb」(ジェームス・コブ)となっています。
何故でしょうか?調べたけどわかりませんでした。知ってる方がいたら教えてください。
『Kind of Blue』は1959年にコロムビア・レコードから発売されたモード・ジャズと呼ばれる先駆けのアルバムで、60年以上たった今も売れ続けており、世界でのセールス枚数は1,000万枚とも4,000万枚ともいわれています。
詳しいことは解説できませんが、ビ・バップやハード・バップ期においてはコード進行によるソロ演奏が主体となっていたが、コード進行による限界も出てきたことから、マイルスはコード進行に留まらずメロディ進行を導入し、生み出したのがモード・ジャズであるとされています。
『Kind of Blue』を聴くと分かるのですが、いわゆる「ジャズ」と言われる音楽であることがはっきりわかる、とても心地のいい演奏が収録されています。
参加したメンバーは、マイルス、亡くなったジミー・コブ、キャノンボール・アダレイ(アルト・サックス)、ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)、ポール・チェンバース(ベース)、ビル・エヴァンス(ピアノ)と一曲だけ演奏したウィントン・ケリー(ピアノ)の7名です。
今回、ジミー・コブで全てのメンバーが亡くなったことになります。
まさに、伝説のアルバムを作った伝説のメンバーが全て亡くなったことになります。
マイルスは1991年に65歳、ジミー・コブは91歳で亡くなりましたが、長生きした方かもしれません。
他のメンバーは若くして亡くなっています。
キャノンボール・アダレイは46歳、ジョン・コルトレーンは40歳、ポール・チェンバースは33歳、ビル・エヴァンスは51歳、ウィントン・ケリーは39歳です。
ジャズメンは短命なイメージがありますね。
エヴァンスやウィントン・ケリーは薬物が影響していたようですし、マイルスも若いころの薬物がなければもっと長く生きたかもしれないですね。
ちなみに、マイルスの誕生日は1926年5月26日で、生きていたら先週の26日に94歳になっていたんですね。
生きてたらどんな音楽をやってたのでしょうか・・・
寿命にたらればはありませんが、そんな風に思います。
https://twitter.com/jazzyshiroma/status/1265285530712825857
ということで、月曜日恒例の過去6日間にブログで紹介したジャズのまとめ記事です。
エヴァンスを紹介した後にジミー・コブの訃報がありましたので『Kind of Blue』に参加していたメンバーの演奏を紹介していました。
振り返ってみてもいい選曲してます。
ちなみにミュージシャンの名前の後の《》内は曲名、『』内はアルバム名です
ビル・エヴァンス《My Foolish Heart》
落ち着いた曲が聴きたいと思いチョイスしたのが、ピアニスト、ビル・エヴァンスの《My Foolish Heart》です。
この曲はジャズを聴き始めてすぐに購入したアルバムに収録されていて、何度も聴いていた。
でも、当時はミュージシャンや曲名を覚える気もなく、いい曲だなと思いながらも聴き流していた。
ジャズを勉強しようと思い立ち、手当たり次第にアルバムを聴いていたらエヴァンスの代表的なアルバム『Waltz For Debby』の一曲目に収録されていて、この曲の正体が分かったのです。
落ち着きのあるゆったりとした美しい演奏です。
ジャズの初心者にも強くお勧めする一曲です。
マイルス・デイヴィス《So What》
昨日(5/26)、SNSを観ていたらジャズメンの訃報が届きました。
ドラマーのジミー・コブです。
肺がんで91年の人生を閉じたそうです。
ジャズメンにしては長生きですよね。
ジャズメンは早くに亡くなる方が多いから。
ジミー・コブはトランぺッター、マイルス・デイヴィスのアルバム『Kind of Blue』に参加したことで知られています。
ジミー・コブは『Kind of Blue』に参加した最後の生き残りでした。
今日(5/27)はアルバム『Kind of Blue』の一曲目《So What》を紹介します。
ジミー・コブのインタービューも見られる動画です。
キャノンボール・アダレイ《Autumn Leaves》
サックス奏者キャノンボール・アダレイの《Autumn Leaves》を聴いています。
キャノンボール・アダレイがブルーノート・レコードから出したアルバム『Somethin’ Else』に収録されています。
ただこのアルバムにはエピソードがあり、トランぺッター、マイルス・デイヴィスがブルーノート・レコードの創業者アルフレッド・ライオンに恩義を感じていて制作したアルバムでしたが、契約の関係でマイルスのリーダー作としては発売できないことからキャノンボール・アダレイをリーダーとして制作したそうです。
しかし、マイルスは「あれ(『Somethin’ Else』)は、キャノンボールの作品だ。」と律儀に語っていたそうです。
マイルスのアルフレッド・ライオンへの恩義とキャノンボールへの感謝の気持ちがわかるエピソードです。
僕もマイルスの想いを尊重し、キャノンボール・アダレイの作品として紹介させていただきます。
ジョン・コルトレーン《You Don’t Know What Love Is》
サックス奏者ジョン・コルトレーンの《You Don’t Know What Love Is》を聴いています。
バラードです。
ジャズメンにとってはバラードは難しい演奏の一つのようですね。
ただ、ゆっくり演奏すればいだけではなく、情感、その歌心がもろに出てくるからかもしれません。
コルトレーンはスピーディーで沢山の音を吹き出す演奏のイメージがありますが、バラードも痺れます。
ポール・チェンバース《I Heard That》
事務所でベーシスト、ポール・チェンバースの《I Heard That》を聴きながらブログを書いてます。
トランぺッター、フレディ・ハバードの長いソロがいいですね。
他のメンバーはトランぺッター、マイルス・デイヴィスが不朽のアルバム『Kind of Blue』を収録した時のメンバー(キャノンボール・アダレイ、ウィントン・ケリー、ジミー・コブ)がそろっていて、素晴らしいアンサンブルを繰り広げています。
マイルス・デイヴィス《Freddie Freeloader》
トランぺッター、マイルス・デイヴィスの代表作『Kind of Blue』から《Freddie Freeloader》を聴いています。
『Kind of Blue』の制作の際にはマイルスはピアニスト、ビル・エヴァンスの参加を強く希望してさ加わっていますが《Freddie Freeloader》については、当時のマイルスのレギュラー・バンドのピアニスト、ウィントン・ケリーが弾いています。
ケリーの弾き方の方がこの曲には合っているとマイルスが判断したんでしょうね。
裏話では『Kind of Blue』の収録場所に現れたケリーは、その場にエヴァンスがいたことにとてもうろたえていたそうです。
マイルスはケリーに何も話していなくて、ケリーは「自分は参加できないのだろうか?クビなのか?」と思ったようなんですね。
マイルスは酷いですね(笑)
しかし、マイルスの飽くなき探求心のわかるエピソードです。
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