沖縄の人には知っててもらいたい沖縄特有の相続事情。
こんにちは。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
相続はお金と人間関係にまつわることなので解決が難しい
いろいろ悩み事あるのは生きていく上で避けられないことだとは思います。
そんなこともあってか、世の中では、悩みを解決するための書籍、ネット情報や占いなどが多数あります。
悩みを解決したい人が巷にあふれているのは間違いないのかなと思っています。
僕も色々なことで悩まされることはありますが、その流し方も少しずつ身に着けているようで、昔ほど深刻には考えなくなりましたね。
考えすぎても解決はしないですからね。
相続も同じです。
相続は夫々の事情があって難しいものですが、この仕事に携わってみて沖縄特有の事情も多々あるのだなと感じています。
人それぞれが様々な事情を抱えています。
相続においては、特にお金とこれまでの人間関係の問題が顕在化するものです。
相続は、まさしくお金と人にまつわる問題がトラブルとなるのです。
お金の問題としては、人は生きていく上で、お金が必要な場面は多々あり、相続における遺産も目当てとしていることがあります。
または、予想だにしなかった財産が転がり込んできそうになると、お金に目がくらんでしまうこともあるでしょう。
当初は相続を穏便に済ませようと思っていたことが、相続人やその家族が色々な主張をしてまとまることも間たまらなくなることは多々あります。
僕もこれまでご相談を受けた案件では・・・
「まさかこの人がこんなことを言い出すとは思わなかった。」
「兄弟姉妹の間では話がまとまりかけていたのに、家族にそそのかされて豹変した。」
「関係者が多すぎて、いろんな意見が出て話し合いができない。」
など、困った状況が起きるのは少なくありません。
ですから、世の中放置されている相続案件が多いのですね。
使いようのない財産は放置されているだけならいいのですが、故人が一生懸命築いた遺産が有効活用されずに残念な状況にあるのを見ると、少し寂しくなりますね。
沖縄特有の相続事情
沖縄でも相続問題が解決しない原因は同じようなものですが、沖縄特有の事情もあるかなと思っています。
僕がご相談を受けてきた中で、感じた沖縄特有の事情は以下の4点。
1.祭祀主宰者(トートーメー、お墓)
沖縄では先祖崇拝の習慣が強く残っています。
お墓や仏壇を守る人は誰なのか、ということはその家ではとても重要なことなのです。
ただ、昨今では核家族化、家の事情、家族が県外または海外に散らばるなどして、正統な祭祀主宰者がお墓やお仏壇を承継することができない状況にあります。
お墓や仏壇を引き継ぐ人が全ての財産を引き継ぐような風習もあったなかで、そういったこともできなくなり、祭祀主宰者やそのほかの財産の相続を巡って話合いがまとまらなかったり争いになったりしていることも事実です。
沖縄のお墓も無縁墓が増えていたり、長い事誰も訪れていないようなお墓も多いのは、祭祀主宰者の問題とも無関係ではないでしょう。
2.問題先送り(てーげー、なんくるないさ)
相続問題は案外面倒なものです。
手続きも話合いも、気の重いものです。
沖縄の人は面倒なものやストレスのかかることから逃避する傾向にあるように思います。
僕は決して、それが悪い事ではないとは思っています。
嫌なことを真正面から受けて精神的に参るよりも、うまく避けたほうがいいから。
しかし、相続においては当事者が避けてばかりいると、次の世代の負債となる可能性もあります。
子や孫たちに面倒をかけないように自分たちの代で解決を図ってほしいものです。
その時に専門家に相談するのも一つの手だと思います。
3.子供・兄弟・親戚が多い
子供、兄弟や親戚が多いというのは、家族や親戚同士で助け合えることや賑やかで楽しい家族形成ができることからとてもいい事だと僕は個人的には思います。
しかし、相続においては、個々人の事情が色濃く反映されます。
人数が多くなればなるほど、様々な事情が絡み合ってきます。
ですから、子供が多い、兄弟が多いなどの推定相続人が多い場合には、しっかり相続の準備をするほうが好ましいのです。
現在、僕がご相談を承っている案件では、相続人が13名ですが、なかなか話し合いが進みません。
過去にご相談を承った案件で、一番多かった相続人の数は67名です。
相続人に相続が始まる数次相続もあり、どんどん話し合うべき人が増えていくのです。
4.主な相続財産が居住用不動産
相続財産は不動産、現金、預貯金、有価証券、美術品、骨董品など様々な財産がありますが、沖縄の相続財産は「不動産」が大きな割合を占めており、主たる財産が居住用不動産といい事があります。
遺産が現金や預貯金が少なく不動産がほとんどを占めていると遺産分割が難しい状況にあります。
ましてやその不動産が居住用の不動産だと相続の話合いが上手くいかなければ遺された家族の住むところの問題も出てきますので、要注意です。
また、相続税の支払いは原則現金です。
もし、相続税が課税される時に主たる財産が不動産だと支払いに困ることもあるかもしれないですね。
事前の対策が必要です。
事前に家族と話し合いと遺言書が必要
沖縄特有の様々な事情があることをご理解いただけましたでしょうか?
これは一部かもしれませんが、僕がご相談や経験した中で、とても難しい問題をはらんでいるなと感じたことです。
相続は、考えている以上に難しい事や想定外の事が起きる可能性があります。
できれば、事前に家族と話し合いをして、その結論を遺言書に反映させるなどしてもらいたいと思うのです。
家族との話し合いと遺言書の作成は必要不可欠です。
今日のJAZZ
お正月の2日にTVを観ていたら「JAZZ from New York」という番組がやっていまして、ピアニストのマッコイ・タイナーのニューヨークの老舗ジャズクラブ「ブルー・ノート」でのライブの様子が放送されてました。
80歳近くになるタイナーは現役でピアノを奏でていますが、彼の信頼置ける仲間とのセッションはとても楽しそうでした。
その番組で演奏していた一曲が《I Should Care》。
綺麗な曲ですが、時折力強く奏でるところもあって聴きごたえがあります。
【相続セミナー・説明会情報】 詳細はここをクリック
「沖縄特有の相続のことが105分でわかる ~幸せな相続の準備~ 説明会」
【開催概要】
開催年月日: 平成30年1月30日(火)
時間:午前10:00 ~ 11:45 定員:先着12名
参加費:2,000円(税込)/名 ※当日、会場にてお支払いください
【申込方法】
◇電 話 098-861-3953
◇FAX 098-862-8641
◇メール お問合せフォーム
※題名に「1/30セミナー参加申込」と入力お願いします
お名前と参加人数をお伝えください。
座席を確保して、当日、お待ちしております。
【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」 3階 小会議室
那覇市松尾1-6-1 駐車場有(セミナー参加者無料)
【ジャジーのJAZZツアー開催中】
僕の通うJAZZクラブ「Parker’s Mood Jazz Club」 に行ってみたい人はお気軽にお電話ください。最高にカッコいい、至福の時間をご案内します。
ジャジーのJAZZツアーの詳細はこちら。
【ラジオ番組パーソナリティ】
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00から21:50
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市まであたりまで聴けるかな。
カーラジオなら北は読谷村、沖縄市まで、南は豊見城市、与那原町まで聴けるはず。
全国的にはスマホのアプリでも聴けますよ。
AndroidのアプリはGoogle Playで「FMレキオ」をダウンロード。
iPhoneのアプリはApp Storeで「Tunein Radio」をダウンロード。
僕がラジオパーソナリティをしている理由はこちら。
大好きなJAZZや遺言・相続のことを中心におしゃべりしてます。
聴きたいJAZZがあったらリクエストください!
遺言・相続に関する疑問がありましたらお気軽にご質問ください!
【連絡先】
〒900-0014 沖縄県那覇市松尾1丁目15番7号 2階
携帯電話 080-1087-7965
電 話 098-861-3953
FAX 098-862-8641
メール お問合せフォーム