知ってますか?故人の遺した財産で遺産分割協議がうまくいかずに、相続問題や争いが起きている現実。

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JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。

行政書士ジャジー総合法務事務所 バナー広告 20210804

昨日はラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6Mhz)の収録をお聴きいただきました皆様、ありがとうございました。
オープニングのサックス奏者ソニー・ロリンズの《St.Thomas》に始まり、トランぺッター、ルイ・アームストロングの《On The Sunny Side of The Street》、ピアニスト、ビル・エヴァンスの《Alice in Wonderland》(不思議の国のアリス)とトランぺッター銘苅盛通さんの《てぃさんぐぬ花》を選曲しました。
少しのお時間でもジャズで癒され、僕の専門のお話がお役に立ったのであれば、幸いです。
次回の放送は、2月16日(水)21時からです。
お楽しみに!

ラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6Mhz)の収録 20220131

おもろまちアップルタウン2階のFMレキオのスタジオにて。

遺産分割協議の難しさ

遺産分割協議書が数枚にわたるときには製本テープなどで製本して契印も必要になります

誰かが亡くなるとほどなくして、ご遺族の皆さんが気になるのが相続の事でしょう。
故人(被相続人)に遺産はあったのだろうか?または、この不動産や預貯金は遺族(相続人)のうちだれが相続するのだろうかと考えることでしょう。

中には被相続人の初七日も終わらないうちに相続の話ばかりして、本当に被相続人の死を悼みお見送りをしているのだろうか?と疑問に思うケースもありますが、人には欲もありますから致し方ありません。

時間の経過とともに相続のことを考えなくてはならないのは確かです。
もしも、マイナスの財産が多ければ3か月以内に相続放棄をしなくてはなりませんし、相続税が課税されるケースであれば、10カ月以内に現金を用意しなければなりません。

人が亡くなると様々な手続きがありますが、相続もその一つです。

遺言書があれば、遺言の種類(自筆証書遺言、秘密証書遺言)によっては開封や検認の手続きを家庭裁判所へ申し立てることになります。
公正証書遺言はそのまま執行が可能です。

一方で遺言書がない場合にはどうするか?
相続人全員で遺産分割協議をすることになります。

遺産分割は相続人全員で、遺産の分割方法を話し合いますので、困難を極めることもあります。
もちろん、相続人が少人数で、皆さん建設的な意見をもって協議ができるのであれば、そう難しいものではないかもしれません。

しかし、遺産分割協議は相続人全員で話し合いをしなくてはならないので、かなり大変です。
もしも、相続人の中に未成年者、認知症、音信不通、行方不明、海外在住者がいても皆と遺産分割の話し合いをしなくてはなりません。

ただし、全員が一か所に集まって顔を合わせて話し合う必要はありません。
電話などでも皆の合意が得られるのであれば、問題ないでしょう。
最終的には、遺産分割の協議結果を書面(遺産分割協議書)にまとめ、全員が署名・捺印すればいいのです。

ちなみに、遺産分割協議書への署名は法的要件ではないので、記名(パソコンで印字)することでもたりますが、後々のことを考えると相続人全員が遺産分割協議に納得したことを明らかにするためにも署名と捺印があったほうがいいでしょう。
捺印する印は、基本的に市区町村に登録している実印です。

話を戻しますと、相続人全員で話し合う遺産分割協議は難しいのは、全員と話ができ、意思表示ができるじょうきょうにあるのか、というのが第一のハードルです。
そして、二つ目のハードルは相続人全員が納得できるか?ということです。

遺産分割協議

相続人はそれぞれ様々な事情や思いを抱えていると思います。
経済的に苦しい相続人は遺産を当てにすることもあるかもしれませんし、権利意識の高まる昨今では特定の相続人が多くの財産を相続することを認めない人もいるでしょう。

僕が過去に相談を受けたケースでは、相続人の中に反社会勢力(暴力団員)がいて、いつも攻撃的でお金のことばかり言ってきて、この人とは話ができないといったご相談もありましたが、相手が反社会勢力であろうとも遺産分割協議から除外はできません。

また、相続は世の中の争いの2大要素であるお金と人間関係が絡むものです。
家族間でも過去の感情の積み重ねが表面化してしまうのが相続でもあります。
仲が良かった家族が、相続で争うというのは何も珍しいことではないのです。
お金と感情が絡む相続が問題となり争いになる事も想像できるのではないでしょうか。

相続争いの原因 沖縄の相続事情

遺言書が相続問題や争いの予防策

ですから、遺産の分割を遺族(相続人)に任せるのは大きな問題または争いの種を植え付けてしまう可能性があるのです。

実際に遺産分割をめぐり法廷闘争を行うご家族も少なくありません。
そうなったら、家族のきずなはボロボロですね

琉球新報(H31年2月4日) 遺産分割調停急増の記事

琉球新報(H31年2月4日) 遺産分割調停急増の記事。

法務省の統計によると家庭裁判所に持ち込まれる遺産分割事件は、令和2年度には1万1千件以上ありました。
令和2年度は新型コロナウイルス感染症の関係で、件数は減少した可能性がありそうですが、令和元年度が1万2千件以上あります。
ここ十年の間でも1万件を超える遺産分割事件があるわけです。

繰り返しますが遺産分割事件は家族が争っているのです。

遺産分割事件数推移 令和2年度

遺産分割事件数推移(平成23年度~令和2年度)数字は最高裁判所司法統計より

自分で築いた財産で家族が困ったことになったり、争うこと望んでいる人はいないと思います。
本意ではないでしょう。

では、相続に問題が起きないように、ひいては争いにならないようにするにはどうしいたらいいのでしょうか?

相続問題や争いの予防策の一つは遺言書を書くことです。

しっかりと遺言書を書いて、財産の分与方法を決めておくことが無用な問題や争いを起こさない予防策となるのです。

今日のJAZZ

サックス奏者エリック・クロスの《Walkin’》をB.G.M.にブログを書いています。
なんともカッコいい演奏です。
クロスは盲目だそうですが、凄い音感を持ってるんですね。
楽譜は読めないのでしょうから耳だけで音楽を学び身につけたということです。凄いな。
作家の村上春樹さんのラジオ番組「村上RADIO」で紹介されていて、知りました。
村上さんと同じ年だそうです。
まだまだ、知らないミュージシャンがいます。
そして、まだまだ、知らない、いい演奏がありますね。

相続セミナー・説明会情報

自主開催セミナー

わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会

開催日時:令和4年2月24日(木) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:8名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
☎098-861-3953
✉お申込みフォーム
※件名に「2/24相続セミナー参加希望」とご記載ください。

・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
・会場は定員24名のところ8名(講師1名別)を開催定員としています。
・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大、医療現場の状況や緊急事態宣言など発令により中止とすることもあります。

セミナーの詳細はこちらをクリック

ジャズ・ライブ情報

新型コロナウイルスの感染状況に鑑み中止となりました。
また、同じメンバーで開催できることを楽しみにしております。
2022年2月1日追記

僕がナビゲーター(MC)を務めるジャズ・ライブが来年2月にあります。
初心者でも楽しめるライブになると思いますので、足を運ばれてくださいね。

メンバー:銘苅盛通Quintetー銘苅盛通(tp)こはもとヨーダ正(as) 瀬川真悟(pf)高尾英樹(wb) 田場龍之介(dr)
ナビゲーター:ジャジー城間
日時:2022年2月20日(日) open17:30 start18:00 ※中止となりました(2022/2/1追記)
場所:ミュージック・バーSOUND M’s(国際通り・那覇市久茂地3丁目29−68ー3F)
予約:090-1067-8055
チャージ:大人2000円 学生1000円 小学生以下無料
オンライン配信:https://meka.base.shop/items/56464175

銘苅盛通 1St.アルバム『Umikaji』リリース・ライブ・ツアー Top Note 20191126

トランぺッター銘苅盛通 1St.アルバム『Umikaji』リリース・ライブ・ツアー Top Note 2019年11月26日

ラジオ番組

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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