相続を争いの種にしないために準備すべきこととは?
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。
今週末10月2日(土)AM10時からオンライン専門教室パソコムプラザ主催の「2021秋のスマホ祭」のプロ直伝ゲストトークのコーナーで「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし~幸せな相続の準備~」と題し、登壇させていただきます。
先週9月23日(木)が初めてのオンライン・セミナーということで緊張してましたが、問題なく開催できて、多くの皆さんにお話を聞いていただけました。
僕自身、久しぶりにセミナーでお話もできて楽しかったです。
今週末の相続セミナーも無料で一般の方も参加可能です。
その他面白そうなセミナーや教室が多々ありますので、のぞいてみてくださいね。
「2021年秋のスマホ祭り★9/20~10/2オンライン開催!」
タイトル:「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし~幸せな相続の準備~」
開催日時:➀9月23日(木)13:00~(終了) ②10月2日(土)10:00~
※どちらも同じ内容で、40分から50分程のオンライン(リモート)によるセミナー
※事前予約制
参加費:無料
主催・詳細・お申込み・お問合せ:パソコムプラザ
相続争いや問題が起きてしまう理由
僕はブログ、SNSやセミナーなどで、相続は遺言書があるのとないのとでは大違いですから、家族を相続問題や争いに巻き込まないためにも、遺言書を書いて欲しいと、お伝えしています。
なぜかと言えば、遺言書は故人の最終意思であり、その意思を尊重してくれるからです。
もちろん、遺言書も相続争いを完ぺきに予防できるものではありませんが、僕は遺言書があるのとないのとでは、手続きに大きな違いが出てくると思いますし、実務を通じてその重要性を肌で感じています。
こんな数字があります。
家庭裁判所で扱われる「遺産分割事件」の推移を最高裁判所の発表データを基に僕が作成したグラフ化したものです。
平成23年度は10,793件だったのが令和2年度には11,303件と454件(約5%)増加しています。
令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大も影響して件数は減少していると考えられますが、平成23年度(10,793件)と令和元年度(12,785件)を比べると1,992件(約18%)増加しており、1万件を超える遺産分割事件が毎年あるのです。
遺産分割をめぐる争いが増えているのです。
ちなみに、沖縄県では那覇家庭裁判所で扱われた遺産分割事件は平成23年度134件で、令和2年度は171件と95件(約27%)増加し、倍増しています。
多くの争いが故人の最終意思である遺言書が無いばかりに、遺産の分割方法を巡って争いにまで発展してしまうのです。
相続は世の中の2大争いの要因であるお金と人間関係が絡みます。
長い間積もり積もった家族間のうっぷんが爆発し、家族だからこそ、骨肉の争いに発展してしまうこともあるのです。
ですから、僕は遺言書を作成し、自分で遺産の分割方法を指定し、家族に伝えることで、無益な相続問題や争いを予防しましょうとお伝えしているのです。
また、行政書士を始め、弁護士、司法書士や税理士など多くの士業が遺言書の重要性を発信されています。
円満かつ円滑な幸せの相続の準備
では、遺言書があることでどんな効果が得られるのでしょうか?
それは、円満かつ円滑な相続が実現できることにあります。
円満とは、家族が争わないことです。
遺産の分割方法を財産を遺す方が指定しているのですから、反対する人も少ないでしょう。
また、少しばかりの不満があったとしても、遺言書を遺すことで、想いが伝わり無益な争いには発展しないのではないかと思います。
一方で円滑とは、相続手続きがスムーズに進むことです。
遺言書を書き残すということは、どんな財産がどれだけあり、相続人が誰で、誰に何をどれくらい相続させるといいのかを十分に検討し、必要に応じて相続税のシミュレーションもしていると思います。
ですから、相続手続きもスムーズに進むことでしょう。
遺言書が無ければ、財産調査、相続人調査や相続人全員での遺産分割協議など、それこそ大変な作業が長い時間続くことになります。
相続手続きが長引くとなれば、せっかく残してくれた遺産が有効活用できなくなることもあるのです。
僕もこれまでご相談を受けた事案では、せっかく好立地にある不動産が活用できない、売買できない状況や預貯金が数千万円解約されずにいるようなこともご相談を受けたことがあります。
せっかく築いた財産が有効活用されずに、ましてや大事な家族の争いの種とならないように、遺言書を書いて円満かつ円滑な相続を実現してください。
相続は準備さえすれば、ご本人もご家族も幸せになれます。
今日のJAZZ
サックス奏者ジョン・コルトレーンの《Say It》をB.G.M.にブログを書いています。
バラードの名演中の名演ですね。
コルトレーンのサックスが哀愁を帯びていながらも輪郭ははっきりしています。
なんどでも聴きたい演奏です。
相続セミナー・説明会情報
Ⅰ.外部のセミナー
1.「2021年秋のスマホ祭り★9/20~10/2オンライン開催!」
タイトル:「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし~幸せな相続の準備~」
開催日時:➀9月23日(木)13:00~(終了) ②10月2日(土)10:00~
※どちらも同じ内容で、40分から50分程のオンライン(リモート)によるセミナー
※事前予約制
参加費:無料
主催・詳細・お申込み・お問合せ:パソコムプラザ
2.「那覇青色申告会 研修会」
タイトル:「わかりやすい終活、相続と遺言書セミナー~幸せな相続の準備~」
開催日時:11月11日(木)14:00~16:00
開催場所:沖縄県産業支援センター(那覇市小禄1831-1) 3階会議室大(302・303号室)
定員:30名(事前予約制)
参加費:青色申告会会員1,000円 非会員3,000円
主催・詳細・お申込み・お問合せ:一般社団法人那覇青色申告会
Ⅱ.自主開催セミナー
「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」
開催日時:令和3年10月27日(水) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:6名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
098-861-3953
お申込みフォーム
※件名に「10/27相続セミナー参加希望」とご記載ください。
・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
・会場は定員24名のところ6名(講師1名別)を開催定員としています。
・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大、医療現場の状況や緊急事態宣言など発令により中止とすることもあります。
ラジオ番組パーソナリティ
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
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