沖縄では祭祀主宰者の承継者を決めることは大事なことです。

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今日も天気がいい沖縄です。
車の点検を終えて母親と次男坊と一緒に先月開通した浦添西海岸道路をドライブしてきました。
西海岸道路からみた海があまりにも綺麗だったので、途中、浦添市港川の辺りのカーミージーと呼ばれる海を見てきました。
とても綺麗ですね。
少しドライブするときれいな海が見られる沖縄は最高ですね。
こんにちは。海を見ると沖縄に生まれて良かったと思う沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

沖縄県の祖先崇拝の風習

2年ほど前のシーミーの様子

沖縄県は清明祭(シーミー祭)の季節を迎えますね。
清明(シーミー)はご先祖様のご供養をする年中行事で、二十四節気の5番目の季節を指します。
旧暦の2月後半から3月前半を指しますので、新暦では今年は4月5日から16日となるようです。
沖縄ではその期間の主に土日にお墓にご馳走を持って家族・親戚が集まりご先祖様のご供養をします。

本土の人に説明するときには「ご先祖様とのピクニック」と言うと伝わりやすいとか(笑)
沖縄のお墓は本土のお墓とも少し違いますからね。
破風墓や亀甲墓と言われる形状で独特の形をしています。

城間家の墓。破風墓。

お墓の敷地はちょっと広めで、人が集まって食事をしたりするのには十分なスペースがあります。
那覇市内の霊園も4月の土日となれば車が溢れて大変な混雑ぶりです。
しかし、お墓のあちこちから笑い声や話し声が聞こえてきて、とても賑やか。
この風景は沖縄独特ですよね。

様々な家族の在り方が祭祀承継を難しくする

僕も長男家なのですが、シーミーはこじんまりと家族だけでやっています。
親戚がいない訳でもないのですが、大々的にするのはいろいろな面で負担も多いのでこじんまりです。
沖縄でもシーミー、お彼岸やお盆の年中行事も簡素化される傾向にあるのではないかと思います。
家族・親戚が高齢化していたり、遠方に住んでいたり、関係性が薄くなっていたりと様々な理由があると思います。

相続においても祖先供養をする祭祀主宰者を誰がするのかということは、課題となっているように思います。
単にお墓、仏壇を引き継ぐだけでなく年中行事もしっかりしないといけないというのは、なかなか難しいですよね。
僕も長男家の長男で毎朝と夕方には仏壇に手を合わせ、年中行事は母の教えに従い行っていすが、ご先祖様をご供養するしきたりなどはイマイチ良くわかっていません。

ただ、僕のように承継者がいるのはまだいいほうで、今は祭祀承継者がいないという問題もあるようです。
というのも沖縄の祭祀主宰者の決め事が多くて、承継者が決められないと言った事情もあるのです。
どこの地方もそうかもしれませんが、それぞれの地域の祭祀承継の風習、取決めがあったりして、そこに迷信も加わって、祭祀承継が難しいようなのです。

沖縄には位牌承継の4大タブーといのがあるのです。
地域によって多少違いますが、そんな風習があるんです。
今の沖縄ではこの4大タブーを守りつつ位牌継承するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
男系の継承者がいない、沖縄に継承者がいない、本来の継承者が継ぎたがらない、仏壇やお墓が遠方にあるなど理由はそれぞれですが、なかなか難しい現状のようです。

僕も相続の相談を受ける際には、話題に上ることの多いことですが、これまでお寺の住職、ご年配の方々、葬儀社や霊園の方々と話してきて僕なりに解決策を考えたのが次のとおりです。

今の沖縄では祭祀承継問題の解決策に完全な形での解決策は見当たらないかもしれませんが、祭祀主宰者の承継はある程度、割り切って考えなくてはいけないのかもしれないですね。

悪く言えば、妥協かもしれませんが、上にも書いたように、そのことでご先祖様が子孫を祟ったりはしないということだけは、僕は強く信じています。
ご先祖様は子孫を守ってくれる存在です。
子孫が出来うる努力をして、供養をしてくれていることに不満を抱くことはないと思います。

ただね、放置されている、お墓や仏壇はご先祖様もかわいそうですから、元気なうちに祭祀主宰者の承継問題も家族を交えてよくよく考えてもらいたいですね。
場合によっては、墓じまいをして永代供養を選択する等、様々なご供養の形もありますからね。

祭祀主宰者の指定は遺言書ですることが可能です。
家族で話し合い、祭祀主宰者もしっかりと決めてくださいね。

城間家仏壇

今日のJAZZ

ピアニストのビル・エヴァンスを形容する言葉には、繊細、美しい、静かなといったバラード系が似合うような感じがしますが、実はアグレッシブな演奏も聴かせてくれるのです。
今日紹介する≪I Love You≫は少しアップテンポで、力強さが感じられる演奏です。
熱い愛を伝えているように思います。

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【申込方法】
◇電 話098-861-3953
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【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00から21:50
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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