ご先祖様代々の土地を守れ!離島の人ほど相続は気を付けたほうがいい!

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今日は与那国町からの依頼で、相続相談員として出動してきました。
そしたら、与那国島出身の高校時代の恩師で陸上部の顧問の先生に久しぶりにお会いしました。

高校時代の恩師で陸上部の顧問だった東新川長祥先生と僕。

少し年を取られましたが、お元気そうで何よりでした。
お世話になっていたのは30年ほど前。
当時の先生の年齢は、今の僕の年齢より下でしたが、貫禄があって、自信満々で、怖かったな。
練習も厳しくて沖縄では間違いなく、一番練習をしてたと思います。
その時に学んだことは、今でも忘れないですね。
そんなことを思い出して書いたブログがあったのを思い出しました。
先生と陸上部の仲間に会えたのは、何事にも代えられない財産です。

高校時代に陸上競技で学んだことは努力すれば結果はついてくるということかな。

離島の相続問題

与那国島は高校がないため、多くの人が中学を卒業すると沖縄本島の高校に進学するために島を離れます。
そしてほとんどの人が島に帰ることなく、本当や本土に定住し、家族を作り、家を持ちます。
また、子供が島を後にするとともに、家族も本島等に移住することがあり、島の人口は減少しています。

島に残った両親や祖父母は島の基幹産業である農業に従事していることが多く、田畑や山林を所有していますが、耕作放棄地となっている増加しており、島の課題となっているそうです。

また、耕作放棄地がの所有者が亡くなり、子供や兄弟姉妹に相続されますが、手続きがされずに多くの土地が名義変更されていないという現状があります。

所有権の移転は義務ではないので、罰則もなく、名義変更をしていない方も多いのが実情のようです。

そして、相続人もいつしか、そんな土地が祖先の故郷にあることも知らないということが、起きたりしていて更に土地の所有権があいまいになっていることが、起きているようです。

今日ご相談を受けた与那国島の土地の相続人たちも、実際に土地は見たことがなくて、役所が地図や衛星写真を見せてくれたので初めて目にしたという方も多くいました。

そんな皆さんも祖先のルーツである土地が島に存在していることを大事に思っているようで、問題を解決して、これからも守っていきたいというお気持ちはあるようです。
しかし、どんな手続きをしたらいいのかがわからないということで、今回、相談会があったのです。

約40組の方が来場されていて、そのうち14組の方の相続相談を承りました。
そんなに沢山の相談はないだろうと悠長に構えていた僕には、結構、ハードでした(笑)。
でも、ほとんどの方が手続きの方向性が見えたと、喜んでくださっていたので、安心しました。

しかしながら、中には相続手続きの複雑さ、煩雑さにうんざりしている様子の方もいて、僕も専門の仕事ながら、同じ気持ちになりましたね。
一般の方からすると、雲をつかむような、長い道のりの手続きだと思います。

また、農地は贈与や売買にも相手が農業従事者でないといけないとかの制限があることから、とても難しい問題をはらんでいます。

離島の方こそ遺言書を書いてほしい

今回の相談会で聞いたお話は、離島の課題を凝縮しているように思いましたね。

高齢化、田畑の耕作放棄地の増加、所有者不明の土地の増加、島の振興の阻害、農業振興の阻害など本当に様々な問題があるのだなと感じて、考えさせられます。
僕がご相談を受けた皆さんは70歳前後の方が多く、島で育った思い出ともう島では暮らせないという寂しい想いが同居されれていて、どこか切なさを感じました。

そうであれば、最低でもご先祖様から引き継いだ土地が大事にこれからの世代に引き継がれるように、島の特産物を生み出す財産となるようにしてもらいたいと思いました。

そのためには、遺言書で、財産の承継を進めてもらいたいですね。

農地イメージ

今日のJAZZ

最近、良く聴いてるのがピアニストのビル・エヴァンス。
ビル・エヴァンスの演奏ならとにかく何でも聴いてます。
ドラッグやアルコールの過剰摂取で、人格的には壊れていたといわれるエヴァンスですが、演奏はそんなことは感じさせない繊細で美しい音色です。
今日もYoutubeを開いたら真っ先に目に飛びこんできたのが、エヴァンスの《All The Things You Are》が出てきました。
少し変わった演奏をするところもありますが、綺麗な演奏です。
エヴァンスに間違いはないね。

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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