先の大戦で失われたものは人命だけでなく、ご先祖様の名前も失われた。


今日のお昼は家族と一緒に自宅から徒歩5分ほどのインド・ネパールカレーの店「Shiva Mahal」(シヴァ・マハール)へ。
ここはネパール人の料理人が作っているので本場の美味しいカレーが食べられます。
ナンがとても大きくて美味しいんですが、ナンが好きな次男坊も喜んでくれてました。
子供が食べられる甘いカレーもオーダーできますよ。
昼間は日替わりランチがあってナンはお代わりできます。

僕はマトンカレーのナンセットをオーダー。

先の大戦で失われたのは人命だけではなかった

今朝は自宅兼事務所近くで不発弾の撤去作業がありました。
那覇市松尾の国際通りに新築中のホテルの建設現場から50Kg爆弾が発見されたようです。
国際通りの一部や近隣のホテルやお土産品店などは一時人を非難させていたようです。
無事に終わったようですが、戦後70年以上経つ今も工事現場や海中で不発弾が発見され、そのたびに撤去作業が行われ、経済的にも打撃を与えています。
過去には不発弾が爆発し、死亡事故なども起きていますので、大変なことです。
沖縄にある不発弾をすべて撤去するには、まだ70年以上かかるとのこと・・・
戦争は絶対してはいけないですね。
つくづく感じます。

H30.1.20の不発弾撤去の告知看板。下に写っているのは三男坊ブルドッグの空。

先の大戦では、多くの人命が奪われ、唯一地上戦を経験した沖縄は壊滅的な被害を受けたことは、ご承知の通りです。
戦争の影響から影響を受けているのが、戸籍制度です。

昨日、沖縄県行政書士会の研修会で戸籍制度について学んできたのですが、沖縄は先の大戦で、役所が戦火を逃れた宮古島と八重山そして戸籍を壺に入れて地中に隠していた久米島を除いては、ほとんどが消失し、戸籍の再製にはかなりの時間と労力を要したようです。

戸籍の再製の際には、関係者の記憶にたどる部分も多く内容の正確性を欠くことが多々あったようで、この時に氏名や生年月日などが誤って戸籍に記録されて者も多くいたそうです。

また、沖縄で戸籍が初めて作成されたのが明治19年となっていますが、戦火により離島の一部を除いてほとんどが消失したことから、ご先祖様の戸籍も見られなくなったのです。

自分のご先祖様の名前を知ろうとしたときに、戸籍が失われていることからわからないということもあるわけです。

また、相続の関係で、遺言書や遺産分割協議書の作成のために相続人調査のために戸籍、改製原戸籍や除籍謄本・抄本をたどっているとそれ以上戸籍が存在しないということがあります。
保存期間を過ぎたものもあるかもしれませんが、場合によっては戦火で焼失し再製していない場合や再製できない場合もあるようです。

自分がここにあるのは、ご先祖様がいたからにほかなりませんが、そういったことを確認するための記録がないというのは、少し寂しいものを感じます。

また、沖縄ではアメリカによる統治があったことから、日本の民法や戸籍制度の適用が遅れ、昭和47年までは日本の旧法に従い戸籍が記録されていたことから日本本土との記録の違いなどが出てきているようです。

戸籍制度の意義

戸籍制度の関係書籍など

戸籍制度は、日本国民の身分を証明する制度です。
多くの手続きで戸籍が必要になってきます。
相続手続きもそうですが、運転免許証の取得、パスポートの取得、受験や学校への入学手続きなど戸籍の情報に基づいて身分を確認することは多々あるのです。

戸籍は身分登録制度ですが、全国統一の戸籍が作成されるようになったのが大正5年です。
それから数回の法改正などがあり、従来の戸籍は「家」を一つの単位とし家督相続制度がありましたが、女性や嫡男以外の者の権利が脅かされていることに鑑み人権の尊重や法の下の平等へのなどから親子三代にわたっては戸籍に記載されないなどの小さな単位に改正されたのです。

一般の人が戸籍をたどるのは困難を伴う

相続手続きや遺言書の作成の際に、被相続人(個人)や相続人(遺族)の戸籍をたどることがありますが、戸籍謄本・抄本の交付は戸籍のあった市区町村でしかしてくれませんので、順番にたどっていき、場合によっては複数の役所に交付申請しなくてはなりません。

この作業は、なかなか大変で、僕ら行政書士でも時間を要します。
その作業を一般の方がするのは、本当に大変なことだと思います。
手順が分からないこともあるでしょうし、そんな時間をとれないということもあると思います。

そんな時には、餅は餅屋に任せろ、ではないですが行政書士などに任せるのも一つの手だと思います。
貴重な時間の喪失を避け、誤った情報の取得や情報不足を招かないためにも専門家に頼ることもいいのではないでしょうか。

祖父の改製原戸籍

今日のJAZZ

僕はJAZZの雰囲気や心地よさが好きで聴いてます。
トランペットは持っていますが、吹くことはできません(笑)
聴くだけの趣味です。
ジャズメンも多くの趣味を持っている人がいた、もしくはいるようですが、サックス奏者のブランフォード・マルサリスはベースボールガードの収集が趣味で、レアカードを含めて沢山のカードを持っているそうです。
日本の野球チームの帽子なども持っているそうですが、野球にまつわるモノが好きなんでしょうね。
今日はそんなブランフォード・マルサリスの《eternal》を紹介します。
とても神秘的な演奏です。

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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