知ってますか?相続手続きで必須且つ大切な相続人の確定方法。
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。
相続人の確定
年末の仕事は法定相続情報一覧図の作成や相続関係説明図の作成依頼が相次いでいます。
一覧図や説明図の作成依頼が6件程、同時に進行していますが、先立って相続人の調査が必要です。
相続人の調査とは故人(被相続人)の出生から死亡までの戸籍謄本などを辿り、相続人を確定していく必要があります。
役所は今日(12/28)で仕事納めなはずなので、今日も役所巡りしてきます。
ちなみに法定相続情報については、次のブログを参考にしてください。
相続手続きに便利な「法定相続情報」をご存じですか?
戸籍謄本などには、その方の身分関係が詳細に記されています。
誰(父)と誰(母)の間で、いつ、どこで生まれ、どこの戸籍に入ったのかに始まり、転籍、結婚による戸籍新製、出産、離婚、再婚、養子縁組や死亡まで、日本人であれば、生まれてから死亡までの情報が詰まっています。
戸籍制度があるから法定相続人や法定相続割合も決められるわけです。
ですから、相続手続きにおいて、相続人の確定は必須ですし、大切です。
戸籍謄本などの収集のコツ
僕の専門業務は遺言・相続なので、法定相続情報一覧図、遺産分割協議書や遺言書などの作成のご依頼があり、その作成に伴い戸籍などの収集をご依頼されることも多いです。
なぜ、お金を払ってまで僕にご依頼されるかといえば、面倒で、時間がかかるからです。
場合によっては、自力では集められないからです。
どなたかが亡くなって、相続が開始すると相続人を確定する作業が必須となります。
不動産の所有権移転登記、金融機関の口座の解約・払い戻し、株式の名意義変更などなど、殆どの相続手続きで相続人の特定と裏付け資料の提示が必要となり、その裏付け書類が法定相続情報一覧図や戸籍謄本などをになるのです。
相続人を確定する方法として、被相続人(亡くなった方)の出生から死亡時までの戸籍・改製原戸籍・除籍謄本を取得する必要があります。
沖縄などでは、先の大戦で戸籍謄本などが焼失・滅失していることもあるので、その時には戸籍謄本などが失われている行政証明書を各自治体が発行してくれます。
ですから、場合によっては相続人が中途半端に確定されてしまうのです。
なにより、自分のルーツであるご先祖様のことがわからないので、残念です。
戦争はこんなところにも影響を及ぼしています。
ホントにひどい話です。
さて、本題に戻りますが、戸籍謄本などの収集に係るちょっとしたコツを解説します。
戸籍謄本などは本籍がある(またはあった)市区町村で交付手続きを取る必要がありますが、案外、親のこととは言え本籍を知らないものです。
そんな時は、亡くなった方の最後の住所地で住民票の除票を本籍記載で取得してください。
相続人であれば亡くなった方の住民票の除票は取得できます。
本籍が分かれば、あとは本籍のある市区町村で亡くなった方が記載されている戸籍(または除籍謄本)を取得します。
ここでコツがいるのが、本籍が分かった時に、市区町村の窓口で戸籍などの申請手続きの際に「被相続人が記載されている出生から死亡までの戸籍・除籍・改製原戸籍」の取得を求めると申請した市区町村のデータにある被相続人の戸籍などを交付してくれます。
ただし、これから先が難しいのが、転籍している場合です。
相続手続きでは被相続人の出生から死亡までの戸籍などが必要ですから転籍したり、結婚や離婚などにより新たな戸籍を作っていた場合には、転籍前の戸籍なども取得しなくてはなりません。
亡くなった時の本籍地が那覇市だったけれども鹿児島市の戸籍から転籍していたことが分かったりすれば、全て取得しなければなりません。
それを全部遡って確認しなくてはならないのです。
一般の方には忍耐力と時間が必要かもしれません。
戸籍等を集めているとビックリすることも起こります。
その辺のことを書いたブログもありますので、ご参考にしてくださいね。
亡くなったお母さんには3つの名前がある。相続手続きが混乱する・・・
僕も那覇市などの事務所近郊以外の市区町村に職務上請求の戸籍などの交付申請をすることがありますが、やっぱり大変です。
これは、慣れない人だと大切な時間を無駄にします。
できたら専門家に任せるといいと思います。
戸籍などの収集で困っていたらお近くの行政書士に相談してみるといいですよ。
ちなみに、戸籍謄本などはどこの本籍地のものでも最寄りの市区町村で取得できるようにする制度・システム作りをしていると聞いています。
遅々として進んでいないようですが、早期の運用開始が待たれます。
今日のJAZZ
トランぺッター、チェット・ベイカーの《Almost blue》をB.G.M.にブログを書いています。
忙しない年末を落ち着いて過ごすために、ゆったりした演奏を中心に聴いてますが、チェットの《Almost blue》は鎮静効果が抜群ですね。
体の芯からほぐれていく感じです。
相続セミナー・説明会情報
自主開催セミナー
「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」
開催日時:令和4年1月26日(水) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:8名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
098-861-3953
お申込みフォーム
※件名に「1/26相続セミナー参加希望」とご記載ください。
・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
・会場は定員24名のところ8名(講師1名別)を開催定員としています。
・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大、医療現場の状況や緊急事態宣言など発令により中止とすることもあります。
詳細はこちらをクリック
ジャズ・ライブ情報
僕がナビゲーター(MC)を務めるジャズ・ライブが来年2月にあります。
初心者でも楽しめるライブになると思いますので、足を運ばれてくださいね。
メンバー:銘苅盛通Quintetー銘苅盛通(tp)こはもとヨーダ正(as) 瀬川真悟(pf)高尾英樹(wb) 田場龍之介(dr)
ナビゲーター:ジャジー城間
日時:2022年2月20日(日) open17:30 start18:00
場所:ミュージック・バーSOUND M’s(国際通り・那覇市久茂地3丁目29−68ー3F)
予約:090-1067-8055
チャージ:大人2000円 学生1000円 小学生以下無料
オンライン配信:https://meka.base.shop/items/56464175
ラジオ番組
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。