ご存じですか?契約書を作成する際に忘れてはいけない〇〇税。


JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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契約書を作成する際に必要な収入印紙

僕の業務の一つに各種契約書の作成があります。

行政書士の仕事は予防法務の観点から、契約書の作成も重要な仕事の一つだと思っています。
昨日のブログでも契約書の重要性について触れました。

契約書を作成することで後々のトラブル予防となります。

契約を締結し、契約書を作成した際には気を付けてほしいことがあります。

契約書にはその内容や記載されている金額によっては、収入印紙が必要なことです。

もっとも契約書以外でも、領収書などにも収入印紙の貼り付けが必要なこともありますが、収入印紙が必要な書面を「課税文書」と言っています。

課税文書となるかどうかは、国税庁のサイトで説明(課税文書に該当するかどうかの判断)されてますが、要は契約書の名称や形式にかかわらず、国が定める課税文書と判断されるようなお互いの約束事が証明されている書類(契約書など)で金額が記載されてれば印紙を貼りなさい、ということです。

最近では、銀行が通帳を発行しないまたは発行する際には手数料(有料)となるようなこととなっていますが、銀行が紙の通帳を発行すると、紙の通帳は課税文書のため印紙税(1口座当たり200円)を負担せねばならず、銀行にとっては大きな税負担となっているのです。

過去の情報(2019年)ですが、銀行は通帳に係る印紙税として約700億円を負担しているようですね。

ただ、私見ですが、これもいたちごっこで国はデジタル通帳・口座などにも印紙税に相当するような税を課税するのではないでしょうかね。
徴収しやすいですし、何よりも大きな税額ですから。

通帳もそうですが、契約書面などを作るだけで、税金を払わないといけないなんて、「どうなんだろう?」という気はしますが、国の根幹を支える税制度ですからしょうがないですね。

ちなみに令和3年度の印紙収入(税)の予算額は8,940億円(財務省資料「令和3年度租税及び印紙収入概算」)となっているようです。

ただし、すべての契約書が課税文書になるのではないので、国税庁のサイト(課税文書に該当するかどうかの判断)を確認してくださいね。

国税庁の印紙税の一覧はこちらをクリック

ちなみに、過去に作成をお手伝いした、口約束で金銭の貸し借りを証明する債務承認弁済契約書の債権額は約1,500万円と約400万円の2件でした。

それぞれ、20,000万円と2,000円の印紙が必要になります。

その上、契約書が2通ですから・・・
20,000円×2通=40,000円
2,000円×2通=4,000円
合計44,000円

結構大きな額ですね。

契約書を作成する場合には、印紙税にも気をつけましょうね。

今日のJAZZ

サックス奏者渡辺貞夫さんの《Samba De Orfeu》をB.G.M.にブログを書いています。
《Samba De Orfeu》は映画「黒いオルフェ」の挿入歌でヴォサノヴァの曲なのでノリでいいですね。
渡辺さんのサックスも明るく陽気に”歌って”います。
楽しくなりますね。

相続セミナー・説明会情報

Ⅰ.外部のセミナー

「那覇青色申告会 研修会」

タイトル:「わかりやすい終活、相続と遺言書セミナー~幸せな相続の準備~
開催日時:11月11日(木)14:00~16:00
開催場所:沖縄県産業支援センター(那覇市小禄1831-1) 3階会議室大(302・303号室)
定員:30名(事前予約制)
参加費:青色申告会会員1,000円 非会員3,000円
主催・詳細・お申込み・お問合せ:一般社団法人那覇青色申告会

Ⅱ.自主開催セミナー

わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会

開催日時:令和3年10月27日(水) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:6名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
☎098-861-3953
✉お申込みフォーム
※件名に「10/27相続セミナー参加希望」とご記載ください。

・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
・会場は定員24名のところ6名(講師1名別)を開催定員としています。
・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大、医療現場の状況や緊急事態宣言など発令により中止とすることもあります。

セミナーの詳細はこちらをクリック

ラジオ番組パーソナリティ

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。


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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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