知ってますか?相続手続きでは欠かせない相続人の確定方法。
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。
相続手続きの流れ
相続が発生すると、つまりは家族の誰かが亡くなると様々な法事や手続きが必要となります。
お通夜、告別式、葬儀、初七日、49日や納骨など、しばらくの間はご遺族も落ち着かない日々が続くでしょう。
ましてや大事な家族がお亡くなりになったので、お力を落とされている方も多々いらっしゃるかと思います。
ただ、そんな中でも、手続きの一つとして相続手続きは待ったなしで開始しています。
相続は被相続人(故人)の死亡と同時に開始するからです。
主な相続手続きの流れについては、以下のような流れとなります。
相続人の調査・確定方法
今日は相続手続きの流れの中でも重要な相続人の調査・確定について解説します。
僕の専門業務である遺言・相続の手続きでは戸籍などの収集をご依頼されることも多いです。
それは、面倒で、時間がかかるからです。
場合によっては、自力では集められないからです。
どなたかが亡くなって、相続が開始すると相続人を確定する作業が必要です。
相続人を確定する方法として、被相続人(亡くなった方)の出生から死亡時までの戸籍・改製原戸籍・除籍謄本を取得する必要があります。
戸籍謄本などは本籍がある(またはあった)市区町村で交付手続きを取る必要がありますが、案外、親のこととは言え本籍を知らないものです。
そんな時は、亡くなった方の最後の住所地で住民票の除票を本籍記載で取得してください。
相続人であれば亡くなった方の住民票の除票は取得できます。
本籍が分かれば、あとは本籍のある市区町村で亡くなった方が記載されている戸籍(または除籍謄本)を取得します。
ここでコツがいるのが、本籍が分かった時に、市区町村の窓口で戸籍などの申請手続きの際に「被相続人が記載されている出生から死亡までの戸籍・除籍・改製原戸籍」の取得を求めると申請した市区町村のデータにある被相続人の戸籍などを交付してくれます。
ただし、これから先が難しいのが、転籍している場合です。
相続手続きでは被相続人の出生から死亡までの戸籍などが必要ですから転籍したり、結婚や離婚などにより新たな戸籍を作っていた場合には、転籍前の戸籍なども取得しなくてはなりません。
亡くなった時の本籍地が那覇市だったけれども鹿児島市の戸籍から転籍していたことが分かったりすれば、全て取得しなければなりません。
それを全部遡って確認しなくてはならないのです。
一般の方には忍耐力と時間が必要かもしれません。
戸籍等を集めているとビックリすることも起こります。
その辺のことを書いたブログもありますので、ご参考にしてくださいね。
亡くなったお母さんには3つの名前がある。相続手続きが混乱する・・・
僕も那覇市などの事務所近郊以外の市区町村に職務上請求の戸籍などの交付申請をすることがありますが、やっぱり大変です。
これは、慣れない人だと大切な時間を無駄にします。
できたら専門家に任せるといいと思います。
戸籍などの収集で困っていたらお近くの行政書士に相談してみるといいですよ。
ちなみに、戸籍謄本などはどこの本籍地のものでも最寄りの市区町村で取得できるようにする制度・システム作りをしているようですから、早期の運用開始が待たれます。
相続人確認チャート
相続人を簡単に確認する方法としては、以下のチャートをご確認ください。
大抵のことは分かると思いますが、イレギュラーなこともありますので、相続人の調査の際にはお近くの行政書士などの専門家に相談することをお勧めします。
相続手続きに便利な法定相続情報
相続人を確定をするために被相続人(故人)や相続人(遺族)の戸籍謄本などを収集できましたら、「法定相続情報」を作成することをお勧めします。
不動産の登記、金融機関の手続きなど複数の相続手続きがあるときに、法定相続情報があるととても便利ですし、金融機関などでも戸籍を読み解く時間が短縮されるので、手続きもスムーズです。
法定相続情報については、次のブログを参考にしてください。
相続手続きに便利な「法定相続情報」をご存じですか?
今日のJAZZ
サックス奏者ソニー・ロリンズの《Four》をB.G.M.にブログを書いています。
ロリンズの初めてのライブ収録での一曲で、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードで行われたそうです。
オリジナルのレコード『A Night at the Village Vanguard』には収録されておらず、後に発掘された音源をリマスターしてアルバム『Complete Night At The Village Vanguard』を制作した際に収録されたようです。
初のライブ収録で、それもレーベルはブルーノートですから、気合も入ってたでしょうね。
ホットな演奏です。
相続セミナー・説明会情報
Ⅰ.外部のセミナー
1.「那覇青色申告会 研修会」
タイトル:「わかりやすい終活、相続と遺言書セミナー~幸せな相続の準備~」
開催日時:9月22(水)14:00~16:00
開催場所:沖縄県産業支援センター 1階ホール(那覇市小禄1831-1)
定員:30名(事前予約制)
参加費:青色申告会会員1,000円 非会員3,000円
主催・詳細・お申込み・お問合せ:一般社団法人那覇青色申告会
2.「2021年秋のスマホ祭り★9/20~10/2オンライン開催!」
タイトル:「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし~幸せな相続の準備~」
開催日時:➀9月23日(木)13:00~ ②10月2日(土)10:00~
※どちらも同じ内容で、40分程のオンライン(リモート)によるセミナー
※事前予約制
参加費:無料
主催・詳細・お申込み・お問合せ:パソコムプラザ
Ⅱ.自主開催セミナー
(中止)「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」
沖縄県の新型コロナウイルスの感染状況、医療現場の状況や緊急事態宣言が延長(9/30まで)となったことを踏まえ、本セミナーを中止といたしました。
参加表明をいただいておりました皆様、大変申し訳ありません。
個別に連絡をさせて頂きますが、あらかじめ告知させていただきます。
なお、次回以降の開催は、10月27日(水)及び11月25日(木)を予定しております。
セミナー内容、会場、時間、定員、参加費及びお申し込み方法は同様です。
あらためて、当ぐログで告知させていただきます。
(2021年9月10日追記 行政書士城間恒浩)
開催日時:令和3年9月29日(水) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:6名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
098-861-3953
お申込みフォーム
※件名に「9/29相続セミナー参加希望」とご記載ください。
・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
・会場は定員24名のところ6名(講師1名別)を開催定員としています。
・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大や緊急事態宣言の延長などにより中止とすることもあります。
ラジオ番組パーソナリティ
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。