「よし!遺言書を書こう!」と思ったら準備すべき3つのこと。

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JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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遺言書を書くと決めたら準備すべきこと

僕はブログ、SNS、ラジオ番組や相続セミナーなどで、家族が相続問題で困ったり、相続をめぐって争ったりしないように、予防策の一つである遺言書を書くことをテーマとしてお伝えしています。

毎月、企画開催している相続セミナーでは、遺言書がなかったことで、起きてしまった家族間の悲劇や遺言書があれば大事な人が守られた事例をお話ししています。

僕が実際にご相談を受けた事例やお客様からご依頼を頂いて対応した事例ですので、セミナーを聴く方にも伝わるようです。

セミナーに参加された多くの方が、僕の話を聞いて「遺言書を書きたい!」とおっしゃられます。

セミナー参加者から僕に遺言書の原案の作成のご依頼を頂く方も多いです。
遺言書の重要性が伝わっていることがわかり、とても嬉しいです。

相続セミナー「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし~幸せな相続の準備~説明会」 20210224

相続セミナーの一コマ。

一方で「遺言書が重要なのがわかったので、遺言書を書きたいと思っています。」という方の多くが行動に移していないこともお見受けします。

ご自身の現状を考えて、遺言書を書くことがベスト、必要だ、重要だ、大事だ、と思ったなら、実際に遺言書を書きあげてほしいのです。

何事も「決断する」ことはたやすいのですが、「行動に移す」ことは難しい。
しかし、その難しいことも一歩みだしたら、案外、スムーズに進んだりしますからね。

遺言書を書くと決めたら、財産目録を作成し、簡単な家系図を作成して誰が相続人であるかを確認し、誰に何を分与するのかを決めて、ペンと便箋を用意し、遺言書に書いてくださいね。

遺言書作成の準備

(遺言書作成の準備)

1.財産目録を作成(エンディング・ノートの活用)
現金、預貯金、株式、不動産や高価な宝飾品などについて目録にまとめてください。
忘れてはいけないのが、負債(借金など)です。

2.推定相続人の確認
現状で、自分が亡くなったら誰が相続人になるかを確認してください。
通常は自分の家族でしょうから、間違いなくわかると思いますが、相続人の順位があります。
配偶者(法律上の婚姻している妻または夫)はいつでも配偶者となり、第一順位が直系卑属(子・孫など)、第二順位が直系尊属(父母・祖父母など)、第三順位が兄弟姉妹です。
自分の推定相続人を把握するのであれば、出生から現在までの戸籍謄本などを辿ることになります。

3.誰に何を分与するかを検討
どの財産を誰にどれだけ分けるかをしっかり考えてください。
分与方法で気を付けないといけないことも多々あります。
不動産は安易に共有としないことやバランスを考えることも大事です。
また、遺留分(相続人の相続する最低限の権利)や祭祀主宰者(仏壇やお墓を承継する者)などについても現実的なことを考えて検討する必要があります。

以上の準備ができたら、遺言書を書くだけですが、法律上有効でかつ著しく不公平でない遺言書を書くようにして下さいね。

また、財産の調べ方、推定相続人の確認のための戸籍の集め方や遺言書の書き方などがわからない場合には、お近くの遺言相続などを専門とする行政書士などの士業にご相談してみてください。

なお、自分で作成した遺言書は専門家のチェックは必須だと思います。

さらに何から始めていいのかわからなくて一歩を踏み出すのが難しいと考えるなら、僕ら専門家に相談してください。
僕らはそのためにいるんですから。

今日のJAZZ

ピアニスト、大江千里さんの《Never See You Again》をB.G.M.にブログを書いています。
大江千里さんと言えば《格好悪いふられ方》など、多くのヒット曲を生み出しましたね。
Never See You Again》は《格好悪いふられ方》がベースとなっているようです。
勝手な解釈ですが「ポップスはもう歌わないよ。もうポップスとは会わないからね。」との大江さんの意思表示なのかな、と思ったりしました。
数日前にネットで大江千里さんの記事を読み、新しいアルバムが発売されると知りました。
AmazonでCDの注文をするとお勧めの本が3冊あり、一緒に購入し、先に届いた「9番目の音を探して 47歳からのニューヨーク ジャズ留学」を読み始めました。
日本の音楽界で大ヒット曲を生み出し、人気ミュージシャンとして活躍していた大江千里さんが日本での活動をやめて、鞄一つ、エコバック一つと相棒のダックスフントと一緒にN.Y.に旅立ったのは2008年、47歳の時だったそうです。
大江さんはN.Y.の音楽学校を卒業し、ジャズのアルバムをいくつか発表されています。
47歳からゼロから始めた挑戦の物語を読み進むと勇気をもらえます。
人はいくつになっても挑戦できるんですね。
大江さんのように成功を知る人が、失敗を繰り返しながら好きなことを極める姿は、カッコいいな、と思います。

相続セミナー・説明会情報

自主開催セミナー

わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会

開催日時:令和3年9月29日(水) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:6名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
☎098-861-3953
✉お申込みフォーム
※件名に「9/29相続セミナー参加希望」とご記載ください。

・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
・会場は定員24名のところ6名(講師1名別)を開催定員としています。
・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大や緊急事態宣言の延長などにより中止とすることもあります。

ラジオ番組パーソナリティ

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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