遺言書がない相続を陸上競技に例えてみるとマラソンレースでは終わらないこともある。

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JAZZ好きの行政書士城間恒浩です。
僕は沖縄県の県庁所在地である那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成のお手伝いをさせていただき、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は100件以上、相続相談は300件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを肌で感じ「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて実感しています。
このブログでは、相続や遺言の話を中心に、僕の経験や学んだことに僕なりの考えを加えてご紹介させてもらったりしています。

今日は気分を変えてホテルのラウンジでブログを書いています。
ホテルのラウンジは人と会ったり、仕事をしたり、本を読んだり、勉強したりと利用してます。
沖縄ハーバービューホテルのラウンジは、アイスコーヒーなどの一部の飲み物はお代わりが1杯できて800円位。
落ち着きますね。

ホテルラウンジ アイスコーヒーとPC

ホテルラウンジ アイスコーヒーとPC

遺言書があると相続手続きがスムーズになる

僕はこのブログ、SNSや相続セミナーなどでも遺言書を書くことをお勧めしています。
なぜかといえば、相続手続きにおいて遺言書があるのとないのとでは、手続きに大きな違いが出てくるからです。

大きな違いというのは、円滑かつ円満な手続きができるか?といった視点からです。

遺言書があれば、ほとんどの相続手続きが円満かつ円滑に進められると思います。
なぜかといえば、遺言書は故人が自分の財産をどのように分与するかを決めて書いているものですから、相続人も故人の遺志を最大限尊重してくれるはずです。

「お父さんが、このように遺言しているのだから、そうしよう。」
「お母さんが、私たちの事を考えて書いてくれた遺言書だから、このとおりでいいよね。」

遺言書があれば多くの家族はそう言ってくれるはずです。

もしも、遺言書がなければ、遺産の分割方法について、相続人全員で話し合いをしなくてはなりません。
遺産の分割方法を話し合うことを「遺産分割協議」といい、相続人全員が遺産分割協議に合意したら作成する文書を「遺産分割協議書」といいます。

ただ、この遺産分割協議が大変なのです。
なぜかといえば、相続人全員で話し合い、合意しなくてはなりません。

例えば、相続人に未成年者がいたらどうするのか?認知症の方がいたらどうする?音信不通・行方不明者がいたらどうする?
亡くなったからが結婚を繰り返し、異父母の兄弟姉妹がいるが、交流がなく、連絡先も知らない場合にはどうしたらいいのか?
相続人全員を探し出すのが、まずは第一の障害です。

次に、相続人全員で連絡が取れて、話し合いができるようになったとして、相続人が少数で話し合いが短時間で完了し、遺産分割協議が整えば問題ないのですが、家族といえども遺産分割、つまりお金にまつわる遺産の分け方を話し合うのは、なかなか大変です。

相続人には様々な事情や考えがありますから、なかなか合意できなかったり、妥協点や着地点を見いだせなかったりします。
中には経済的に困窮していて、少しでも遺産の分け前をもらいたい人、強欲な人、権利主張ばかりする人、故人の生前中に自分が大きな寄与をしてきたと主張する人など、話し合いをするうえで全く話を聞いてくれない人も出てきます。

話し合いがつかないので、遺産分割協議を先延ばしにしてたところ、相続人の誰かがなくなれば、そのまた相続人が遺産分割協議に加わらなければなりません。
そんなことを繰り返しているうちに、相続人が数十名となり、話し合いができなくなった、という案件は珍しくないのです。
僕がこれまで、ご相談を受けた案件の中で、相続人の数が一番多かったのは60名を超えていました。

奥武山陸上競技場。アンツーカー(土)トラック。

奥武山陸上競技場。アンツーカー(土)トラック。

僕は高校と大学時代に陸上競技に熱中していました。
相続を陸上競技に例えるとすれば、遺言書のある相続が100M走なら、遺言書のない遺産分割協議書が必要な相続は110M障害走、400M走、1,500M走、3,000M障害走、5,000M走、10,000M走、ハーフマラソン、フルマラソン、ウルトラマラソン、トレイルマラソン、砂漠マラソンなど、どんどん苛酷になっていき、途中でリタイヤせざる得ないケースも出てきます。

遺産分割協議が整わなければ、家庭裁判所での調停や審判に移行します。
そうなると家族の絆もぼろぼろとなり、後味が悪いものとなるでしょう。
実際に裁判所で争われる遺産分割事件は年間1万件以上あります。
家族で争うことも珍しいことではないのです。

遺産分割事件件数推移グラフ(平成21年度から30年度)

遺産分割事件件数推移グラフ(平成21年度から30年度)

 

また、解決できたとしてもかなりの時間とお金がかかることもあると思います。

ですから、遺言書を書いて円満かつ円滑な相続を実現してもらいたいと考えているのです。

もちろん、遺言書すべてが問題なく進むとは言いません。
遺言書も完ぺきではないですから。
それは、人の感情が絡んでくるものであり、たとえ遺言書があっても納得しない人はいるからです。

ただ、遺言書があれば多くのケースでは、問題なく手続きが進むと思います。

自分の遺した財産で、家族が争うことを望んでいない方は、遺言書を書いて円満かつ円滑な相続を実現してください。

円満かつ円滑な幸せな相続の準備 遺言書

円満かつ円滑な幸せな相続の準備 遺言書

今日のJAZZ

先日、SNSで流れてきた訃報がピアニスト、マッコイ・タイナーのものでした。
1938年生まれのタイナーは81歳で人生を閉じました。
サックス奏者ジョン・コルトレーンのバンドメンバーとして多くの名演に名を刻んでいます。
今日はタイナーの《Autumn Leaves》を紹介します。
タイナーの高速で切れのあるプレイが弾けています。

相続セミナー・説明会情報

自主開催セミナー

より良い人生を送るための終活と相続 ~幸せな相続の準備~ 説明会

開催年月日:令和2年3月26日(木)
※新型コロナウイルスの感染対策に応じ中止とする場合があります。

詳細はこちらをクリックしてください。

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
詳細はこちらをクリックしてください。

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城間 恒浩

城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。1971年9月生。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、平成27年10月より現職。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 平成28年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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