知ってますか?養子縁組した場合の実親との相続について。

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午前中は今夜9時から放送のラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)の収録でした。
余白がある写真や人生をマラソンに例える終活の話などをさせてもらいました。
もちろん素敵なジャズを選曲してます。
リクエストにもお答えしてますよ!
スマホのアプリ(FMレキオのサイト)でも聴けます。
良かったら聴いてくださいね!
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

ラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)収録風景。おもろまちアップルタウン2階のFMレキオのスタジオにて。

養子縁組した場合の相続

一家の跡取りとなる男の子がいない家庭で、兄弟姉妹の子(男の子)を養子に迎えることがあると思います。
沖縄などでは、良く聞きますが、これは相続に大きく関係してきます。

例えば、ある一族の長男の家庭に跡取りとなるお子さんがいなかったとします。
その場合に、兄弟姉妹やその他の親族から跡取りとなる男の子を養子に迎えるという事があります。

たいていの場合には、兄弟姉妹の子の次男以降のお子さんなどが、そういった養子縁組を結ぶことがあるようですね。

この養子縁組は、多くの場合、一族の血筋を途絶えさせないようにし、その家の祭祀を伝承するためのものであったり、その一族の持つ財産をしっかりと受け継ぐために行われることが目的となります。

沖縄では、祖先崇拝、一族の継承というのは色濃く残っていますので、養子縁組は普通に行われているようです。

僕の友人にも数名、養子にいっている者もいます。
日本では、沖縄を含め地方都市では養子縁組は、とても大切な制度である捉えられていると思います。

こういった、一族の血筋を途絶えさせないために行われるのは、通常、「普通養子縁組」といわれ、養親と養子の間で法的な親子関係が成立することとなります。

ただし、養子となった子は実親との親子関係が切れるわけではありませんので、相続に関していうと、普通養子縁組に迎えられた子は、養親と実親の両者に対して、相続人となります。

つまり、養子となった子は、実の親が亡くなれば相続人となりますし、養親が亡くなった場合も相続人となるのです。

また、養子縁組には、「特別養子縁組」という制度もあり、実親との関係が法的に切れる養子縁組の制度があります。

この制度は、特別な事情がある場合に認められるもので、養子となる子、養親となる親の年齢など、厳密な制限があります。

養子縁組制度は、一族の継承を重んじる地方ほど活発に行われているのではないでしょうか。

養子縁組をする場合には、養親は20歳以上であることが条件で、養子となる者が15歳未満の場合には実親の同意と家庭裁判所の許可が必要になります。
ただし、養子となる者が養親またはその配偶者の直系卑属であれば、家庭裁判所の許可は要りません。
また、配偶者があるものが養親となる場合には配偶者とともに養子縁組をすることになります。

15歳以上になると養親と養子の間で実親の同意なく、養子縁組も可能です。

養子となる者が幼少期に養子縁組する場合には、将来、「なぜ、自分は実の親や兄弟姉妹と苗字が違うのだろうか?」「なぜ実の親の戸籍に入っていないのか?」など、様々な疑問がわいてくるでしょうから、その場合には養子縁組に同意する実の親が慎重に考えてあげたほうがいいのは、いうまでもありません。

 

今日のJAZZ

今夜のラジオ番組の最後に選曲したのがピアニスト、ビル・エヴァンスとヴォーカリスト、トニー・ベネットの《My Foolish Heart》です。
収録の際に、エヴァンスのトリオの演奏をかけるつもりでいたのが、ベネットの声が聴こえてきて「あ、間違えた!」と思い再度、CDを確認したら間違えていなかったことに気付きました。
CDのセットを間違えることが多々あるので、お恥ずかしい限りです。
エヴァンスの繊細なタッチに、ベネットの男らしいけど物悲しい歌声がとても素晴らしい。

相続セミナー・説明会情報

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沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
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【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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