親から子への資産承継は元気なうちにすべき理由。


北海道産メロンと沖縄県産マンゴー

朝食は基本的にフルーツで、今朝は頂き物の北海道のメロンといとまんファーマーズで購入した沖縄のマンゴー。
北と南の果物の王様だと思います。
両方とも甘くて、どちらから食べたらいいもんか一時悩みました(笑)
メロンから食べましたが、メロンの甘さは爽やか系で、マンゴーの甘さはこってり系かな。
こってりは後がいいですからね。
しかし、両者共に絶品で、幸せな季節です。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

親から子への資産承継

今朝、かねてから不動産の相続や贈与の件で、ご相談を受けているお客様からお電話がありました。
お客様が所有する約500坪程の土地は、子供たちと話し合った結果、4年後に売却してお金に換えて子供たちに贈与したい、とのこと。
4年後としているのは、ご自身が80歳になるからのようです。

この場合、不動産の所有者である親が売却した際の譲渡所得が課税され、翌年度は市県民税や健康保険料が上がります。
また、子供にお金を贈与すると贈与した際に子供達には贈与税が課税されることもあります。
贈与税については相続時精算課税制度を活用すれば、贈与時には2,500万円までは非課税になる制度はあります。

また、土地を売らずに、分筆して子供たちに贈与する方法もありますが、その場合には土地家屋調査士による分筆費用、土地を取得する子供たちが負担する贈与税や不動産取得税などか必要になります。

どちらにしても、税金や費用はそれなりにかかります。
ただ、現金が用意できて、生前に子供たちに資産を移転しておきたいというのであれば、一番最適な方法を選べばいいので、資産承継の観点からすると生前贈与は有効な手段だと思います。

その他、死因贈与契約、信託契約、相続、売買契約など様々な方法がありますが、最適な方法をお客様と一緒に考えていきたいと思います。

年齢と健康状態のことも考えなければ

今回のご相談のケースで、気になったのは「4年後」に贈与したいと話された部分でした。
なぜかというと、4年後にはお客様は80歳です。
率直に申し上げて、この年齢の方のこれからの4年間というのは健康状態のリスクが高い。

例えば、4年間の間に意思判断能力を失う重度の認知症となるケースもあります。
重度の認知症でなくとも判断能力が危ういケースもあるかもしれません。
そうなると契約行為は無効になる可能性が高いですから、不動産の売買契約も親子間での贈与契約も不可能でしょう。
そうなると近いうちに大金が入る予定を立てていた子供たちも計画が狂うかもしれません。
また、最悪のケースではお客様がお亡くなりになり贈与が実行できない可能性もあります。
僕はこの仕事を始めてお元気だった方が急に寝たきりになったり、亡くなる場面を何度も見てきました。
高齢者の健康リスクは思った以上に大きいことを実感としてわかっています。

今回のケースでは、すぐにでも子供たちに資産承継をしたいのであれば、土地を分筆して贈与し、あとの処分は子供たちに任せることが一番よさそうです。
それがすぐにできないのであれば、少なくとも遺言書を書いておくことはお勧めします。
なぜかと言えば、お客様の財産はこの土地だけではなくほかにもいくばくかあり、子供たちに遺産分割協議を任せると話し合いがまとまらない可能性があることをお客様は感じているからです。

そんな状況ならば、しっかり準備をした方がいいですね。
ご高齢のお客様がここまで神経をすり減らして子供たちへの資産承継を考えていらっしゃるので、しっかりサポートしたいと思います。

僕は親から子供への資産承継に関しては、税理士、司法書士、土地家屋調査士などと連携して、お客様に最適な方法をご提案できると思います。

今日のJAZZ

ヴォーカルの入る曲を聴くとジャズを聴いている気になるのは僕だけでしょうか?
ジャズ初心者としては、歌声が聴こえてくるとジャズらしさを感じます。
ジャズのヴォーカリストといえば女性をイメージします。
沢山のヴォーカリストがいる。
現代のジャズシーンで活躍しているノラ・ジョーンズを紹介します。
おそらく多くの人が聴いたことのある名前ではないでしょうか。
僕もジャズを聴き始めてすぐにその存在を知りました。
落ち着いた歌声と表現力豊かで容姿端麗のノラ・ジョーンズはジャンルを超えた人気のミュージシャンです。
今日はノラ・ジョーンズの《Summertime》を紹介しますが、曲自体はとても暗い。
夏の曲とは思えない(笑)
でも、ジャズのスタンダードとして多くのミュージシャンがカヴァーしています。

【相続セミナー・説明会情報】

中学生でもわかるやさしい相続と遺言のはなし~幸せな相続の準備~説明会

【開催概要】
◇開催年月日:令和元年7月30日(火)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「7/30セミナー参加申込」と入力お願いします

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

詳細はここをクリック。

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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