沖縄でお仏壇やお墓の承継が難しいと思ったら考える事。


今日は朝から雨が断続的に降ってまして、気温も少し低く寒い沖縄県那覇市です。
午後のお客様との打ち合わせを終えて、自宅兼事務所から徒歩3分ほどの小さな隠れ家的なカフェ「Flip Flop」で温かなコーヒーを飲んで、ホッとしました。コーヒーの味はよくわかりませんが、コーヒーは好きな沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

カフェ「Flip Flop」のコーヒー

お墓やお仏壇は家族や親せきが集まる大事な場所

今日は公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会の企画担当の東恩納寛寿さんが事務所にお見えになって、3月に協会主催のセミナーでお話しさせてもらえることになりました。
沖縄県メモリアル整備協会は、県内各地に8か所(南城市、八重瀬町、うるま市、中城村、沖縄市、名護市、宮古島市、石垣市)で霊園を管理運営しており、お墓以外でも永代供養や海洋散骨など故人のご供養をされています。
TVではボクシング元世界チャンピオンの具志堅用高さんのCMでおなじみですね。

沖縄県メモリアル整備協会 HP

セミナーの打ち合わせをする中で、お互いの仕事の話になり、いろいろと情報交換していたのですが、沖縄のお墓や仏壇など、ご先祖様の御供養の形も変わってきていて、多くの皆さんが悩んだり、困ったりしているということが分かりました。

東恩納さんはお墓やご先祖様の御供養のことは、専門分野で、沢山のお客様かからのご相談を承っておられます。
僕は相続の専門ではありますが、相続手続きや遺言書作成のお手伝いをする中で、お墓やお仏壇の話になることも多々あります。

沖縄はご先祖様の御供養をとても大事にしますし、伝統的な風習もあります。
しかし、家族の在り方が多様化する中、お墓やお仏壇のご供養の仕方も変化しているようです。

従来のご供養の仕方が難しくなっているご家庭もあるようで、沖縄県メモリアル整備協会でもそういったご相談が増加しているそうです。
例えば・・・
□お墓やお仏壇は長男がみないといけないのかもしれないけど、長男は本土または県外にいて誰がみたらいいのか
□自分の死後、お墓や仏壇を見る人がいない
□子供たちがみんな女性でお墓や仏壇の継承者がいない
□親が亡くなり誰も住まない家に仏壇があるが、どうしたらいいか
などなど、様々なご相談があるようです。

僕もお客様とお墓やお仏壇のことで、お話を聞くことがありますが、沖縄の場合、お仏壇がある家は家族や親せきが集まるとても大切な場所ですし、お墓も清明祭、お彼岸やお盆の時に皆が集まり、ご先祖様と語らう場所ですから、ご供養の仕方というのは大変大事な問題なのです。

ご先祖様を供養する場所ということだけでなく、家族や親せきが集まる大事な場所なんですね。
そんな大事な場所が、今、失われつつあるのです。

それが世の中の流れであれば、致し方ないことでしょうが、ご先祖様の御供養のことはしっかりと考えてもらいたいと思います。

故人の財産の承継を考える相続も大切ですが、祭祀主宰者の継承も沖縄では大きな課題となっているのです。

海洋散骨というのも増加しているようですが、どこにでも遺灰を巻いていいものではありません。

ご位牌の仕舞い方

僕が相続相談を受ける中で、何度かあったのが、誰も住まない家にあるお仏壇のことでした。
田舎に住んでいた両親が亡くなり、誰も住まなくなった家に仏壇があるが、誰も引き取ることができないでいる、というものです。

子供たちも様々な事情で、お仏壇を引き継げないことがあります。
そんなことで苦肉の策として、両親が住んでいた家に仏壇を残し、定期的に拝みに通っているというものです。

ただ、この状況は皆さんとても気になっているようで、自分が拝みに来れなくなったらどうしたらいいのだろう、という心配をされている方がほとんどです。

沖縄県メモリアル整備協会の東恩納さんにそんなお話をしましたら、位牌の仕舞いの仕方について教えてくださいました。

方法は2つ。

1.永代供養
霊園の管理する施設で、ご位牌をお預かりする方法です。

2.位牌のお性根抜きとお焚き上げ
お坊さんにご位牌から魂を抜いてもらう儀式お性根抜きをした後に位牌を焼き(お焚き上げ)、灰を供養する方法。

沖縄でもこの先は、これまでのようなご供養の方法はとれないようなことも出てくるかもしれません。
お仏壇を仕舞うことも考えないといけないかもしれないですね。
また、お墓も無縁墓とならないように、これからご供養の方法なども考えたほうがいいかもしれません。

東恩納さんにはセミナーのご依頼をいただいた上に、いろいろ役立つお話を聞かせてもらって感謝です。
早速、明日のセミナーのネタにさせてもらいます。

沖縄県メモリアル整備協会 東恩納寛寿さん(左)

今日のJAZZ

TVやラジオで毎日のようにJAZZが流れてきますが、聴いたことあるけど中々曲名が思い出せない・・・ということは多々あります。
そんな中で、何の番組かは忘れましたが、オープニングで流れてきた曲はすぐにわかりました。
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの《Moanin’》(モーニン)。
ファンキージャズの大ヒット曲ですが、黒人の悲哀を表現した曲です。
この曲もあちこちで耳にすることがあるんじゃないかな。

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沖縄特有の相続のことが105分でわかる ~幸せな相続の準備~ 説明会

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◇開催年月日: 平成30年1月30日(火)
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【申込方法】
◇電 話 098-861-3953
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毎月第1および第3水曜日21:00から21:50
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市まで、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならAndroidはGoogle Playで「FMレキオ」、iPhoneはApp Storeで「Tunein Radio」で聴けます。
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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