終活に取り組んでいる方にお伝えしたいイベント情報「第13回いなんせ会館イベント」2024/6/15(土)開催
JAZZ好きの行政書士城間恒浩です。
僕は沖縄県那覇市松尾で終活・相続・遺言書専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は500件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えも書いていますよ。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら嬉しいです。
終活とは?
僕は2016年3月から本格的に行政書士として活動しておりますが、一貫して遺言と相続を専門としています。
行政書士としてできる仕事の中で、僕が経験し、知識があったのが相続・遺言書だったからです。
遺言や相続に関して、勉強し、ブログ、SNS、セミナーやラジオ番組などで発信していると、遺言や相続が「終活」の一環であることを肌で感じ始め、深く学んでいます。
終活とは、インターネット上の辞書ウィキペディアでは次の通り説明されています。
終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」の略。人間が自らの死を意識して、人生の最期を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉である。
(ウィキペディアより引用)
終活は、自分の死を意識して準備することであることがわかります。
しかし、僕は「なぜ、多くの方が取り組んでいるのか?」といった疑問もありながら、終活について学んでいました。
人生の終盤の活動を意味する「終活」の言葉が各種メディアで語られるようになったのが2009年頃で、当時のとある週刊誌の編集長が名付けたそうです。
2012年には新語・流行語大賞のトップ10にも選出されるほど、終活は熱を帯びてきます。
現在でも雑誌、TVやネット上で「終活」の文字を見かけることは多く、映画の題材にもなったりしていますね。
終活は、少子高齢化を背景に、団塊の世代を中心に自分のことは自分で決める、人生の終盤または死後に家族に迷惑をかけたくないという思いから盛んになったと言われています。
ただ、字面から暗いイメージのある終活ですが、とあるきっかけから、決して後ろ向きな活動ではなく、積極的で前向きな活動であることがわかりました。
そのきっかけと言うのが、僕の知り合いで、相続セミナーなどで一緒に登壇した「公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会」の職員で、終活カウンセラー上級の東恩納寛寿さんがセミナーでお話しされる終活の意義を聞いた時に、なぜ多くの方が終活に取り組んでいるのかが腑に落ちました。
終活とは
(公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会 東恩納寛寿氏(終活カウンセラー上級)の講演スライドより)
人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をよりよく自分らしく生きる活動のこと
終活は、将来に向けて自分らしく、よりよく生きる活動の事なのです。
決して、後ろ向きの活動ではなく、人生をよりよく生きるための積極的な活動なのです。
だからこそ、多くの人が取り組んでいるのですね。
終活では、生前整理、介護、終末期医療、葬儀、お墓、相続や遺言のことを自分はどうしたいのかを考え、記録し、家族に伝えることが必要となります。
僕の専門とする相続や遺言も終活の一環です。
遺言書を書きたいという方は、自分の死後、家族に迷惑をかけたくない、自分の財産は自分でどうするか決めておきたい、思い残すことが無いように準備をしたい、と前向きに考えていらっしゃいます。
そして、遺言書を作成した方が笑顔で「これで安心です。スッキリした。」とおっしゃられることがほとんどです。
中には涙を流して、気になっていたことが解決したことを喜ぶ方もいらっしゃいます。
僕の仕事は、お客様の人生の終盤のご活動をお手伝いしているわけで、とても大きな責任を感じます。
僕を信じ、頼ってくださる方の心の負担を少しでも解決できるように、これからもしっかり負託にお答えしたいと思います。
終活ですべきこと
人生の終盤に向けての活動ですから、全てが終活になるとは思いますが、特に終活で考えられるのは・・・
- 元気なうちに:断捨離、自分史の作成、エンディング・ノートの作成
- 体のこと:介護、看護、終末期医療
- 財産の承継:相続、遺言書
- 亡くなった後:葬儀、墓、供養の方法
大きく分けるとこんなところでしょうか。
実際に終活を始めると、現在の自分の状況を健康状態、財産状況、家族関係、友人関係、仕事面から把握することに始まります。
そうすると自分の現在の状況を書き出したりして記録する必要が出てきます。
そんな時にはエンディング・ノートが便利です。
書店やネット上では、沢山のエンディングノートを見かけます。
エンディング・ノートを選ぶときの注意点としては、なるべく薄めのエンディング・ノートを購入して、徹底的に記入し、完成させることをお勧めします。
あまり気合が入りすぎて分厚いものや難解なエンディング・ノートを選ぶと気持ちがなえてしまい、挫折しかねないからです。
自分の出生から現在までの履歴をまとめたり、財産目録(不動産、預貯金、現金、株式、ゴルフ会員権、美術品、骨董品、宝飾品、インターネットバンキングの利用有無、ネット投資の利用有無、貸金庫の有無、債権。債務など)、健康状況に鑑み通院記録や服薬記録、友人関係のリスト、仕事関係者のリスト、家族親戚関係のリストなどを作成したりして何らかの形で自分のことを洗い出します。
そして、自分がもしもの時に備えて、介護や看護、終末期医療、余命宣告などをどうしてほしいのか、葬儀、お墓、仏壇やご供養はどのようにしてほしいのか、相続はどのように考えるのか、遺言書を書く必要があるのかなどを考えることも終活の大事な活動です。
こう考えると終活も様々なことを考えて、やるべきこと、準備すべきこと、家族に理解してもらうことなど沢山ありますね。
だとすれば、元気なうちに早めに着手したほうがいいかもしれません。
40代や50代から始める方がいるのもうなずけます。
終活における相続と遺言書の重要性
僕は、終活の中でも相続の準備をすることはとても重要だと感じています。
相続においては、自分の遺した財産でご家族に問題が起きたり、争いが起きるようなことを望んでいる方はいないと思います。
それなのに、皆さん、相続の準備も行わずに「なんくるないさ」と思っていらっしゃるようです。
でも、相続は準備不足から深刻な事態を招くことがあります。
これまで500件以上のご相談を承ってきた終活・相続・遺言書専門の行政書士の僕だからこそ、皆さんにお伝えできることもあるかと思っています。
終活に取り組みならば、相続の準備もしっかりして、幸せな相続を実現しませんか?
そのためには遺言書を作成することをお勧めします。
そんな僕が登壇するイベントが予定されています。
いなんせ会館イベント
終活、墓仕舞い、相続と遺言書に学べる無料のイベントが企画されています。
沖縄県浦添市伊奈武瀬にある株式会社いなんせ典礼の開催する「第13回いなんせ会館イベント 夏のお気軽勉強会&供養祭」です。
無料のセミナー3本と供養祭(ぬいぐるみ、人形、写真、アルバム、衣類、着物など)が予定されています。
ご来場者様全員にたまご1パックのプレゼントとハズレなしのくじ引きもあるようです。
ご予約などは必要ありませんので、お気軽にご参加いただければと思います。
(セミナー:無料) ファミリーホールいなんせ
①10:45~11:30
「知ってますか?相続で揉めないための遺言書の活用 ~幸せな相続の準備~」
講師:行政書士ジャジー総合法務事務所 行政書士 城間恒浩(筆者)
②12:00=12:45
「誰でも出来る墓じまいの方法教えます!」
講師:株式会社いなんせ典礼 葬祭部 1級葬祭ディレクター 友利一也氏
③13:15~14:00
「初めての終活」
講師:真宗大谷派真教寺 副住職/終活カウンセラー協会認定講師/グリーフケアアドバイザー/尊骨士 田原智子氏
(供養祭:有料) いなんせ会館
15:00~15:45
ぬいぐるみ、人形、写真、アルバム、衣類や着物などの想い出の品を真宗大谷派真教寺副住職田原智子氏がご供養してくださるそうです。
(開催会場)
いなんせ会館(ファミリーホールいなんせ)
浦添市伊奈武瀬1-7-1 地図
(HP/お問合せ)
いなんせ会館HP イベントサイト
フリーダイヤル: 0120-103-006