自分の死の間際まで、家族のことを思い作成する危急時遺言。

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JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県の県庁所在地である那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は100件以上、相続相談は300件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを肌で感じ「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて実感しています。
このブログでは、相続や遺言の話を中心に、おなたの知りたい相続や遺言のことについて書いています。

ここ1カ月ほど那覇市の市・県民税の確定申告会場となっている沖縄タイムスビルに、那覇青色申告会のお手伝いで数度訪れていますが、2階にコワーキングスペース「howlive 久茂地・タイムスビル店」が気になっていたので、午後はここで仕事をしようと来てみました。
3月一杯はJALカードのキャンペーンで、1日使い放題3,000円が1,600円で利用できます。
落ち着いたゆとりのある空間で、飲み物も常備されているので、居心地がいいです。
最近は、コワーキングスペースが流行っていますね。
僕も気分を変えたい時には利用したいと思っています。

コワーキングスペース「howlive 久茂地・タイムスビル店」

コワーキングスペース「howlive 久茂地・タイムスビル店」

死の危険を感じた時に作成する危急時遺言

今年に入って、初めての遺言書を手がけました。
「危急時遺言」です。
遺言書には大きく分けて「普通方式」と「特別方式」があり、危急時遺言は特別方式で、めったにあるものではありません。
1年間に全国で100件ほどのようです。

相続セミナー資料「遺言書の方式について」

相続セミナー資料「遺言書の方式について」

危急時遺言とは、何かしらの事情で死の危険を感じた時に作成するものです。
何かしらの事情というのは、病気、事故や船舶が遭難しているよう緊急事態にある状況です。

今回僕が手掛けたのは疾病の方で、入院していたところ急速に容態が悪化し、遺言書を作成したいとの連絡があったのです。

個人情報にかかわることなので、詳細は書けませんが、この状況で最適な遺言書である「危急時遺言」をお客様にご提案し、完成させました。

危急時遺言の作成の法的要件は次の通りです。

【危急時遺言法的要件】
1.遺言者は証人3人以上の前で遺言の趣旨を口授する
2.証人の一人が遺言者の遺言の趣旨の口授を筆記する
3.遺言者の遺言の趣旨の口授を受けたものは筆記した内容を遺言者と証人に読み聞かせる
4.筆記した内容が正確であることを遺言者と証人が認めたら筆記した文書に署名と捺印する
5.作成された危急時遺言は家庭裁判所での裁判官の確認の審判が必要となるので請求する
6.遺言者が普通方式の遺言をできるようになった時から6か月間存命していた時には危急時遺言書は無効となる
7.遺言者が亡くなり相続が開始した場合には、家庭裁判所での遺言書の検認手続きが必要である

また、今回、危急時遺言を作成した上での注意点を次に記します。

【危急時遺言作成上の注意点】
1.緊急性は高いものの情報は裏付けをとる
遺言者の氏名、生年月日、住所、本籍などは運転免許証や保険証などで確認する。
遺言書に記載する財産の全部事項証明書(登記簿)や通帳口座の情報を確認する。
相続人となるものを確認する。
相続させる者や遺贈する者の氏名、生年月日、続柄を正確に確認する。

2.証人の選任
証人は未成年者、推定相続人、署名できないもの、口授が聞き取れないもの、口授を理解できないものなどはなることができません。
また、めったにない方式であり、厳格な手続きが求められるので、報酬が発生するとしても遺言書作成の専門家である行政書士や弁護士、または士業に依頼するのが望ましいでしょう。
緊急性が高いときには、医師や看護師などにお願いすることも選択肢の一つです。
証人には家庭裁判所の確認などで調査官との面談などもありますので、ご協力してもらえる方に依頼することが望ましいでしょう。

3.遺言書の作成環境
遺言者が口授する場所は密室が望ましいです。
遺言者と証人以外は入れないこと。
特に推定相続人や利害関係者が同席していると、後々、その遺言書の真意性が問われることとなります。
病院や施設などで作成する場合には、個室を借りられるとよいと思います。

今日は、めったに取り扱いのない危急時遺言の法的要件と実際に経験した上で、感じたことを書かせてもらいました。

このような状況になった時でも遺言書の作成を望む方がいれば、作成できる方法はあります。
ただ、死の危険を感じた方が作成する遺言書ですので、確実かつ迅速な手続きが求められます。
専門家に依頼することが望ましいでしょう。

危急時遺言は、遺言者が死の間際まで、家族のことを思い作成する遺言書です。
思いが伝わらないわけがありません。

しかし、僕は思うのです。
遺言書は元気なうちに、できるだけ早く作成し、晩年はゆっくりと穏やかに過ごしてほしいと思うのです。
穏やかに家族に見守られながら、旅立ってほしいのです。

被相続人と相続人。

今日のJAZZ

先日(3/6)に81歳で亡くなったピアニスト、マッコイ・タイナーの《Days of Wine and Roses》を聴いています。
ピアノ・トリオでの演奏ですが、とても落ち着いたムーディーな演奏で、心地がいい。
ピアノ、ベースとドラムでの演奏はシンプルだけど、いいですね。

相続セミナー・説明会情報

自主開催セミナー

より良い人生を送るための終活と相続 ~幸せな相続の準備~ 説明会

開催年月日:令和2年3月26日(木)
新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止いたします。
お申込みいただきました皆様、大変申し訳ございません。
次回開催は4月28日(火)の予定ですが、新型コロナウイルスの感染拡大予防の観点から中止することもありますので、ご了承ください。
(令和2年3月11日決定)

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【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
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城間 恒浩

城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。1971年9月生。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、平成27年10月より現職。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 平成28年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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