病床にあったとしても公証人に出張してもらい遺言書を作成することも可能です。


夜半から降り続いた大雨で沖縄県内は各地で冠水や土砂崩れなどの被害が出ていたようですね。
僕の自宅兼事務所のある那覇市松尾も凄い雨が降っていました。
避難準備警報が出たりと、災害への早め早めの備えの呼びかけが頻繁にありました。
被害にあわれた皆さんの早期の復旧を祈ります。
僕はうるま市での仕事があったので、雨の被害で通れない道もあるかもしれないと早めに動いたのですが、思ったよりもスムーズに移動出来て、お客様との約束の時間に無事につくことができました。
しかし、最近の自然現象による被害は心配するものがありますね。
備えが大事です。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

公証人は出張してくれます

今日はうるま市在住のお客様が病床にあり、移動がままならないので、公証人に出張してもらい公正証書遺言を作成する予定に備えて、遺言書の原案の作成と最終打ち合わせでした。
遺言者は病床にはありますが、意思判断能力ははっきりしていて、遺言能力には問題ありません。
念のため医師の診断書を取り付けて判断能力に問題のないことは確認しています。

ただ、公証人役場まで出向くのはきついとのことで、公証人に遺言者の居宅へ出張してもらうこととなりました。

公証人は、出張してくださるのです。
遺言者の指定するご自宅、施設や医療機関などへ出向いてくださいます
公正証書遺言の場合には、証人2名以上も必要なので、証人にも出向いてもらいます。
事前に遺言書の内容などを確認しながら内容を固めておき、当日、遺言者が申述し、書面を確認して、遺言者、公証人と証人2名以上が署名・捺印します。

公証人の手数料については、相続財産の価額や相続人の人数によって変わってきますが、通常の公正証書遺言の手数料に加わるのが、公証人の役場外執務日当(20,000円ただし4時間以内10,000円)、交通費(沖縄の場合はタクシーの往復代金)、病床執務手数料(通常の手数料額に2分の1を乗じた額)が必要となってきますので、割高とはなります。

また、秘密証書遺言も公証人に出張して作成は可能で、公正証書遺言と同じように役場外日当、交通費と病床執務手数料が必要となります。

ただ、公証人が出張して作成する遺言書は時間を要するため、かなり前から予約をしないといけないので、早めに動いてください。
今回のケースでも申し込みから約1ケ月後にしか、公証人の予約が取れませんでした。

体調を崩し、公証人役場に出向けない場合でも、遺言書は作成可能ですので、お近くの専門家にご相談ください。
公証人役場とのやり取りや遺言書の内容をまとめるのも大変な作業ですから、行政書士などの専門家に頼るのもいいのではないでしょうか。
もちろん、その際には公証人の手数料や費用とは別に報酬の支払いが必要となります。

今日は病床の方でも遺言書を作成できるというお話でした。

入院されていたお客様との最初の打ち合わせは病院でしたが、今は退院されて自宅療養中

今日のJAZZ

今日は車での移動時間が3時間ほどあったので、ジャズを聴いてました。
ピアニスト、ビル・エヴァンスのドキュメンタリー映画「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」のサントラ的なアルバム『BILL EVANS SONG ON TIME REMEMBERED』を聴いてました。
その中で、気になるタイトルの曲があります。
NYC’s No Lark》。
この曲は麻薬の過剰摂取で亡くなった、ピアニスト、ソニー・クラークの追悼曲です。
曲名の《NYC’s No Lark》はソニー・クラーク(Sony Clark)のアナグラム(綴りの並べ替え)になっています。
「ニューヨークにクラークはいない」といった意味になるでしょうか。
エヴァンスも麻薬常習者でしたから、クラークの死は他人ごとではなかったのでしょうし、寂しかったでしょう。
ソニー・クラークといえば日本で爆発的に売れたジャケットに女性の足元のアップを採用した《Cool Struttin’》が有名ですよね。

【相続セミナー・説明会情報】

中学生でもわかるやさしい相続と遺言のはなし~幸せな相続の準備~説明会

【開催概要】
◇開催年月日:令和元年6月29日(土)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「6/29セミナー参加申込」と入力お願いします

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

詳細はここをクリック

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!


The following two tabs change content below.
アバター画像

城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください