日本の美しい地方の風景を守れ!不動産の登記は義務化すべし!!


今日は明後日7日(水)午後9時から放送の「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6Mhz)の収録でした。
今回はリスナーさんからのリクエストで松田聖子さんのJAZZアルバム『SEIKO JAZZ』から何曲か選曲してます。
松田聖子さんはJAZZのアルバムも出してるんですよ。
つやっぽい声で、なかなかいいアルバムです。

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6Mhz)収録の様子

土地の相続登記の流れ

1月に与那国町が開催した農地相談会で相続相談を承りましたが、与那国島に土地をも持っていて、沖縄本島に住む方から沢山のご相談を承りました。
土地を相続したけど、所有権の移転登記がされていないといいものです。
相続を理由として、所有権の移転登記をすることを「相続登記」といいますが、遺言書がないために円滑な手続きがされず、与那国島も所有者の所在が分からない、または所在はわかっているものの耕作放棄地となっている農地などが増加して、地域の農業振興に計画が出てきているようです。

農産物が特産品となっている地方や離島においては、所有者のはっきりしない農地が増えることは、死活問題のようですが、この先もこの傾向は続くのではないかと危惧されています。

不動産(土地・建物・農地)の相続手続きは若干煩雑です。
少し説明しましょう。

不動産(土地・建物・農地)の相続手続きの流れ(概要)

まずは、遺言書の有無によって、手続きは大きく違ってきます。
遺言書があれば、家庭裁判所で検認手続きなどを経て、法務局に登記に必要な書類をそろえて登記申請することになります。

遺言書がないと、相続人全員で遺産分割協議が必要ですが、これが大変です。
沖縄は子供や兄弟が多いことから相続人が多いのも特徴なので、遺産分割協議がなかなか進まない。
ここで手続きが停滞しているのがほとんどです。
与那国島の相談会でも、遺産分割協議がされていない案件がほとんどでした。
遺産分割協議が整い、遺産分割協議書を作成したのであれば、法務局での登記申請です。

農地の場合には市区町村の農業員会への届け出も必要です。
本来なら相続開始後10か月以内にしなければならないようですが、遺産分割が済んでいないことから届け出がされていない案件も多いようですね。

さらに相続税が課税されるようでしたら、相続開始後10か月以内に相続税の申告・納付が必要ですので、お気を付けください。

相続登記のお手続きは、かなり煩雑です。
登記の申請は司法書士の業務の範疇ですが、遺産分割協議書の作成や遺言書の作成は行政書士もお手伝いできます。

また、当事務所でも相続登記にかかる一連のお手続きを司法書士と提携して行っていますので、お気軽にご相談ください。

土地の相続登記は義務化したほうがいい

一説によると相続などを原因として所有者が変わった不動産で所有者が不明となっていたり所有権移転登記がされていない面積は九州の面積(36,750K㎡)と同じくらいあると言われています。

日本は人口減少が進み、特に地方においては過疎化が深刻な状況となっているようです。
そんな中、自分のルーツのある先祖代々続いた土地があるということすらもわからない人は多くいるようですし、農地や山林などに価値を感じない人も多くいるようです。

実は不動産の登記は義務とはなっていないこともこの事情に拍車をかけているようです。

使いようのない土地であることや登記していなくても実質上支障がないために、所有権移転登記をしていない人や放置している人が多々いて所有者不明の不動産の増加につながっているようです。
また、自分では手続きができないので、行政書士や司法書士に手続きを依頼しようと考えたところそれなりの報酬や所有権移転登記のための登録免許税がかかることがわかり、放置している人もいるようなのです。

僕は不動産の所有権移転登記を義務化して、期限を設けたほうがいいと思う。
もし、従わなければそれなりの罰則(罰金など)を設けたほうがいいように思いますね。

狭い日本の国土が所有者不明の土地で覆われないうちに、手を打ってほしいですね。
国も公共事業のために所有者が不明またははっきりしない土地の収得手続きができるように法整備を進めていると聞きます。
日本の土地問題は、相続が原因として複雑化している現状があるのです。

地方の風景

土地を持っている人は遺言書を書いてほしい

一方できちんと手続きはしたいけど、遺産分割協議がなかなか進まないということもあるようです。
相続人は様々な事情を抱えていますから、幾ら家族で会ったとしても遺産分割協議が進まないことは多々あります。

僕も遺産分割協議に何件か携わっていますが、なかなか進みません。
理由としては、相続人が多い、みなの意見が整わない、話し合いに出てきてくれない人がいる、などです。
遺産分割協議は相続人全員でしなくてはならないので、大変です。

ですから、僕は遺言書を書いてほしいと言い続けています。
故人の最終意思である遺言書があるのとないのとでは、相続手続きが全く違ってきますから。

特に不動産を持っている方は遺言書は必須だとおもいます。
不動産の分割の仕方は相続人で話し合うのは、大変なことですから。

日本の美しい土地を保てるように、しっかりと引き継いでいけるように遺言書を書いてもらいたいですね。

日本の地方における美しい風景

今日のJAZZ

松田聖子さんのJAZZアルバム『SEIKO JAZZ』の一曲目に収録されている《Smile》を紹介します。
Youtubeを探したらミュージックビデオがありました。
この曲は喜劇王チャーリー・チャップリンの映画「モダン・タイムス」でチャップリンが作曲し、後に歌詞が付けられて男性JAZZヴォーカリストのナット・キング・コールが歌い大ヒットした曲です。
ナット・キング・コールのオリジナルはこちら
とても綺麗な曲です。

【相続セミナー・説明会情報】

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◇電 話 098-861-3953
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那覇市松尾1-6-1 駐車場有(セミナー参加者無料)

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僕の通うJAZZクラブParker’s Mood Jazz Club」 でのジャジーのJAZZツアーの詳細はこちら

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00から21:50
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市まで、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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