自分の相続は争いにならないと本当に思いますか?

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昨晩は関西から友人の行政書士とその仕事仲間の社会保険労務士が来沖していましたので、沖縄の友人行政書士と一緒に那覇市久茂地近辺で飲み会でした。
それぞれ専門の違う行政書士と障害年金や企業顧問を主とする社会保険労務士との話は仕事の事からプライベートの事まで、尽きることなく約4時間半ほど話し込んでいました。
専門性をもち、好きな人と一緒に仕事をする仲間を見ていると刺激を受けますね。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

左から社会保険労務士松岡由将さん、行政書士横関雅彦さん、仲大盛充司さん、僕。

相続が争いとなるのはめずらしくない

相続のイメージとして、お金に絡んだ争いというのが、頭にうかんだりしませんか?
実際、TVドラマなんかでも、相続争いに関わるドロドロした物語がよく出てきますよね。
そのイメージもあると思いますが、あながちはずれもしていません。

遺産分割事件件数グラフ

全国の家庭裁判所に持ち込まれる相続に伴う遺産分割事件は平成20年度(10,107件)と平成29年度(12,166件)を比べると2,059件(約20%)増加しています。

裁判所で、争われている件数だけでこれだけです。
実際は、裁判所に持ち込まれなくとも争いになっている案件は、多数あり、遺産分割協議が進んでいない案件は多数あります。

遺産分割事件は、なぜ起こるのでしょうか?

それは、目の前にある財産の取り合いに他ならないのですが、これはささいな感情のもつれであったり、お金に目がくらんだり、もともと強欲だった人が波風を立てたりすることから起きます。

たとえば、お父様が亡くなった相続で、晩年のお父様の面倒をずっと見てきた次男が、遺産分割協議が始まった時に・・・

「お父さんの面倒を見てきたのは僕だ!財産は全て僕が頂く!」と主張したらどうでしょう。
他の兄弟が納得すれば、まだしも通常は納得しないでしょうね。

ましてや、その財産が一人当たり百万単位、千万単位だとしましたらおいそれろ引き下がることはないでしょうね。

そんな争いが巷には溢れています。
そして、これからさらに増えることでしょう。
なぜかといえば、そこそこ財産を持っているとされる団塊の世代(昭和22年から昭和24年生)が約806万人いて、そろそろ鬼籍に入り時期となりつつありますから・・・

相続争いが起こるのは金持ちの家庭ではない

ここで、一つ伝えておきたいのは、「必ずしも財産のある人の相続が争いになっているわけでは」ないことです。

平成29年度遺産分割事件 遺産内訳割合

上のグラフは、全国の家庭裁判所に持ち込まれた遺産分割事件の遺産価額の割合です。
1,000万円以下 32.1%☆
5,000万円以下 43.4%☆
1億円以下       11.9%
5億円以下            6.7%
5億円超                     0.3%
この数字をみてもわかるように、遺産分割事件で争われているほとんどのケースは、相続財産5000万円以下なんです。
その割合は、☆マークを合わせた約75%です。
5000万円と言ったら、那覇市内で一戸建てをもって、預貯金が少しあればその位の財産になると思われます。
そのような家庭が金持ちとまではいわれないですよね。
自分たちも金持ちと言うよりも、一般的な中流家庭であると思っているはずです。
そんな財産の範囲で争っているのが現状です。
実際に、上のグラフでみても5,000万円を超える財産で争っているのは約20.0%程度です。
決して、金持ちが相続争いをしているわけではないことが解るでしょう。

相続争いの予防策

そんな状況を受けて、家族が相続争いをしないようにと言うことを考えて、遺言書を書く人が増えています。

公正証書遺言作成件数 H20-H29年度

公正証書遺言を作成する人は、平成20年度(76,436件)から平成29年度(110,191件)となり、10年間で33,755件(約44%)も増加しているんです。

遺言書は、家族が相続争いをしないための予防策としてとても有効ですし、遺言書があるとないとでは相続手続きに大きな差が出てきます。

遺言書があったほうが、相続手続きはスムーズに進みます。
銀行口座の解約も可能ですし、不動産の登記も可能ですからね。

遺言書がないと、相続人全員で遺産分割協議が必要です。
これがとても時間を要するのです。

自分が遺した財産で、家族が争くなんて本望ではないと思います。

是非、あなたの最終意思である遺言書を遺し、あなたも安心し、家族が争わない幸せな相続を実現してください。

 

そんなお話をさせていただく相続セミナーを予定しています。

相続セミナーより良い人生を送るための終活と相続~幸せな相続の準備~説明会

【開催概要】
◇開催年月日:令和元年11月28日(木)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「11/28セミナー参加申込」と入力お願いします。
本文にはご参加者人数、お名前と連絡先(電話番号)のご記載をお願いします。

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

詳細はこちら

今日のJAZZ

ジャズの歴史を勉強していると帝王と呼ばれたマイルス・デイヴィスを中心に書かれる本も多い。
それくらいジャズ界に影響を与えた人物です。
そのマイルスが尊敬していたミュージシャンの一人が同じトランぺッターのディスことディジー・ガレスピーです。
マイルスがミュージシャンとして活動し始めたころに多くのことを学び尊敬する人物として名前を挙げています。
今日はデイズの《Manteca》を紹介します。
ビッグバンドでの演奏ですが、頬を膨らませてホーンが上を向いたトランペットを吹くディズが印象的です。

相続セミナー・説明会情報

自主開催セミナー

より良い人生を送るための終活と相続~幸せな相続の準備~説明会
※セミナータイトルが決定しました(11/5)

【開催概要】
◇開催年月日:令和元年11月28日(木)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「11/28セミナー参加申込」と入力お願いします。
本文にはご参加者人数、お名前と連絡先(電話番号)のご記載をお願いします。

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

詳細はこちら

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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