見落としがちな相続で借金を背負うことがある怖いケース。


遺言相続相談ブース

こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
今日は浦添市伊奈武瀬の「いなんせ会館」で開催されているイベント「終活フェア2018おきなわ」に相続遺言の相談ブースを設けていただき、相談員として出動しています。
「終活」に特化し、葬儀、お墓、家系図、自分史、ライフ・プランニング、相続遺言、保険、介護、仏壇仏具、死後事務委任等々、各分野の専門家が集まり無料の相談会が開催されており、終活のセミナーなどもあります。
多くの方にご来場していただいております。
僕も早速1件相続相談がありました。

【終活フェア2018おきなわ】
日時:11月24日(土)10:00~16:00
会場:いなんせ会館(浦添市伊奈武瀬1-7-1)駐車場完備
お問い合わせ:098-866-6111

債務者・連帯保証人の立場も相続される

相続において、負の遺産、いわゆる借金なども相続されることは皆さんご存知のところだと思います。
ですから、相続で借金を背負うのを避けるためにプラスとマイナスの全財産の相続を放棄することやマイナスの財産の範囲内でプラスの財産も相続する限定承認などの制度があります。

この借金などの相続の件で、勘違いされることが大きく上げると2点ほどあります。

1.借金は遺産分割協議しても債権者には関係ない

借金は相続人の間で遺産分割協議したとしても債権者はどの相続人に対しても請求できるのです。
例えば亡くなった父親が自宅を担保に入れて借金をしていたとします。
長男が自宅を相続するので、借金も長男が引き継ぐということを相続人間で話し合いをしたとしても、債権者は長男だけでなく、相続人全員に請求することができます。
もちろん借金の返済ができないなどした場合でも、債権者が担保設定した不動産を差し押さえ、競売に掛けることは可能です。

2.連帯保証人の立場も相続される

何かしらの借金をするときに連帯保証人を求められることがありますが、その連帯保証人の立場も相続の対象となります。
例えば、亡くなった母親が友人の連帯保証人になっていたとしたら、その連帯保証人の立場も相続人全員が追うことになるのです。
債権者から借金の返済を求められれば応じなければならないこともあるわけです。

 

以上の2点は、案外見落としがちなところです。
誰かが亡くなったのであれば、プラスの財産だけでなく、マイナスの財産もないか早急に確認してください。

不動産に担保設定されているのであれば、全部事項証明書(登記簿)を取得すれば債権者は分かりますので、相続人の立場で、債権者にかくにんすれば被相続人(故人)の借金の状況を知ることも可能だと思います。

相続で、借金を背負いたくなければ、相続の開始を知ってから3か月以内に相続放棄(相続人各人が手手続き可能)または限定承認(相続人全員で行わなければならない)の手続きを家庭裁判所で行ってください。

今日のJAZZ

今週はトランぺッター特集です。
今日は1980年代に登場した、伝統的なアコースティック・ジャズを継承するものとして登場したウィントン・マルサリスを紹介します。
一家揃って音楽に従事しており、父親のエリス・マルサリスの教えを受けジュリアード音楽院を経て偉大なミュージシャンとなります。
ジャズはいつも変化を繰り返し、1980年代と言えばエレクトリック・ジャズやフュージョンなどが隆盛を誇る中、アコーステックなジャズはある意味新鮮で、大きな支持を受けた。
今日はウィントン・マルサリスの≪April In Paris≫を紹介します。

【相続セミナー・説明会情報】

いまさら聞けない終活と相続と遺言のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」

【開催概要】
◇開催年月日:平成30年11月27日(火)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「11/27セミナー参加申込」と入力お願いします

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると聴けますよ。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!


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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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