知ってますか?故人の金融機関の口座が凍結された時の解約方法とは?

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今日のランチの後に自宅兼事務所から徒歩3分ほどの小さな隠れ家的なカフェ「Flip Flop」で、一休みしてましたら店内に五木寛之さんの「孤独のすすめ」を見つけました。
ネットでタイトルを見つけて気になっていたほんなので、はじめにと終わりにだけを読んでみました。
中身はよくわかりませんが、「春愁」という言葉とともに、人生の後半を生きる方たちへの生き方を示していました。
ご高齢の皆さんは孤独や孤立感、倦怠感ややる気の起こらないなかでも、無理に前向き、積極的にならずとも、その気持ちをそのまま受け入れて、減速しながらでも人生は楽しめるのではないかといううことが、五木寛之さんの考えなのかなと思いました。
僕もご高齢のお客様とお付き合いし、人生の終盤を迎える中で様々なことをお考えになられている皆さんのお話を聞いていると人生を生きてきた充実感とともに、寂しさや愁いを感じる言葉が端々に感じられたりします。
僕も人生を楽しみながらいつか来るであろう「春愁」の時を静かに迎えられたらと思います。
こんにちは。沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

カフェFlipFlopにて五木寛之「孤独のすすめ」とカフェオレ

金融機関の口座はなぜ凍結されるのか?

相続が開始すると金融機関の口座が凍結され、引き出しができなくなることがあります。
金融機関が相続争いに巻き込まれることを嫌うからです。

ちなみに、沖縄では金融機関が契約者の死亡を知る方法として、新聞のお悔やみ欄からも情報を集めているそうです。

琉球新報お悔やみ欄

本来、現金や預貯金は可分債権で、相続が開始したら法定相続分で相続人が相続することになりますので、金融機関に請求すれば払い戻しが受けられる財産なのです。
しかし、遺言書があり分割方法が指定されているケースもありますし、相続人一人の請求で払い戻しをした場合に、他の相続人からのクレームもある可能性があるので、金融機関の定める手続きによらなければ、払い戻しはしてもらえません。

実際に相続が開始したけど、相続人間での話し合いがつかずに預貯金口座がそのまま放置されているというケースは良く聴く話です。
僕も預貯金が1800万円、1400万円、1,200万円あるけど解約できていないというご相談を受けたことがあります。
もったいない話ですね。

できれば、ご夫婦の財産などは、預貯金をしっかり分けておくなどすることも大切ではないでしょうか。
特に理由もなく全て夫の預貯金口座にまとめていたことから、夫の死後に預貯金を引き出せないなどの状況となると、残された妻の生活にも支障が出ることもあります。

凍結された金融機関の口座の解約

故人の金融機関の口座の解約には、通常は、遺言書または遺産分割協議書、相続人の同意書などをそろえなくてはいけないこととなっています。
金融機関によって手続きの方法は違うので、ご確認いただければと思いますが、概ね以下のような書類が必要となっているようです。

☑ 除籍謄本又は戸籍謄本で被相続人の出生から死亡までが確認できるもの
☑ 戸籍謄本(相続人・必要に応じて)
※または「法定相続情報一覧図」
☑ 預金通帳等(被相続人)
☑ 遺言書(公正証書遺言・自筆証書遺言・秘密証書遺言)
※公正証書以外は家庭裁判所の「検認」を受けているもの
☑ 遺言書が無い場合には、遺産分割協議書もしくは銀行所定の相続届など
☑ 相続人全員の印鑑証明書

相続人や被相続人の除籍謄本、戸籍謄本などは昨年5月に運用が開始された「法定相続証明制度」によって、「法定相続情報一覧図」にかえることができるので、書類をそろえるのは楽になってるかもしれないですね。

また、沖縄の金融機関では100万円未満の預貯金であれば、相続人のうちの一人の請求で、解約に応じてくれるようです。

今日のJAZZ

トランペッターのマイルス・デイヴィスは帝王と呼ばれ長くJAZZ界または音楽業界をけん引した間違いなく伝説のミュージシャンだと思います。
あらゆるジャズシーンで、新しいことにチャレンジしてきたマイルスだからこそ多くのファンがいるのでしょう。
クール・ジャズといわれる分野でもマイルスのノネット(9重奏)によるアルバム『クールの誕生』は名盤として、ずっと聴き継がれている。
このアルバムも編曲家ギル・エヴァンスやサックス奏者シェリー・マリガンとの出会いにより生まれたものだ。
人との出会いは、化学反応を起こし、素晴らしい産物がこの世にもたされるのですね。

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「円満かつ円滑な相続の準備 ~幸せな相続の準備~ 説明会」(仮題)

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◇時間:午前10:00 ~ 11:45  ◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名  ※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話 098-861-3953
◇メール お問合せフォーム 題名に「2/27セミナー参加申込」と入力お願いします

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」 3階 小会議室
那覇市松尾1-6-1 駐車場有(セミナー参加者無料)

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毎月第1および第3水曜日21:00から21:50
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市まで、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならAndroidはGoogle Playで「FMレキオ」、iPhoneはApp Storeで「Tunein Radio」で聴けます。
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〒900-0014 沖縄県那覇市松尾1丁目15番7号 2階
電 話 098-861-3953
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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