知ってますか?プロレスラー力道山の遺産40億円が消えた理由は一般の人にも当てはまる。


こんにちは。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

昭和の大スタープロレスラー力道山の相続

昭和の大スターでプロレスラーの「力道山」の遺産相続の話を聞いたことがありますか?

その前に「力道山」はご存知ですか?
僕も現役時代は知りませんが、とても有名なプロレスラーです。
名前くらいは聞かれた方も多いのではないでしょうか。

力道山。写真はウィキペディアより。

その力道山は、39歳の時に、飲み屋でケンカとなり腹部を刺され、その傷が原因で7日後に亡くなっています。

その時に残された家族は結婚したばかりの後妻とそのお腹の子(胎児)、前妻との子3名の5名だったそうです。
その5名のうち、一番の年上は、後妻の奥さんでしたが、まだ22歳だったそうです。

その他の、相続人はすべて未成年で、1名は胎児だった。

当時、力道山はプロレス以外にも事業をしており、亡くなった際の遺産は40億円(現在の価値にして約180億円)もあったそうです!

凄い遺産ですね。

しかし、力道山の死は突然だったため、「遺言書」もなく、財産の全容を遺された家族の誰も把握できていなかったとのこと。

結果的に、力道山の残した遺産40億円は、相続人に渡ることなくすべて消えてしまったようです。

そればかりか、死後に分かった力道山の莫大な借金の支払いに苦労をしていたようです。

本来、財産の全容がわかっており、借金が多いのであれば、相続財産の限定承認や相続放棄を選択しても良かったのでしょうが、気付いた時には手遅れだったとのこと・・・

力道山の財産40億円が全て消えてしまった理由

40億円もあった財産が、相続人に渡ることなくなくなってしまった大きな理由は3点。

☑ 負債を含めた全ての相続財産について遺族が把握できていなかった
☑ 相続財産のほとんどが不動産であり、相続税の支払いのため相場よりもかなり安く不動産を処分するしかなかった
☑ 相続人全員が若く、相続についての知識を全く有していなかった

3つの理由を並べましたが、これは何も力道山のように多額の相続財産がある人だけに限ったものではありません。

一般の家庭でも起こりうることです。

力道山のように財産が消えてしまわないようにするために

あなたの死後、残された家族が困らないように対策をしてほしいのです。
具体的に言うと・・・

☑ 財産目録を作成し、相続財産の全容を確認できるようにする
☑ 相続税の概算を計算し、支払い方法を検討する
☑ 遺言を書く
☑ 相続について少しでも知識を得るまたは行政書士の専門家などを「遺言執行者」に指定する

などの対策を立てておくことが必要ではないかと思います。

あなたが一生懸命に築いた財産が、あなたの死後、大事な家族のために残されるのではなく、見ず知らずの人間に渡ることを避けるためにも相続のことを少しでも考えてみませんか?

相続を考えることは大事なことだと思うのです。

力道山死後の感動したエピソード

力道山の遺産相続は失敗でしたが、一つだけとても感動したエピソードがありました。
力道山の息子さんが、相続財産の後処理にかかった時間は約20年。
その間も相続税23億円や借金を支払うために大変苦しい生活を送っていたそうです。

でも、唯一家族が手放さなかったものがあったそうです。
それは、力道山が保有していた、プロレスの世界チャンピオンベルト。

金銭的な価値にすると約3000万円になるそうです。
しかし、家族はそのベルトだけはどんな時も手放さなかったそうです。

文字通り、力道山の血と汗の結晶であるチャンピオンベルトは手放せなかったとのこと。
その場面を見た時には、思わずウルッとしてしまいました。

莫大な遺産は手元に残らなかったけど、偉大なレスラー、力道山の魂は家族の手元に残って良かったな~と思う次第でした。

本当に苦しい生活を送ったろうに、よくチャンピオンベルトを手放さなかったな~と感激したのです。

 

ちなみに、力道山の息子さんは、現在67歳で現役のプロレスラーで、その息子、つまり力道山の孫もプロレスラーとなっているそうです。

今日のJAZZ

トランぺッターLEE MORGAN(リー・モーガン)の《I Remember Clifford》。
この曲はサックス奏者ベニー・ゴルソンが、25歳の若さで亡くなったトランぺッターのブラウニーことクリフォード・ブラウンのために作曲した鎮魂歌です。
ブラウニーは若いけど人格者で沢山の人に好かれていたようです。
ブラウニーと親交の深かったベニー・ゴルソンの作曲した曲をモーガンが厳かに演奏しています。
心にしみる演奏です。
この曲は多くのプレイヤーが演奏するスタンダード・ナンバーになっています。

 

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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