「相続は触れてはいけない暗い話である」本当にそう思いますか?だとすると残念です。
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。
皆が思い描く相続のイメージとは
午前中は、沖縄県教職員共済会館「八汐荘」にて、第71回目の自主開催の相続セミナー「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」でした。
ご予約は6名様、ご参加者は4名様でした。
最後は拍手を頂き、お二人の方から個別に相談をしたいとのお申し出もありました。
ありがたいですね。ご参加いただきました、皆様、ありがとうございました。
次回は3月24日(木)の開催です。
詳細が決まりましたら、改めて告知いたします。
僕が相続セミナーで話をしているひとつが、相続のイメージについてです。
皆さんは相続と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
金持ちだけの問題
相続はお金にまつわること
争いになっているイメージ
手続きや話し合いが面倒そう
相続のことは手続きも含めて解らない
自分には関係ない
などなどパッと思いつくだけでも、こんな感じです。
まとめてみると金持ちがお金が原因で争いとなり面倒そうだで自分には関係ない、といったようなイメージがないでしょうか。
実際にはお金持ちの問題ではなく、誰しもに関わってくることであり、相続を原因として大なり小なり問題が起きて、争いとなることもあります。
ただ、一つ言えるのは相続は誰かが亡くなるから開始します。
相続は人の死に関わることであり、暗いイメージがあり、あまり触れてはいけない事なのではないかと思われるのではないでしょうか。
確かに家族で相続の話をすると当事者からすれば、自分の死を待っているのかまたは願っているのか、財産を狙っているのか、など思ってもいないようなことを思い浮かべたりするかもしれないですね。
沖縄でも相続の話をするのは縁起でもないと思われる風潮はまだ残っていることでしょう。
でも、だからと言って相続のことを何も準備もしなくてもいいのでしょうか?
僕の経験では、世の中で起きている相続問題や争いはほぼ準備不足といってもいいように思います。
幸せな相続の準備
僕はそんな人の死に関する相続のことを「幸せな相続の準備」と題して、セミナーを開催したり、ブログやSNSで発信しています。
「相続は人が亡くなることで始まるのに、何が幸せなのか?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、それには理由があります。
僕がこの仕事を始めて初めて開催した相続セミナーにご参加くださった70代の男性がいらっしゃいました。
その男性とセミナーの後にお話ししたのですが、このようにおっしゃっていたのです。
「自分の遺した財産で、家族が争うのではないかと考えると、夜も眠れなくて不安なんです。」
お話をお伺いすると、その男性は那覇市内の一等地に土地を持ち、賃貸物件を持ち、住むところもあり、年金収入もあり、ご家族もいて、僕からすると悠々自適な生活をおくっていると思いました。
僕の老後の理想像だと思いました。
しかし、その方の奥様方の家族が相続で大きな争いとなり、そのことを目の当たりにした男性は、自分の家族もそんなことになるのではないかと思い、夜も眠れなくなり体調を崩したそうなのです。
ただよく考えてみるとまだ起きもしていないことに気を煩わせて、悪いほう悪い方に考えているだけなのです。
僕はそんな状況を聞いて大変失礼ながらこの方は幸せなんだろうか?と考えてしまいました。
まだ、何も起きていないのです。
自分で勝手に悪い方に考えているだけなのです。
ただ、そんな気持ちもわかります。
そのお客様は、僕と初めてお会いした時には、妹さんの支えがないと一人では歩けないくらいにフラフラしていて、目もうつろで、顔に精気がなく、話していても上の空のような状況でした。
そんなお客様は、僕のセミナーを聞いて、相続は準備することが大事だと気付いてくださり、何度かお会いして遺言書を書きあげてくださいました。
そしたら、お会いするたびにお客様が元気になるのがわかったんです。
顔色もよくなり、目もしっかり僕を見てくださるようになっていました。
毎回、一緒に来られていた妹さんがおっしゃいました。
「城間先生、兄は最近よく眠れているようです。」
相続は準備すれば何も怖くありません。
準備さえすれば、このお客様のように安心してもらえると思います。
財産を遺す側も受け取る側も僕は幸せになれると思っています。
実際、エピソードを紹介したお客様に限らず、遺言書を書きあげた皆さんはホっとした、安心したといって下さり、穏やかな顔を見せてくださいます。
ご家族も相続の手続きが始まった時には、遺言書があることで、煩わしい話し合いなどもしなくてすむと思っています。
僕のはじめてのセミナーでお会いしたお客様の遺言書の作成をお手伝いして思ったのが、相続は準備さえすれば皆が幸せになれる、ということなのです。
それから「幸せな相続の準備」と僕は言っているのです。
沢山の方に幸せな相続を実現してもらいたいと思っています。
今日のJAZZ
サックス奏者ジョン・コルトレーンの《It’s Easy to Remember》をB.G.M.にブログを書いています。
午前中の相続セミナーで会場セッティングを終えて、コルトレーンのアルバム『Ballads』を流しながら、ご参加者をお待ちしていたのですが、《It’s Easy to Remember》も心地よくていいんですよね。
短い曲ですが、コルトレーンのサックスが穏やかに響きます。
相続セミナー・説明会情報
自主開催相続セミナー
「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~」
開催日時:令和4年3月24日(木) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:8名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
098-861-3953
お申込みフォーム
※件名に「3/24相続セミナー参加希望」とご記載ください。
・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
・会場は定員24名のところ8名(講師1名別)を開催定員としています。
・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大、医療現場の状況や緊急事態宣言など発令により中止とすることもあります。
ラジオ番組
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
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