【沖縄特有の相続事情Ⅱ】なんくるないさ~と考えて、てーげーに対応するからそうなる。

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JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は200件以上、相続相談は400件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを日々感じ、「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて確信しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外の好きなジャズのこと、日常や僕の想い・考えを書いています。
本ブログが少しでもお役に立ちましたら幸いです。

行政書士ジャジー総合法務事務所 バナー広告 20210804

午前中は6ヶ月ぶりの自主開催の相続セミナーでした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、緊急事態宣言などが出ていましたので、やむなく中止としておりました。
本日は、定員を6名のところ5名様のご参加があり、久しぶりに開催できて、うれしかったです。
また、ご参加者も6ヶ月間、お待ちいただいていた方もいらっしゃるので、ありがたかったですね。
ご参加者の皆さんから、「勉強になった」「参考になった」との感想もいただき、うれしい限りです。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
次回は11月25日(木)午前中に八汐荘(那覇市松尾)で開催予定です。
詳細が決まりましたら、改めて告知いたします。

相続セミナー 20211027

相続セミナーの一コマ。

相続は自分の代で解決しないと面倒なことになる

以前にご相談を受けた事例ですが、相続の相談事例では、おじいちゃんの遺産を巡って、お孫さんたちが相続手続きで困っているとの案件でした。

本来なら、おじいちゃんのお子様方が解決しておくべきなのですが、放置していたために子や孫が困っています。

沖縄では良く聞かれる事例です。
「なんくるないさ~」(なんとかなるさ)と思って、てーげー(いい加減)に対応しているからかもしれません。

ハイビスカス

ハイビスカス

僕は沖縄県那覇市で遺言相続専門の行政書士として、多くの事例を見聞きしてきています。

他の地域はどうかわかりませんが、数多くの相談やお仕事をご依頼いただく中でお伺いした話から沖縄特有の相続事情が僕なりに見えてきました。
率直に言って簡単に解決できないような案件もありますが、自分の代で解決してもらいたい、と思っています。

沖縄の相続事情はいくつかありますが、子や孫が相続問題を引き継ぐことがあります。

相続争いの原因 沖縄の相続事情

(沖縄特有の事情)
〇祭祀主宰者のこと(トートーメー、お墓)
〇問題先送り(てーげー)
〇子供・兄弟・親戚が多い
○主な相続財産が居住用不動産

沖縄特有の相続事情として、大きく4つあると考えていますが、今日は「問題先送り(てーげー)」について、お話しします。
これが家族に流れ弾的に当たる可能性がある問題なのです。

沖縄の人はてーげー(いいかげん)なところがあるとよく言われます。
それは僕は大らかな県民性から来ているのと、あまりキチキチするのが得意でないからだと思っています。

僕もてーげーな部分はあります。

そして、物事をてーげーに考えることはいい時もあります。
ストレスがたまることで、あまりにも真面目に考えすぎるとメンタルダウンしたり、最悪の選択をする可能性もあります。

そんなときにてーげーに考えて問題を先送りしたり逃げるのも一つの手だと思います。

しかし、相続においては当事者がてーげーに考えて、問題を先送りにするとその後ろの人、つまりは子や孫、兄弟姉妹に当たってしまうこともあるのです。

自分の代で相続手続きを完了しなかったために、子や孫の代が大変な思いをすることがあるのです。

沖縄特有の相続事情 てーげー編 問題点 原因

例えば、少子高齢化が進む日本において空き家空き地問題が顕在化してきています。

また、相続手続きがされていないために所有者が多数となっている不動産が激増しているようです。

以前、香川県で、空き家となっている建物が倒壊の恐れがあり危険があるとして、自治体が取り壊し、所有者(亡くなっている)の相続人のうち、連絡の取れる孫に費用を請求するとのニュースがありました。

これも、その孫の親、つまりは所有者だった方の子供達が解決していれば、何の問題もなかったはずです。

相続の問題を先送りし、いい加減に対応したせいで、次の世代に迷惑が掛かった事例です。

ストレスのかかることからは逃げたい。
また、場合によっては逃げてもいいのですが、相続の場合には当事者が逃げると問題が次の世代に引き継がれるだけです。

ですから、相続は自分の代でなんとかするんだ!と気概を持って対応してほしい。
そして、何をしたらいいのかわからない、解決策が思いつかない場合には、僕ら専門家に相談してもらえばいいのです。

ストレスはたまるかもしれないけど、相談相手がいれば解決方法がみつかり、スッキリするのではないでしょうか。
そんな方のために僕ら専門家はいるのです。

沖縄特有の相続事情 てーげー編 解決策

今日のJAZZ

サック奏者ジョン・コルトレーンのアルバム『Ballads』を紹介します。
僕が紹介するまでもない名盤ですが、コルトレーンのとろけるようなバラードをまずは聴いてもらいたいですね。
これで癒されないなら、もう癒しは諦めてもいいかも(笑)

相続セミナー・説明会情報

Ⅰ.外部のセミナー

「那覇青色申告会 研修会」

タイトル:「わかりやすい終活、相続と遺言書セミナー~幸せな相続の準備~
開催日時:令和3年11月11日(木)14:00~16:00
開催場所:沖縄県産業支援センター(那覇市小禄1831-1) 3階会議室大(302・303号室)
定員:30名(事前予約制)
参加費:青色申告会会員1,000円 非会員3,000円
主催・詳細・お申込み・お問合せ:一般社団法人那覇青色申告会

Ⅱ.自主開催セミナー

わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会

開催日時:令和3年11月25日(木) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:6名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
☎098-861-3953
✉お申込みフォーム
※件名に「11/25相続セミナー参加希望」とご記載ください。

・新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
・会場は定員24名のところ6名(講師1名別)を開催定員としています。
・会場は換気し、ご参加者にはマスクの着用と手指消毒をお願いいたします。
・講師はマスク着用の上、講演いたしますことをご了承ください。
・感染拡大、医療現場の状況や緊急事態宣言など発令により中止とすることもあります。

ラジオ番組パーソナリティ

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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