知ってますか?推定相続人と法定相続人の違いと確認の方法!


5月も2日目、ゴールデンウィークの真っただ中で、沖縄県那覇市の国際通りは沢山の国内外の観光客であふれてます。
活気があっていいですね。
沖縄観光は堅調です。
僕は自宅兼事務所を出発し国際通りの横目に那覇市役所へ。
遺言書作成のために遺言者の戸籍・除籍・改製原戸籍などを取得に行ってきました。
天気はいいのですが、風があるので涼しいです。
流石に歩くと汗は書きますけどね。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

那覇市役所をバックに

推定相続人と法定相続人の違いとは?

相続人の呼び方には「推定相続人」と「法定相続人」の二種類があります。
簡単に説明すると、「推定相続人」は現段階で、自分が亡くなったら相続人になるであろう人を指します。
一方で「法定相続人」は誰かが亡くなり相続が開始して、故人(被相続人)の財産を相続することが法定されている人のことを言います。

一般的にはあまり意識して使い分けることはないかもしれませんが、そんな定義です。

相続が開始すると推定相続人であった人が法定相続人になります。
相続手続きにおいては不動産の名義変更や預貯金口座の解約などで法定相続人が誰なのかをはっきりしないといけません。
ですから、誰かが亡くなり相続手続きをする場合には、法定相続人の確定作業が必要ですが、故人(被相続人)の出生から死亡時までの戸籍、除籍や改製原戸籍を全て取得することで法定相続人を確定することが可能です。

また、遺言書を書くにあたっては、現状で誰が相続人になるかを確認することをお勧めします。
もちろん、遺言書を書くだけなら必ずしもしなくてはならない作業ではないのですが、自分の財産を誰が相続するのかは、確認しておきたいところですよね。

推定相続人の確認も遺言者の戸籍、除籍や改製原戸籍を全て取得することで可能です。

ちなみに、除籍とは戸籍に記載されていた人が全て抜けた場合(死亡、結婚など)で誰も残っていない状態のことをいいます。
改製原戸籍は法改正や戸籍などのコンピューター化によって戸籍が改製となる前の状態のものをいいます。
戸籍や改製原戸籍には、居るはずの人が記載されていないことなどもあります。
新しい戸籍が作られる前にその戸籍から抜けてしまっている人(死亡、結婚など)は記載されなかったりするからです。

ややこしいですね。

第一順位法定相続人直系卑属&配偶者 法定相続割合例

戸籍・除籍・改製原戸籍の取得

では、戸籍、除籍や改製原戸籍はどのようにして取得するのでしょうか?
誰かが亡くなった時の法定相続人の確認にあたっては、まずは故人(被相続人)の最後の戸籍(ばあによっては除籍)を取得してください。

ここで注意しなくてはいけないのが戸籍、除籍や改製原戸籍は本籍があった市区町村の役所・役場でしか取得できません。
ですから、本籍の所在地を知る必要があります。
ただ、一般の方がここで引っかかるのが、故人の本籍地がどこだったか解らない、と言うことです。
昔は運転免許証に本籍が記載されてましたが、今は特殊な機械で見ないと表示されないですよね。

亡くなった方の本籍が解らない場合には、故人の住所をまずは調べて住所のあった市区町村で、役所で本籍の記載された住民票の除票を取得してください。

それで、最後の本籍地はわかると思います。
本籍地が分かったら、本籍のある役所・役場で戸籍、除籍や改製原戸籍を取得します。

この時に引っかかるのが、戸籍の筆頭者や昔の戸籍だと戸主が変わっているケースです。
その場合には、役所・役場は変更前の筆頭者や戸主の確認をしてきます。

さらに、戸籍などの取得作業をしていて本籍が変わっている場合には、大変です。
同じ市区町村内であればいいのですが、別の市区町村から転籍していた場合には、転籍前の市区町村の役所・役場で戸籍、除籍、改製原戸籍を取得する必要が出てきます。

従前の戸籍はほとんどの場合新しいほうの戸籍などに記載されているので、確認はできます。

本籍のあった市区町村が遠方にある場合、例えば県外にある場合などは郵送での請求が可能ですので、該当する市区町村にご確認ください。

被相続人の中には何度も転籍している方もいますので、戸籍、除籍や改製原戸籍を集めるのは骨の折れる作業です。
また、相続手続きにおいては全ての相続人の戸籍も必要になりますので、かなりの数の書類を集めなくてはなりません。
さらに、戸籍の取得は同じ戸籍に入っている者や直系のものでないと取得できなかったりしますので、傍系の相続人がいる場合には、自分で集めるのはほぼ不可能です。

そんな時には、業務に関連する職務請求が認められている行政書士などに依頼するのも一案でしょう。

僕もご依頼人がご高齢の方やお忙しい方がいる場合には、戸籍などの取得もお手伝いさせてもらっています。

祖父の改製原戸籍

今日のJAZZ

マイルス・デイヴィスの音楽は変わり続けてました。
その時代ごとにマイルスは新しい音楽にチャレンジし続けていました。
そして様々な音楽の要素も取り入りいれていた。
今日紹介するアルバム『Sketches of Spain』(スケッチ・オブ・スペイン)はスペイン音楽にインスパイヤーされたもののようです。
マイルスの知恵袋と言われたギル・エヴァンスのアレンジとマイルスの世界観が溢れる一枚です。

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毎月第1および第3水曜日21:00から21:50
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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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