相続においては「家族は仲がいい」は幻想だと思ってください。
午前中は自主開催の第44回相続セミナー「より良い人生を送るための終活と相続~幸せな相続の準備~説明会」でした。
ご参加者はお二人でしたが「わかりやすく参考になった。」「遺言書の重要性と相続は準備することが必要であることがわかった」などの感想をいただき、趣旨は伝わっているようで安心しました。
相続は準備することで、ご本人もご家族も安心できます。
皆が幸せになれる準備をしてください。
来月は12月23日(月)の開催で、今年最後の相続セミナーとなります。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
相続は家族の関係を狂わせる
僕の相続セミナーではこれまでにご相談を受けた事例やお手続きをお手伝いさせていただいた事例を脚色を加えて、個人が特定しないようにお話をさせていただいています。
そのほうがご参加者にも伝わるからです。
実際、事例をあげてお話しするとご参加者も納得されることが多い。
相続争いの原因の事例の一つとして「相続において、家族は仲がいいというのは幻想だと思ってください」ということをお話しています。
相続では時として大きな遺産が相続人に渡ることがあります。
そんな時に経済的に恵まれない人や強欲な人の心が動き出します。
もらうべきものはもらい、場合によってはそれ以上に相続したい。
そんな気持ちが芽生えてしまうのも相続なのです。
僕のところに遺言書を作成したいと来られた方は、父親の相続の際に遺産分割協議がまとまらず裁判にまで発展してしまったそうです。
当初は兄弟で均等に遺産分割することでまとまりかけていましたが、ある日、お兄さんの態度が豹変したそうです。
「全ての財産は長男である私が相続する。」
そう言い放った長男の裏には奥様の存在があったそうです。
「あなたは長男なのだから全ての遺産を相続してきなさい。」
長男は奥様から、そういわれたようです。
これまで中の良かった兄弟の関係に亀裂が入り、裁判にいたるのでした。
裁判までした家族のその後の関係は元にもどることもありません。
お客様は、今は長男の家にも行けなくなり、亡くなったご両親のお仏前で手を合わせることもできないのです。
相続は時として、家族の関係を壊してしまうことがあります。
こういった話は枚挙に暇がありません。
珍しい話ではないのです。
家庭裁判所で扱われる遺産分割事件は1万2千件を超えていることからもわかると思います。
「相続においては、家族が仲がいいは幻想だと思ってください。」
寂しいことですが現実に起きていることです。
僕の言葉の真意が伝わると言いのですが・・・
自分の遺した財産で家族が争わないように、しっかり準備をしてください。
相続問題や争いの予防策の一つは遺言書を書くことです。
今日のJAZZ
バラードが聴きたくてぱっと頭に思い浮かんだのがサックス奏者ジョン・コルトレーンのアルバム『Ballads』。
今日は『Ballads』の中から《I Wish I Knew》を紹介します。
バラードの名盤と言われる同アルバムですが、その中でも雰囲気満点のロマンチックな演奏です。
仕事で疲れた夜にお酒を飲みながら聴くといいですよ。
相続セミナー・説明会情報
自主開催セミナー
「より良い人生を送るための終活と相続~幸せな相続の準備~説明会」
【開催概要】
◇開催年月日:令和元年12月23日(月)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください
【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「12/23セミナー参加申込」と入力お願いします。
本文にはご参加者人数、お名前と連絡先(電話番号)のご記載をお願いします。
【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)
【ラジオ番組パーソナリティ】
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
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