遺言書を書いたら封筒に入れて封印したほうがいい。その方法。

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昨日は出張にでる妻を那覇空港まで送ってきたのですが、空港の独特の雰囲気が好きです。
那覇空港も建て替えとなり、国内線と国際線の連結工事が始まっていますし、第二滑走の建設も進んでいます。
観光立県にふさわしい空の玄関口となりつつありますね。
もっと大きくなり、ショッピングモールのようになってもいいなぁ、とも思います。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

那覇空港国内線ターミナル出発フロアー 2018年梅雨明けの日

遺言書を書いたら封筒に入れてメモを添えるといいかな

遺言書を書いたら封筒に入れて、保管したほうがいいですね。
内容を見られないようにする意味もありますが、自分の遺言書をしっかり保管するためにもそうしたほうがいいと思います。

自筆証書遺言の場合、遺言書を書いたら、封印(封を閉じて、遺言書と同じ印鑑を捺印)して保管したほうがいいと思います。
そのまま、ぴらっと一枚、遺言書だけで保管してると破損したり、他の書類と紛れたりするかもしれないですからね。

封筒に保管するのであれば、封筒の裏面にメモしてあげると親切な一文があります。

遺言書封筒

その一文とは・・・

「本遺言書は家庭裁判所にて開封する手続きを取ること」

なぜ、こんなことを書いたほうがいいかと言うと、民法で遺言書の開封は家庭裁判所で行うことが義務づけられているからです。

民法の第1004条に「遺言書の検認」の条文があります。
その第3項に記載があります。

(遺言書の検認)
第千四条  遺言書の保管者は、相続の開始を知った後、遅滞なく、これを家庭裁判所に提出して、その検認を請求しなければならない。遺言書の保管者がない場合において、相続人が遺言書を発見した後も、同様とする。
2  前項の規定は、公正証書による遺言については、適用しない。
3  封印のある遺言書は、家庭裁判所において相続人又はその代理人の立会いがなければ、開封することができない。

こういったことを知ってる人はなかなかいないと思います。
遺族や相続人もそうでしょう。
ですから、知らせてあげるのです。

もし、遺族や相続人が封印のある遺言書を家庭裁判所外で開封してしまうと、「5万円以下の過料」に処されます。
ちなみに、家庭裁判所で、開封する必要があるのは、「封印」のある遺言書です。
また、封印のある遺言書を家庭裁判所外で開封したとしても、その遺言書が無効になるわけではありません。

また、「自筆証書遺言」(自書した遺言書)は封印されていようとなかろうと家庭裁判所での検認が必要なのは、上に書いた民法第1004条の第1項に規定されてますので、ご注意ください。

せっかく家族を思って書いた遺言書です。
そのことで家族が「過料」を払わなくて済むように、ちょっとしたメモを書いておきましょう^^

これも貴方の家族を想う優しさです。

今日のJAZZ

トランペッターのチェット・ベイカーの音は情緒的で、熱さを感じたことがないのですが、温もりは感じます。
なんというか悲しげで切ないのだけど、空間に漂う音が寂しさを感じる人や疲れた人を温かく包み込むような感じです。
チェットの沢山の温もりを感じさせるアルバム『Groovy』を紹介します。
日曜日を穏やかに過ごしたい方にお勧めです。

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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