知ってますか?子供のいないご夫婦こそ遺言書を必ず書くべき理由。

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昨日、開通した「浦添北道路・臨港道路浦添線」(浦添西海岸道路)を今日は浦添市西洲側から抜けてみようと思ったのですが、西洲の国立劇場おきなわの裏手辺りから大混雑していました。
トラック、商用車、自家用車に混じっていつもは見ない観光バスまで走っていました。
皆さんもの珍しくてやってきたのかもしれないですね。それが渋滞の原因になってたのかも。
僕は約束があったので、安全策をとりそこから国道58号線に出て宜野湾市大謝名に向かったのですが、いつもは混んでるはずの浦添日城間やメイクマンの前あたりがスイスイでした。
浦添西海岸道路ができて、58号線の渋滞緩和につながっているようです。
知り合いのTwitterを見ると朝は泊北岸から宜野湾までいつもより10分以上早く着いたとのことでしたので、朝は時間帯によってはすいてるのではないでしょうか。
しばらくすれば浦添西海岸道路も必要な人だけが通るようになるでしょうから渋滞も収まることを期待しております。

2018.3.18開通の日の臨港道路浦添線 撮影By次男坊

子供のいない夫婦が相続で気を付けるべきこと

今日はラジオ番組の収録でした。
相続のことも少し話をさせてもらいましたが、最近もご相談を受けたのですが、子供がおらず、ご両親も他界し、夫に兄弟姉妹がいる場合の相続のことです。

配偶者と第三順位の兄弟姉妹が相続人となるケース。

この状況は遺言書がないと、とても大きな危険をはらんでいます。
このケースでは、もし、夫が亡くなると第一順位の直系卑属(子や孫など)と第二順位の直系尊属(父母や祖父母など)がいないので、第三順位の兄弟姉妹が相続人になります。

夫の財産は自宅不動産で、預貯金はあまりない状況だったとして、夫の兄弟姉妹が物分かりが良く、遺産分割協議をして残された妻が亡夫の全ての財産を相続することに同意するのであれば、何ら問題ありません。

しかし、もしも亡夫の兄弟姉妹が自分たちの相続する権利を主張してきたらどうでしょうか?

兄弟姉妹には、相続人として法定されており、相続割合は4分の1が認められています。

もしも遺言書がなく、兄弟姉妹が自分たちの相続分の権利を主張してきたら、妻は財産の4分の1は分与しなくてはなりません。
亡くなった夫と長年一生懸命に働いて築いた財産を兄弟姉妹に分与しなくてはならないのです。

理不尽だと思われるかもしれませんが、法律ではそうなっていますので、致し方ありません。

もしも財産のほとんどが不動産ですと、分割することは現実的ではないので、不動産を売却してお金に換えて分与するか、手元ある現金で代償分割するしかありません。
しかし、住んでいる家を売るのも大変なことですし、手元のわずかな現金があ無くなるのもつらいでしょうね。

ましてや亡くなった夫との思い出の詰まった家を売るんて、妻には耐えられないことかもしれません。

僕も過去にこのケースでご相談を受けましたが、本当に辛い話でした。
最後は手元のなけなしの現金を分けることで、落ち着きましたが、後味の悪い相続でした。

相続の準備がされていないと・・・

子供のいない夫婦は遺言書を書くべき

僕は相続は準備さえすれば、大丈夫です!とお伝えしてます。
もちろん、絶対にトラブルが起きないということではありませんが、遺言書があつのとないのとでは、まったく違います。

上のケースでは、夫が遺言書を書いて、妻に全財産を残すとしていれば、何の問題もありませんでした。
夫の兄弟姉妹も手の出しようがないのです。

というのも兄弟姉妹には、相続する最低限の権利を保障する「遺留分」がないからです。
遺言書があっても、遺留分を侵害されている部分は、相続人の請求により取り戻せることができますが、遺留分が認められているのは直系卑属(子や孫など)と直系尊属(父母や祖父母など)だけで、兄弟姉妹には認められていません。

ですから、子供のいないご夫婦は、残された大事な妻または夫を守るためにも、自分の名義の不動産があるなら絶対に、遺言書を書いてほしいのです。

大事な方がこまらないように、しっかりと準備してもらいたいのです。

草原の家

今日のJAZZ

ジャズを題材にした映画は案外沢山あるんです。
ジャズメンの半生を描いたものなどです。
ピアニストのバド・パウエルはフランスで活動していたことがあり、その当時のことを題材にして映画が撮られています。
「Round Midnight」(ラウンド・ミッドナイト)です。
フランスの映画なのですが、主演はサックス奏者のデクスター・ゴードン。
アカデミー賞では、デクスター・ゴードンは主演男優賞にノミネートされ、音楽部門ではハービー・ハンコックがアカデミー作品賞を受賞しています。
今日は映画のタイトルにもなっている《Round Midnight》を紹介します。
ハービー・ハンコックがトランペッターの天才ウィントン・マルサリスと共演しています。

【相続セミナー・説明会情報】

「中学生でもわかる争わなくてすむ相続 ~幸せな相続の準備~ 説明会」

【開催概要】
◇開催年月日:平成30年3月28日(水)
◇時間:午前10:00 ~ 11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※同一グループお二人目から1,000円
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「3/28セミナー参加申込」と入力お願いします

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

【詳 細】
説明会の詳細はここをクリック。

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00から21:50
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市まで、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならAndroidはGoogle Playで「FMレキオ」、iPhoneはApp Storeで「Tunein Radio」で聴けます。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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