僕もニーチェに教えてもらったな。哲学って難しいことだと思ってましたが、そうではなかったことに気づきました。

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こんにちは。
沖縄県那覇市のJAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

哲学の本を読んでみた

この何週間かの間、少しずつ読み進めていた本がありました。

「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた」(原田まりる著 ダイヤモンド社発行)

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた」。

作家・コラムニスト・哲学ナビゲーターの原田まりるさんが書かれた本です。

表紙だけ見ると、45歳のおじさんが手に取るには勇気のいる本なのですが、長男坊が買ってきたようです。

長男坊も自分の暮らす京都が舞台なので、読んでみてるみたいでしたね。

最初は、表紙カバ-がなかったので、何となしに手に取ってパラパラ読んでみたのですが、これが面白い。

お恥ずかしい話、哲学が何たるかなんて何にも知りませんでした。
ただ、難しいものと認識してただけです。

この本を読んで、少し哲学を理解したように思います。

本の中でニーチェの言葉として、「哲学とは、すでにあるものを鵜呑みにするのではなく、疑いを持ち、自分なりに考えてみる。」ということであるとの一説があります。

僕は哲学は人生観を考えるものなのかと思っていましたが、違っていたようです。

哲学は、考えることなんですね。

哲学の入門書として、超お勧めです。

ニーチェについて

「ニーチェ」という名前は知ってましたが、何をした人なのかは知りませんでした。

フリードリヒ・ニーチェは19世紀のドイツ生まれの哲学者です。
代表作は「ツァラトゥストラはかく語り」。
知りませんでした・・・

この本は、失恋して自暴自棄になった京都市内に住む女子高生児島アリサと現生に他人の姿を借りて現れたニーチェとの物語。
ニーチェが女子高生に哲学の何たるかを気付かせることを小説仕立てで書かれた本です。
ニーチェ以外にもセーレン・キルケゴール、アルトゥル・ショーペンハウアー、ジャン=ポール・サルトル、マルティン・ハイデガーやカール・ヤスパースも出てきます。

ニーチェの哲学に少し触れると・・・

永劫回帰」・・・つらい事や過酷な状況がたとえ繰り返されることがあっても「これは私の欲したことだと受け止める」ことが大事で、「たらればに縛られた生き方をしない」と言っています。

超人を目指せ」・・・永劫回帰を受け入れ、新しい価値を創造できる人を超えた存在。超人を目指すのであれば、どんな悲しみや苦悩も受け入れること。色んな無価値を受け入れて、強く生きて行くためにも、人に教えられたことを超えて、自分の道を探すことが大切である。

とても共感できることばかりで、高名な哲学者の言葉は重いな~と感じてました。

そして、ニーチェも言っている通りに他人から学んだことを自分で何を感じ、考えるのかが、大切であるということを強く認識するのです。

ただ、これは言われてみれば当たり前のことなんだよな、と気づきます。

僕もセミナーに参加したり、本を読んだり、人に教えてもらうことは多々あります。
そこで学んだことを自分のこととして落とし込み、学んだことを考え、実践していくのですから。

僕だけでなく、皆がそうだとは思います。
だれもが超人を目指しているんだろうと思ったんです。

世の中で唯一決まっているのは誰にも死が訪れるということ

哲学を学ぶ上で、人の死は切り離せないものであると改めて感じたのですが、哲学をするということは、いろいろなことを考え、行動に移すことだと理解すると、その人の生き方につながります。

マルティン・ハイデガーの考え方に「ダーザインは死へ向かう」というのがあります。
ダーザインとは「今ここに存在する意味」。
つまり「自分の存在や人生がどのようであったかは、死によって死の直前にわかる」ということのようです。

うなずかされる言葉でした。
自分の人生は死を迎えるときにしか理解できるものではないと思ったからです。

僕も相続専門の仕事をしていて、遺言書を書いてもらうことをお勧めしています。
言ってみれば、お客様に自分の死と向かい合う時間を設けてもらっているということです。

お客様と話していても、いろいろな物語があります。
その方の考え方、生き方、人とのかかわり方、大事にすること、大事な人のことなど、いろいろお話を聞きます。

遺言書を書く時にはそんなことを思い返している方々も、死を意識はしているけど、まだ、死は迎えていません。
みなさん、それぞれの人生を歩んでこられて、今のその方が在ることは本当に良く伝わってきます。

自分の人生が良かったのか、それとも悔いが残ることがあるのかは、それぞれの最後の瞬間にしかわからないことですが、必ず訪れる死を前にして、自分の考え方や生き方を意識するのもとても大切だな、と思いました。

この本の最終章でニーチェがアリサに語ります。
もう一度そっくりそのまま、一秒たりとも不満なく、繰り返したいと思える人生を生きることだ、自分に妥協なく。

僕もそんな人生を歩みたいですね。

しかし、すでにいろいろ後悔してることもありますけどね(笑)

それでも自分の学んだことや人生について考えてみます。
それが、哲学なんだと思いますから。

今日のJAZZ

サックス奏者Stan GetzStan(スタン・ゲッツ)の「Getz for Lovers」。
恋人たちへの曲なので、全般的にバラードです。
甘~い曲ばかり。
お昼から聞いてていいのかな?(笑)
夜、お酒でも飲みながらゆっくりと恋人同士で聴くのもいいのではないでしょうか。

 

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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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