相続争いは最悪の結果を引き起こすこともある。


昨晩は若手士業の勉強会に参加させていただきました。
テーマは事業承継。
相続も関係してくるテーマです。
中小企業診断士、税理士や弁護士が事例をもとにお話ししてくださいました。
中小企業診断士、税理士、弁護士、社労士、土地家屋調査士、司法書士や行政書士が70名ほど集まり熱心にお話に聞き入ってましたね。
これだけの士業が集まる勉強会も貴重です。
僕のブログを読んでくださっている方もいらしたようですし、相続関係で提携したいとのお話もありましたので、うれしいですね。
多くの方とお知り合いになれたので、今後、お客様のお困りごとの解決のために協力して進められるのではないかと思っています。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

若手士業勉強会後の懇親会

最悪の結果を招く相続問題や争い

3年以上前ですが、相続に絡む事件がありました。
寝たきりの兄を弟が殺害したとのこと。
川崎市の自宅を自動発火装置で放火しようとした男が、放火未遂で逮捕されたのですが、その兄が数日前に火災で亡くなっていて、その兄の死に関与していたことを認めているようなんです。

理由はどうも「遺産争い」の可能性があるとのこと。

テレビで見たその容疑者はニヤけた顔をしていましたが、兄弟を殺したとする中であんな顔ができるのかと、少し背筋が寒かったです。

相続争いは多々発生している!?

この事件が兄を殺したことが事実で、その理由が報道の通り「遺産争い」だったとすれば、最悪ですね。

どうもお母様の相続の件でもめていたようです。

詳しくはわかりませんが、おそらく母親の死で相続が開始されたけれども、遺言書がなくてその相続財産が共有状態となっている中での、遺産のとりあいっだったのではないかと思います。

今回の件は、相続人間の争いが殺人までいたった事件ですが、こういった相続争いはあちこちで起きていますですし、裁判に発展しているケースも多々あります。

相続争いはの本質は「お金」と「感情」

僕が相談を受けたケースでも感情的になっているケースも多々ありました。

「相続争い」の本質は、「お金」と「感情」に絡むものですからこういったことが起きるのは当然なんだろうとは思います。
「お金」に関しては、文字通り人の欲から発生します。

出来るだけたくさんのお金をもらいたいと思うのは普通のことかもしれません。
また、「感情」の問題は厄介です。

たとえば、
「晩年のお父さんの面倒を見たのは私なんだから、大目に相続したい」
「あの人は何もしてないのに、均等に相続するのはおかしい」
「長男なんだから、僕が全て相続するのは当たり前だ」
「あいつは嫌いで、あいつに財産が渡のは絶対許せない」
「理由はわからないけど、感情的になんか納得できない」
など、様々な感情が芽生えるのは当然です。

特に家族間で感情のしこりができると、他人の間の争いよりひどくなる傾向にあるようです。
また、相続においては、被相続人(個人)の子供たちの間での争いが一番多いそうです。

相続争いの予防方法

遺産相続に絡む遺族の骨肉の争い・・・
避けたいですよね。

この争いを極力避ける方法は、「遺言書」を書くことだと僕は考えています。
遺言書は、故人の財産を分与するための最終的な意思です。
相続人(遺族)もそうそうないがしろにすることはないでしょう。

しかしながら、あまりにも不公平または理不尽な財産分与の方法を遺言書に書くことは止めたほうがいいと思います。
せっかく書いた遺言書で、相続争いを起こしてしまう可能性がありますからね。

今日は、相続争いの最悪のケースを書きましたが、今回の事件を知って、もし容疑者と亡くなったお兄さんのお母様が遺言書を書いていたら、違った結果になっていたかもしれない・・・と思ったのです。
もちろん、遺言書があっても完全に予防できたのか、と言われると遺言書も完ぺきではなく、人の感情を抑えられないこともあるかもしれませんので、僕の考え方が正解なのかはわからないところもあります。

ただ、遺言書があるのとないのとでは、大きく違った結果が出てくる可能性がありますので、「遺言書」を書き、こ家族が争うことのないようにしてもらいたいですね。

無用の家族間の相続争いを起こさないことを切に願います。

今日のJAZZ

土曜日の夜はお酒を飲みながら過ごす方も多いかもしれないですね。
レストラン、バーやご自宅などでお酒を飲みながらBGMはジャズ。
そんな時にはバラードがいい。
今日はサックス奏者ジョン・コルトレーンの《Say It》を紹介します。
極上のバラードで、身も心も優しくなることでしょう。

【相続セミナー・説明会情報】

中学生でもわかるやさしい相続と遺言のはなし~幸せな相続の準備~説明会

【開催概要】
◇開催年月日:令和元年7月30日(火)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「7/30セミナー参加申込」と入力お願いします

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

詳細はここをクリック。

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならFMレキオのサイトでアプリをダウンロードすると日本全国、世界中で聴けますよ。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!


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城間 恒浩

代表者行政書士ジャジー総合法務事務所
沖縄県那覇市松尾の遺言・相続関係専門のJAZZ好きの行政書士。 2010年に父親と祖母を同じ年に亡くし2度の相続を経験。 その時に感じたのが「気軽に相続や遺言に関する相談先があったらいいのになぁ」ということ。 そんなことから、身近な街の法律家、遺言・相続専門の行政書士として、自分の経験や学んだ知識で相続でお困りの方のご相談にのっています。 行政書士は遺産分割協議書や遺言書作成などの相続関係のお手伝いもできるのです。 1971年9月生。国際協力関係の仕事に約11年間、社会保険労務士の事務所で約10年勤務後、2015年10月より現職。 エクスマ塾67期。エクスマ・エヴァンジェリスト15期。エクスマ学院1期。 JAZZが大好き。好きな場所は、沖縄とニューヨーク。 2016年9月よりラジオ番組パーソナリティーとしても活躍中。お気軽に「ジャジー」と声をかけてください!

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