相続人ではないけれどもお世話になった人に財産を遺す方法
今日は宜野湾市で相続対策と不動産経営に関する税金対策のご相談があり、お客様と提携する税理士事務所の方と打ち合わせをしてきました。
お客様は個人事業主なのですが、法人化して不動産管理会社を設立したいとのこと。
他にもいろいろ事業展開を考えているのと、親御さんからの相続不動産の信託の際の受け皿となる会社設立やあらゆる税金の節税対策などなど、法人化した時の事業展開が税務面からもうまくいくのかを確認しながらの打ち合わせでしたが、僕自身も勉強になりますね。
相続対策も遺言書を書くことは一つの方法であり、他にも様々な手があります。
この辺は、経験豊富な方に入ってもらえると視野が広がります。
その過程で、法人化の手続きもご依頼いただきましたが、長い目でみてお客様の考えていることが実現するように、お手伝いできればと思います。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
相続人でない人に自分の死後財産を遺す方法
以前に、僕が開催した自主セミナーに、ご参加いただいた方から個別のご相談を受けました。
「私は結婚しておらず、子供もいない。 兄弟と甥姪がいます。
私の財産はどのように相続されますか?
財産を遺してあげたい人がいます。」
といった内容です。
お客様は、ご両親は他界されており、亡くなった方を含め兄弟姉妹が数名いらっしゃいます。
兄弟姉妹にはお子さん、お客様からはすると甥や姪も数名います。
兄弟姉妹の相続は、代襲相続もありますので、甥や姪も相続人となる可能はあります。
今、お客様に相続が開始したとすると、相続人は兄弟姉妹と甥姪の15名ほどになりそうです。
この状況は、遺言書がないとかなり話をまとめるのは大変そうです。
相続人の人数が多いのもそうですが、ほとんど顔を合わせたことのない親戚同士もいて、話し合いができないだろうとのことでした。
お話を聞いてみると、お客様は、自分が体を壊して入院した時に、病院への付き添いや身の回りの世話など、献身的に自分の面倒をみてくれた人がいて、とても感謝しているとのことでした。
その人に財産を遺したいと考えているようです。
ただし、その方は推定相続人でもなく、代襲相続があったとしても相続人にはならない方です。
その方に財産を遺すとしたら、どうするか?
遺言書を書く方法があります。
相続人でない方に財産を遺すのであれば、遺言書で「遺贈」するのが一つの手です。
生前贈与の方法もありますが、贈与税がかなりかかりますからね。
その他死因贈与契約を締結する方法もありますが、その方法についてはまたの機会に解説します。
兄弟姉妹やその代襲相続人である甥姪には、相続権の最低保障の権利である「遺留分」もありませんから、遺言者が法的に有効な遺言書を書けば、その通り相続(遺贈)は執行されます。
ちなみに、不動産を遺贈するときには、遺言執行者を必ず指定してくださいね。
でないと、相続登記の時に相続人の協力が必要となり、面倒となりますから。
自分が大切に思う方に財産を遺したいと考えるのであれば、遺言書を書いてください。
お客様からは正式にご依頼をいただき、遺言書を完成させて、とても安心しておられました。
お客様は、誰に相談していいかわからない時に、僕の主催するセミナーのチラシを見てご参加してくださったそうです。
セミナーで僕の話を聞いて、僕に相談して、
「先生に出会えて本当に良かった。信頼できる人に会えたから。」
とおっしゃってくださいました。
行政書士冥利につきます。
これからも困っているお客様のお役に立てるように精進します。
今日のJAZZ
ジャズが好きになり、本場ニューヨークでジャズが聴きたくて初めて渡米したのが2010年。
父親が亡くなった年でした。
初めてのアメリカ、そして海外一人旅、ワクワクしながら計画を緻密に立てていて、宿泊するホテルもかなり悩んだ。
ニューヨークのホテルは部屋貸しで一人で行くと高くつくかんじがした。
だからと言って、ユースホテルや共同トイレ、共同風呂のホテルは避けたいと思って決めたのが4泊5日で11万円位だったと思う。
沖縄から成田を経由してニューヨークを往復する航空賃とほぼ一緒だったはず。
ニューヨークと言われて思い浮かんだのが「ブロードウェイ」。
ミュージカルも観たかったからその名前が浮かんだのかもしれない。
ブロードウェイはミュージカルの劇場が集まる場所だと思っていたけど調べてみるとマンハッタンを斜めに縦断する道の名前でもあったようです。
決めたホテルは、最終的には立地もそうだったが、名前で決めた。
「ブロードウェイ・プラザ・ホテル」。
ブロードウェイと27丁目の交わる角にあるこじんまりとたホテルだったけど、設備も普通に使えたし、スタッフも愛層が良く、マンハッタンを観光するには便利だった。
初めてのニューヨーク旅行のホテルの名前を思い出していたのは、事務所で聴いていたサックス奏者デクスター・ゴードンの《Broadway》が流れてきたから。
陽気で野太いゴードンのテナーにピアニストのバド・パウエル、ベーシストのピエール・ミッシェロにドラマーのケニー・クラークが参加するカルテット。
ニューヨークのブロードウェイを歩いていた時のことを思い出しました。
【相続セミナー・説明会情報】
「終活と相続と遺言のやさしいはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」
【開催概要】
◇開催年月日:平成30年9月26日(水)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください
【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「9/26セミナー参加申込」と入力お願いします
【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)
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【ラジオ番組パーソナリティ】
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
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