【沖縄特有の相続事情】トートーメー&お墓編。ご先祖様は子孫を祟ったり罰を与えたりはしない。見守ってくれる存在です。

オハコルテベーカリー ワンプレート料理

昨日は次男坊の塾に迎えるタイミングを見ながら少し遅めのランチに妻と出かけてきました。
自宅兼事務所から徒歩15分ほどにある那覇市泉崎のバスターミナルのほど近くにある「オハコルテ・ベーカリー」。
タルトの専門店でしたが、何年か前にベーカリー・カフェをオープンすると、オシャレな店内と美味しい料理とパンの数々でたちまちの人気店になりました。
Wi-Fiも入っているので、僕はコーヒーを飲みながら仕事をすることもあります。
一押しはハンバーグなのですが、昨日はワンプレート料理が美味しそうだったので、そちらを選択。
とても美味しかった。
ドリンクセットだと1200円位かな。
パンはお代わりができます。
那覇市泉崎付近でランチ、ディナーやちょっと休憩を考えるならお勧めの店です。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!

トートーメーやお墓は誰が守るのか

識名霊園にある城間家の墓

相続の話をしていると必ずと言っていいほど出てくるのが、トートーメー(仏壇)やお墓の親、祖父母やご先祖様のご供養のことです。
沖縄特有の相続事情の一つでもあると思います。
祭祀主宰者の承継も立派な相続の一つで、遺言書でも祭祀主宰者の指定ができます。

誰が祭祀主宰者としてトートーメーやお墓を引き継ぐのか?と言ったことも沖縄ではとても重要なことですが、多様な家族形態や経済的な事情などで従来の祭祀のあり方に縛られると承継は難しい状況になっているのではないでしょうか。

僕も長男で、お墓やトートーメーがありますが、次の世代の子供たちへの承継方法は検討せざる得ない状況だと思います。
今までと同じようにはできないから。

沖縄の法事はお金も手間もかかるので、従来通りのやり方だとかなりの負担がかかると思われます。
また、一族門中が入る大きなお墓も沖縄にはありますが、この維持や行事の継承も課題となっているようです。

先日もお墓の承継のことでご相談を受けました。
聞くとお祖母ちゃんのお母さん方のお墓をお祖母ちゃんが所有しているのだけれども、お祖母ちゃんは養子だったので、そのお墓には血のつながっている人はおらず、養母も他のお墓に入り、知らない人ばかりが入っているお墓となっていて、本来持つべき人に譲りたいとのことでした。

相続の流れでそんなことになったようなのですが、そんなこともあるんですね。
ビックリします。

こんな状況なので、お仕事で知り合った公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会には祭祀の在り方、ご供養の仕方やお墓のことのご相談が絶えないそうです。
最近ではご供養の方法も多岐にわたり、必ずしもお墓も作るのではなく、永代供養も増えているようです。

核家族化や親せき間の交流が薄くなっていることから全国的には無縁仏が急増しており自治体が対応に苦慮しているとのこと。
沖縄でも今後増加していくことではないでしょうか。

なんにせよ人の御霊をご供養するわけですから、皆さんしっかり対応したいと考えるのは自然の流れだと思います。

また、祭祀の在り方を大事にする沖縄には祭祀を承継するタブーと言ったものが多々あり、それが承継を難しくしていることもあるようです。

しかし、この現状においては祭祀の承継もできることを取捨選択して、承継していかなければ本来大事にしなくてはならない、親、祖父母やご先祖様をご供養するといったこともできなくなるかもしれません。

城間家がお世話になるお寺さんの住職と祭祀やご先祖様の御供養についてお話ししたことがあります。
「今の世の中は皆さん忙しく、家族の在り方も変わり従来通りのご供養はできないと思う。しかし、亡くなった方やご先祖さまへの感謝の気持ちを何らかの形で伝えられさえすれば、ご先祖様は子孫に罰を与えたたりはしない。ご先祖様は子孫を見守ってくれているのです。これまで通りのご供養ができないとしても罰当たりだとか思わなくてもいいのです。」
と言った趣旨のお話をしてくださいました。

そうなんです。
第一に覚えておいてほしいのは「ご先祖様は子孫を祟ったり、罰を与えるのではなく、見守ってくれる存在なのです。」

僕も城間家の長男として、今後の祭祀の在り方もしっかり考えていきたいと思います。

今日のJAZZ

20世紀のジャズジャイアンツの一人サックス奏者トレーンことジョン・コルトレーンの幻のアルバム『Both Directions At Once : The Lost Album』を昨日から聞き続けていますが、未発表曲の2曲《Untitled Original 11383》と《Untitled Original 11386》を含めてとてもいいですね。
トレーンとマッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)とエルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)の黄金のカルテットの演奏は夫々の音が複雑に絡み合いながらもホットな演奏が繰り広げられています。
なんだか大音量で聴きたくなるアルバムです。
特に3曲目に収録された《Untitled Original 11386》のフレーズがとても好きです。
巧く言葉では表現できませんが、トレーンのテナーが語り掛けているように思うのです。
まずは聴いてみてください。
ジョン・コルトレーンの幻のアルバム『Both Directions At Once : The Lost Album

【相続セミナー・説明会情報】

「中学生でもわかるやさしい相続のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」

【開催概要】
◇開催年月日:平成30年7月25日(水)
◇時間:14:00~15:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください

【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「7/25セミナー参加申込」と入力お願いします

【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)

【ラジオ番組パーソナリティ】

「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
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