自分の遺した財産で社会貢献したいなら「遺贈寄付」があります。
https://twitter.com/yukari_tu/status/1112563725607657474
福岡のSNSフレンドのゆかりさんのTwitterより。
248番目の元号が「令和」(れいわ)と決まりました。
発表の時間にはラジオ番組の収録をしていたので、スマホ片手に収録に挑んでいました。
Youtubeで流れる新元号の発表をする菅官房長官の持つ額縁を見た瞬間、少し冷たいイメージを持ったのは僕だけではなかったようです。
しかし、その出典となる日本最古の歌集「万葉集」の第5巻梅の花を歌った32首の序文からだそうです。
「初春の令月(れいげつ)にして気淑く(きよ)風和ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披き(ひら)、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」。
確かに「令」と「和」が見られます。
この出典を知った時には第一印象の冷淡なイメージから「綺麗だな」に代わりました。
新元号の時代は5月1日から始まります。
新たな時代の幕開けはワクワクしますが、平和な時代になることを祈るばかりです。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
遺贈寄付への関心が高まっている
先日、琉球新報の記事で「遺贈寄付関心高まり 県内、子の貧困対策支援も」が目に留まりました。
「遺贈寄付」とは遺言書で、相続人以外の方や団体・組織・自治体などに財産を遺す方法をいいます。
一般的には遺言書で財産を遺す方法を「遺贈」といいますが、遺言で贈与する「遺贈」という意味です。
遺言書では、相続人は「相続させる」と相続人以外には「遺贈する」と表現を分けるようにしています。
その「遺贈寄付」が増えている背景には、多くの方が社会貢献もしたいという思いや自分の財産を遺せる身近な人がいないということがあるようです。
新聞記事の事例では夫に先立たれた70代の女性が、自分もいつどうなるかわからないと考え財産の整理を始めたところ、子供もおらず、身近に財産を遺したい身内もいないことから、自分亡きあとに残る財産をどのようにしていいか考えあぐねていた時に行政書士に相談し、自分の遺す財産を「子供の困窮を解決する事業のために活用してもらいたい」との意思を固め公益財団法人みらいファンド沖縄を通じ、子供の貧困対策支援をしている団体にお金が届くように遺言書の準備をしたとのことです。
この女性のように関係の深い親族がいないことから自分の財産の遺し方を考える方も多くなっているように感じます。
また、家族はいるけれども何かしら社会貢献をしたいという方も増えているように感じます。
ここ数年、沖縄県内でも自分の亡き後は財産の一部を社会貢献活動に役立ててほしいと遺贈寄付をしている人がいるとのニュースも見かけます。
僕も遺言書を書きたいという60代の男性の方が、相続人が兄弟姉妹や甥姪だけれども経済的にも問題なさそうだし、出来ればお世話になった方、自治体や出身大学に財産を遺贈したいとのご相談を受けて、そのような内容の遺言書作成のお手伝いをさせていただきました。
あしなが育英会(遺児などの支援機関)の原資も遺贈寄付が大きな割合を占めているという話も聞いたことがあります。
資本主義社会において、富の配分が偏ることは致し方ない事ですが、経済的に余裕のある方がこうして「遺贈」することで、困窮している方々を支援することも可能なんですね。
生前に多額な寄付や募金をするのは、生活のことを考えるとなかなかできないけれども、自分の死後、遺る財産を寄付したいということはできるかも、と考える方はいらっしゃるかもしれないですね。
自分の遺した財産は、家族の生活だけでなく、社会の中で困っていることを助けることもできるのです。
遺産で社会貢献したいと思う方には、頭の隅に置いておいてもらいたいことです。
[blogcard url=”https://ryukyushimpo.jp/news/entry-896193.html”]
今日のJAZZ
誰しも新しいステージを歩みだしたと思う瞬間があるのではないでしょうか。
「帝王」と呼ばれたトランペッターのマイルス・デイヴィスがその道を歩みだした一歩ともいわれるアルバムがあります。
プレステッジからコロンビアへ移籍し発表した最初のアルバム『’Round About Midnight』。
マイルスの初レギューラー・クインテットで制作したアルバム。
メンバーにはジョン・コルトレーン、レッド・ガーランド、ポール・チェンバースとフィリー・ジョー・ジョーンズがいました。
1955年、その年に亡くなった天才サックス奏者チャーリー・パーカーの追悼コンサートともなったニューポート・ジャズ・フェスティバルで披露した《’Round Midnight》は聴衆に大喝さいを浴びスタンデイングオーベイションが長く続いたそうです。
マイルスはミュート・トランペットで悠々と歌い上げだようですが、その演奏が業界最大手コロンビア・レコードの関係者の目に留まり移籍するにいたり、マイルスの名は広く伝わることになります。
本人もこのニューポート・ジャズ・フェスティバルでの演奏は転換期だったと考えているようで、後の帝王の道へ繋がっていたのでしょうね。
余談ですが、このフェスティバルの帰りにマイルスは《’Round Midnight》の作曲者であるピアニストのセロニアス・モンクとタクシーで一緒だったようですが、モンクが「あの演奏はないよ」とつぶやいたのに対し、マイルスが皮肉のこもった返答をしたもんだからモンクは怒ってタクシーを降り、マイルスはモンクを置いてけぼりにして帰ったとか。
ジャズメンは激しいですね(笑)
【相続セミナー・説明会情報】
「誰でも取り組める終活と相続と遺言のはなし~幸せな相続の準備~説明会」
【開催概要】
◇開催年月日:平成31年4月25日(木)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください
【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「4/25セミナー参加申込」と入力お願いします
【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)
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【ラジオ番組パーソナリティ】
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
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