沖縄特有の相続事情の軍用地。どのように相続したらいいのか?
こんにちは。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
昨日は寝る前に窓を閉めようと思ったら、大きなヤモリ(沖縄方言:ヤールー)がいてちょっとびっくりしましたが、そのままそっとしてました。
ヤモリは「家守」といって、家を守ってくれる存在です。
寒くて、家の中で温まっていたのでしょうね。
沖縄のエアコンはヤモリが原因で故障になることもあるため、ヤモリガードなるものがついてます。
何事にも始まり受け継がれる
JAZZの歴史を紐解くと、ニューオリンズ・ジャズやスウィング・ジャズのビックバンドによる行進曲、ダンスミュージックや飲食店のBGMなところから、大衆が聴いて楽しめるジャズが流行するようになるのが「ビ・バップ」で、モダンジャズ時代の幕開けのだと言われています。
1940年頃からベニー・グッドマンなどの十数名のオーケストラ、ビックバンドによるクラシックジャズが衰退していく中で「ビ・バップ」が出てきたのですが、それはジャズメンの新しいことにチャレンジする精神からでした。
ニューヨーク市マンハッタンのハーレム118丁目のホテル内にあったクラブ「ミントンズ・プレイハウス」に夜な夜なジャズメンが集まってきてジャムセッションを繰り広げ、腕を磨きつつビ・バップの形ができていったといいます。
ビ・バップが出来上がるまでに関わったジャズメンは、ギタリストのチャーリー・クリスチャン、トランぺッターのディジー・ガレスビー、サックスのチャーリー・パーカー、ピアニストのセロニアス・モンクやドラマーのケニー・クラークなどのそうそうたるメンバーです。
これまでのスウィング・ジャズなどがオーケストラによる調和のとれた演奏に対し、ビ・バップは少人数編成で、それぞれのアドリブ力が試されインプロヴィゼーション(即興演奏)による演奏がスリリングで、斬新であったようです。
最初は、スウィング・ジャズの調和のとれた演奏になれていた人たちも徐々に、ビ・バップの熱い演奏に引き込まれていき、ジャズは鑑賞する音楽に変わったようです。
現代のジャズもビ・バップに始まるモダンジャズとして、形を変えながら続いているのですね。
ジャズの精神は「ブルースとアウト」にあると言われています。
黒人の哀愁を奏でたブルースを基本として、ありきたりを嫌う外へ外への精神(アウト)が融合しています。
ビ・バップもジャズメンたちのそんな熱い思いから生まれてきたのでしょうね。
新しいジャズを作る中でも、ジャズの精神は失われずにいるのだと思います。
相続も先人の想いを引き継ぐもの
ジャズが形を変えながらも今もなお続いているように、僕たちの人の営みも形を変えながらもご先祖様から脈々と受け継がれているものがあると思います。
僕の住んでいる那覇市松尾の自宅は、祖父の時代に定住し、父が受け継ぎ、今は母が守っています。
将来的には、長男である僕が引き継ぐことになるでしょう。おそらく・・・
僕がご相談を受けるお客様にも、先祖代々続く事業、土地、屋敷、仏壇やお墓などがあります。
少しずつその時代に合わせて形は変わっているかもしれませんが、それぞれの代が先代の想いを引き継ぎながら、次の世代につないでいるように思います。
この間もご相談を受けたお客様と話していて、なるほどと思ったことがありました。
相続財産の中に軍用地があり、相続人が15名ほどの案件でした。
沖縄の相続では、軍用地があることは多々ありまして、珍しくはありません。
ただ、相続が進むと相続人がどんどん多くなっていきますので、細分化されてしまい、場合によっては、年間の賃料を考えるよりも売却することも考える時期がきます。
ご相談をお受けしたお客様もご兄弟が多く、ご兄弟にも多くのお子さんがいます。
このままだと相続した軍用地が、もともとはお父様お一人の所有だったものが、30名近くの人が持ち主となることが想定されました。
ですから、僕は軍用地を売却して、お金に換えて遺産分割をする「換価分割」も選択肢の一つとして提案したのです。
今は、軍用地の売買も活発で、かなり相場も上がっていますから、まとまったお金が入るのです。
だから、僕はそのご提案もさせて頂きました。
しかし、相続人のお一人から、こんな言葉がありました。
「お父さんやご先祖様の遺してくれた土地で、昔すんでた所だからね。売るのもね・・・」
もともとその軍用地は、戦後、米軍に接収されて、軍用地として親御さんの代から貸しているそうですが、戦前、戦中はそこの土地に住んでいたそうです。
ですから、そんな思いもあるんですね。
昔は、自宅として使っていたところが、今は米軍の基地となっている。
それも沖縄の現実です。
形はどうあれ、ご先祖様から続いた土地です。
先代からの想いやご遺族の考えもいろいろあるでしょうから、簡単には判断できないのですね。
この案件は、ご先祖様から引き継いだ土地が軍用地になっているから、少し事情をややこしくしている事例でもあります。
今回の事例では、今は軍用地料の収入がそれなりにありますが、これから相続人が増えていくと細分化されて収入もどんどん減っていきます。
この先も相続人が所有するのであれば、ちゃんと対策をしておく必要があるように思います。
現代のジャズは、その時代のプレイヤーがありきたりを嫌う精神で発展させてきました。
しかし、基本となる精神や演奏方法は、ビ・バップの時代のジャズメンに影響を受けていることは多いようです。
ギタリストならチャーリー・クリスチャン。
サックスならチャーリー・パーカー。
ピアニストならセロニアス・モンク。
などなど。
多くのジャズメンが往年の名プレイヤーの影響を直接的または間接的に受けています。
相続も、今生きる人たちは先代の考え方や想いを受け継いでいて、似ているように思います。
今日のJAZZ
ビ・バップの黎明期にはミュージシャンのストライキがあってほとんどレコードが残っていないのですが、あるジャズ・ファンが録音した音源が残っており、ビ・バップの始まりを記録しています。
ギタリストのチャーリー・クリスチャンのミントンズ・プレイハウスでのライブが録音された『ミントン・ハウスのチャーリー・クリスチャン』の収録曲《Swing To Bap》(スウィング・トゥ・バップ)。
僕のイメージするビ・バップとは少し違いましたが、ギタリストが主役となりジャズが演奏されるようになったのは、チャーリー・クリスチャンのおかげです。
とても貴重な音源で、ジャズファンに愛聴されている演奏です。
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