経営はJAZZにならいカッコいいセッションがしたい。
こんにちは。
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
今日もJAZZを聴きながらブログを書いてます。
今日のJAZZは、アルト・サックス奏者キャノンボール・アダレイのアルバム『サムシン・エルス』から《Autumn Leaves》(枯葉)。
秋になると木々の葉が枯れひらひらと落ち始めます。
そんな儚い情景が表現された演奏です。
トランぺッターのマイルス・デイヴィスも参加しており、ミュートの効いた静かなゆったりとした演奏が聴けますよ。
今の時期に聴きたい一曲ですね。
ちなみに《Autumn Leaves》(枯葉)はJAZZのスタンダード曲で、多くのプレイヤーが演奏してますから、聴き比べてみるのもいいですね。
フォーマットとパーソネル
JAZZはそのバンドを構成する楽器やメンバーによって、同じ曲でも全く違う印象をちます。
極端なことを言えば、同じ曲をメンバー、楽器編成を同じくして同じ日に演奏しいても違うでしょう。
それは、即興演奏(インプロヴィゼーション)やアドリブを大事にするからです。
JAZZにおいては、演奏するバンドの構成人数を「フォーマット」と呼び演奏する人を「パーソネル」と呼びます。
例えば、冒頭で紹介したキャノンボール・アダレイのアルバムアルバム『サムシン・エルス』から《Autumn Leaves》(枯葉)のフォーマットは5名編成のクインテットで、パーソネルは次の通りです。
パーソネル ー 担当楽器
キャノンボール・アダレイ — アルト・サックス
マイルス・デイヴィス — トランペット
ハンク・ジョーンズ — ピアノ
サム・ジョーンズ — ベース
アート・ブレイキー — ドラム
そうそうたるメンバーですね。
フォーマットには、ソロ(1名)、デュオ(2)、トリオ(3)、カルテット(4)、クインテット(5)、セクステット(6)、セプステット(7)、オクテット(8)、ソネット(9)、テンテット(10)と以降も続きますが、この辺で(笑)
フォーマットが少ないから面白くないとか、多いから楽しいとかそんなことはなくて、それぞれの編成で楽しく聴けるのがJAZZなのかなと思います。
2名以上のフォーマットであれば、それぞれのプレーヤーや楽器間の掛け合い(インタープレイ)が楽しめるでしょうし、それぞれのプレイヤーのアドリブも面白いと思います。
ソロの演奏でも、プレイヤーのその時の気分で、アドリブの効いた面白い演奏が聴けるんじゃないかな。
特にライブではその時にしか感じられない、聴けない演奏の数々があると思います。
先に紹介した《Autumn Leaves》(枯葉)ですが聴き比べてもらうとわかりますが、トランぺッターのチェット・ベイカーとアルト・サックスのポール・デズモンドの演奏する《Autumn Leaves》(枯葉)は、6人編成のセクステットで、キーボードやフルートが入ってますから、違った印象を受けると思います。
パーソネル ー 担当楽器
チェット・ベイカー - トランペット
ポール・デズモンド - アルト・サックス
ハーバート・ロウズ - フルート
ボブージェームス - キーボード
ロン・カーター - ベース
スティーヴ・ガッド - ドラム
会社経営もフォーマットやパーソネルでも違ってくる
JAZZはその編成やプレイヤーによっても同じ曲でもかわってくることが分かったと思います。
これは会社経営でも同じだと思います。
例えば、携帯会社も沢山のキャリアがありますが、同じ携帯通信を売る会社として、経営をしていますが、それぞれの会社の特色があると思います。
会社によって、組織編成や人員は違います。
だからこそ、会社によって様々な考え方があり、携帯電話を通じた様々なライフスタイルの提案をしていると思いますが、会社によってアプローチも違うと思います。
何よりも、どんな方向に向かって、進んでいるのか、ということが会社によって違ってくるでしょう。
経営をJAZZに置き換えてみれば、同じ《Autumn Leaves》(枯葉)を演奏するにも、フォーマットやパーソネルが違えば、曲の印象が変わるように、同じ携帯会社でもキャリアによって経営の仕方も違うということです。
そして、今の世の中は、会社の夫々の社員(パーソネル)が他社員とどのようにうまくセッション、インタープレイできるか、そして不確定な時代において、即興演奏(インプロヴィゼーション)できるかが、求められているように思います。
行政書士はJAZZセッションできるか?
行政書士も同じです。
「行政書士」という同じ曲を多くのバンド(事務所)が、それぞれのフォーマット(組織)で、それぞれのパーソネル(従業員)で、セッション(経営)を繰り広げています。
僕の前職は社会保険労務士の事務所でしたが、グループ会社に行政書士の事務所もありました。
そこは、所長を始め6名前後で、建設業の許認可関係の業務を行っていました。
45年くらい続く沖縄の老舗事務所でしたが、扱っている業務も行政書士の花形的なものでしたね。
老舗なので、あまり宣伝しなくても紹介で仕事が増えていく。
JAZZバンドに置き換えると、有名なリーダーが率いる6名編成の決して派手ではないけど、味わいのある、誰が聴いても楽しめる演奏をするバンドかな。
外れはないので、安心してお金を払ってセッションを聴きに行くことができる。
このバンドは口コミでその人気が広がっている。
一方で、僕は独立して、一人で、遺言相続に特化した事務所を経営しています。
たまに他の行政書士と一緒に仕事をすることもあるけど、従業員はいない。
JAZZバンドに置き換えると、トランペットのソロプレイヤーで、一人黙々とJAZZクラブやライブハウスを渡り歩いているような感じかな。
新進気鋭のトランぺッターなので、あまり周りには知られていないからブログ、SNS、ラジオ番組、セミナー、ニュースレターやブラックボードで自分のことを伝え続けていて、少しずつ仕事が増えている。
トランペットの演奏は腕はいいので(自分で言ってすいません)、聴いてくれた人がSNSや口コミで広げてくれている。
と言った感じでしょうか。
JAZZは人数の多い少ないが面白さにつながるのではなく、フォーマットやパーソネルのインタープレイ、アドリブでどれだけ最高のセッションができるかにあると思います。
人数が多くてもなあ枯れが悪かったり、調和がとれていなければ聞くに堪えないでしょう。
人数が少なくても、それぞれのプレイヤーが絡み合って、掛け合いがあり、アドリブを利かしていると楽しいセッションになると思います。
人数は関係ない。
今、僕は一人で、行政書士事務所を経営していますが、ソロの演奏でも人を喜ばせ、楽しませることができると思ってます。
一人でも、出来ることはあるし、アドリブが効く、つまり自由であるということかな。
でも、自分の手だけでは解決できない仕事は、他の行政書士、税理士や司法書士に協力をお願いして、ジャムセッションを繰り広げるように、お客様の問題を解決して喜んでもらえるようにしています。
これからも固定観念にとらわれず、その時々の波に乗ってインプロヴィゼーション(即興演奏)的な事務所運営をしていきたいですね。
カッコいいセッションを繰り広げたいと思います。
最後に大事なことをお伝えしたいと思います。
カッコつけてトランペットを吹いたり、持ってるいる写真がありますが、トランペットは吹けません!(笑)
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