【沖縄特有の相続事情-3-】沖縄は子供が多く大家族なのはいいことだけど、相続には備えなくてはいけません。
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は100件以上、相続相談は300件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを肌で感じ「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて実感しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外のことを書いています。
沖縄は子供や兄弟が多く相続の解決に時間と労力を要する
沖縄特有の相続事情のパート3です。
沖縄は子供や兄弟が多い事でも知られています。
今も全国で人口現象が進む中でも沖縄は人口の自然増が続いています。
僕らの世代でも兄弟が3名以上いるのは珍しくありませんし8名兄弟という友達もいます。
また、僕らの親の世代では更に多くの兄弟がいることも珍しくありません。
僕も相続の手続きをしていて、被相続人であるお父さんが3度結婚して10名以上の子供がいて相続人になっているケースもありました。
一般的には子供や兄弟が多く家族が沢山いるというのは、とてもいい事だと思います。
賑やかだし、助け合えるだろうから。
しかし、相続においては、この人数の多さがリスクとなりうることがあります。
相続人には場合によっては様々なお金にまつわる事情があります。
〇住宅ローン
〇子供の教育費
〇不透明な将来への不安
〇経済的な困窮
〇強欲
などなど。
そんな事情を抱えている相続人が多ければ多いほど、もしも遺産分割の話合いをする必要があれば、難航するのは想像に難くないでしょう。
相続はお金に関する話し合いをしなくてはいけません。
家族とはいえ、お金にまつわる話をするのはなかなか難しいのです。
また、当事者同士が良くても、相続人ではない第三者、直接は関係のない者である相続人の配偶者や子供などが口を出してくることもあります。
血を分けた兄弟だったとしても成長して、独立し、社会に出て、家族を持てば価値観も変わってきますし、考え方も変わります。
自分の家族を第一に考えるようになるのではないでしょうか。
これまでもご相談を承った中で、良好だった関係が親の相続を原因として「あの人があんなことを言うなんて思わなかった」と涙を流しショックを受ける方もいます。
僕は相続においては「家族は仲がいいから大丈夫」というのは幻想だと思ってください!と伝えています。
相続人が多ければ、それぞれの事情が増えて、相続の話合いも難航するのです。
ですから、家族が多く推定相続人が多い方はしっかり遺言書を書いて、家族が争わないようにしてもらいたいのです。
ただ、相続人は多いけど、財産はそんなにない、というのも沖縄の特徴です。
場合によっては重たる財産が居住用不動産だけ、ということもあるでしょう。
そうなると完全に公平に財産を分与することは難しいかもしれません。
相続人が多い場合には、ある程度割り切った考え方で遺言書を書き家族にしっかりとその理由を説明をしておくことも大事だと思います。
遺言書は故人の最終意思ですから、ご家族も尊重してくれるはずです。
今日のJAZZ
ヴォーカリスト、リズ・ライトの《Blue Rose》をB.G.M.にブログを書いています。
先日、お会いしたミュージシャンに教えて頂いた歌手です。
初めて知りました。
優しさの中に、力強い芯のある歌声です。
直ぐに好きになりました。
プロに教えてもらった情報に間違いはないですね。
相続セミナー・説明会情報
自主開催セミナー
「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」
開催日時:令和3年7月27日(火) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:6名
参加費:2,000円(税込)
お申込み・お問合せ:
行政書士ジャジー総合法務事務所
098-861-3953
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ラジオ番組パーソナリティ
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
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