遺言書を書く過程で、人は多くのことを思い出します。人生の棚卸でもあるのかもしれません。
JAZZ好きの行政書士城間恒浩(@jazzyshiroma)です。
僕は沖縄県那覇市松尾で遺言相続専門の行政書士として、遺言書や遺産分割協議書の作成、相続や終活のご相談を承っております。
これまで関係した遺言書・遺産分割協議書・贈与契約書等の作成は100件以上、相続相談は300件以上となっており、相続や遺言のことでお困りの方がいることを肌で感じ「相続は準備させすれば、ご本人もご家族も幸せになれる」ことを実務を通じて実感しています。
このブログでは、実務を通じて感じる相続や遺言の話を中心に書いています。
また、たまに相続や遺言以外のことを書いています。
本日、6月23日はウチナーンチュにとって忘れてはならない日の一つです。
76年前の今日、沖縄での組織的な戦闘が終わりました。
伝え聞いているだけでもその悲惨さがわかる激しい地上戦があった。
「2度と戦争はしてはい」と強く誓い御霊に祈ります。
遺言書を書く過程で思い出すこと・・・
先の大戦を経験した方々は、思い出したくない記憶も多々あると思います。
一方で、先の大戦で起きたことを伝え、引き継がなくてはならない想いもあり、葛藤する方々の姿を見てきました。
過去を思い出すというのは、辛いことでもあります。
遺言書を書くお客様が、口々におっしゃられることがあります。
「昔のいろんな想い出を思い出します。」
自分の子供の頃の事、親の事、結婚、出産、子育て、仕事のことなど色々なことを思い出すそうです。
中には、昔の写真を見ながら遺言書をどういう風に書くか考えたりすることもあるそうですし、楽しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、嬉しかったことなどを思い出し、かなり気持ちが揺れることもあり、涙する人もいます。
いい思い出も悪い思い出もあり、その過程で、家族との関係性を改めて考える人もいらっしゃいます。
遺言書は財産分与方法を書き記すことで、自分の想いを遺すのですが、書き上げるまでには、様々なことを考えるのです。
言われてみると、それはそうかもしれません。
自分の財産を託す家族の顔が思い浮かび、それぞれの関係性を思い出し、自分の内面と語り合うのですから。
人生の棚卸ともいえるのではないでしょうか。
そんな過程を僕はしっかりとお聞きします。
その想いを遺言書で遺さなくてはならないのですから。
遺言書を書くといろんな思いが吹っ切れる
そんな想いをしながら書き上げる遺言書です。
案外に体力や精神力が必要だったりします。
しかし、書き上げた後は、皆さん本当に安心されます。
ほっとした顔をされます。
人生の終盤を心置きなく過ごせるようです。
いろいろな思いが吹っ切れるようです。
僕がかかわってきたお客様は、そんな想いで遺言書を遺されているのです。
これからもお客様の声に耳を傾け、時には寄り添いながらサポートしていけたらと思います。
今日のJAZZ
サックス奏者スタン・ゲッツとピアニスト、ビル・エヴァンスのアルバム『But Beautiful』をB.G.M.にブログを書いています。
ゲッツの演奏を聴きたいと思ったらエヴァンスとの共演作がありましたね。
二人とも薬物やアルコールに溺れていましたが、音楽的才能は唯一無二の存在でした。
まさしく「But Beautiful」(それでも、美しい)のでしょう。
相続セミナー・説明会情報
自主開催セミナー
(中止)「わかりやすい終活、相続と遺言書のはなし ~幸せな相続の準備~ 説明会」
開催日時:令和3年6月24日(木) 午前10時から11時20分
開催場所:沖縄県教職員共済会館「八汐荘」(那覇市松尾1-6-1)
定員:6名 参加費:2,000円(税込)
新型コロナウイルス感染拡大予防のため完全予約制となっております。
沖縄県への緊急事態宣言が延長となりましたので、中止とします。
次回開催は7月27日(火)の予定です。
ご参加をご希望されていた皆様には、大変申し訳思っていますが、次回のセミナーへは優先的にご案内させていただきます。
(令和3年6月19日追記)
ラジオ番組パーソナリティ
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオFM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
スマホのアプリでも聴けます。ダウンロードはこちらをクリックしてください。
「行政書士がラジオ番組?」と不思議に思ったらこちらをクリックすると理由が分かります。