遺言書は円満かつ円滑な相続を実現できるけど、万能・完全ではない。
今日は3か月程かけて遺言書を作成してきたお客様と公証人役場に出向き、公正証書遺言の完成をみました。
お客様の土地に、息子さんと共同債務者となりお客様の名義の建物(住居兼共同住宅)を建築したのですが、お客様がご高齢のために融資をした金融機関が遺言書の作成を融資の際の条件にしたようなのです。
確かに、相続が発生して名義が誰のものになるかわからない建物や土地を担保にするのは、金融機関も少しリスクがあるのかもっしれないですね。
こんにちは!沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
遺言書は万能ではない
僕は相続が問題となったり、争いになることを避けるために遺言書の作成をお勧めしています。
相続においては、遺言書がないために相続人間でトラブルになる可能性が高いからです。
円満かつ円滑な相続を願うのであれば財産を遺す者が遺言書を書くことが望ましいと思います。
遺言書は、遺言者の最終意思ですから相続人も最大限尊重してくれるでしょう。
遺言者が自分の財産の分与方法を指定しているのですから、本来なら何の文句があっても行けないのではないかと思います。
しかし、そこはお金と人間関係が絡む相続です。
遺言書の内容に納得のいかないものは出てくると思います。
遺言書の内容が著しく不公平であったり、理不尽であったり、相続人が気に入らないということもあるでしょう。
そうなれば、せっかく書いた遺言書も争いの種となりかねません。
遺言書は、万能、完全なものではありません。
人の感情がある以上、どうしてもその内容に従いたくないこともあります。
ですから、遺言書はできるだけ公平かつ理不尽な内容にならない様にすることです。
また、できれば遺言書を作成する時にはご家族にしっかりと自分の気持ちを伝えておくといいかもしれないですね。
家族にも安心してもらえるような話ができるといいのではないかと思います。
ただ、遺言書があるとないとでは相続は大きく違ってきますから、是非、遺言書は書いてください。
今日のJAZZ
タイトルに惹かれて聴いてみる曲もあります。
なんだか気になったり、キャッチ―な曲。
今日はそんな選曲でピアニスト、セロニアス・モンクの《I Love You (Sweetheart of All My Dreams)》を紹介します。
愛してる、なんて曲はジャズに限らずいくつもあるでしょうが、なんだか惹かれます。
この曲からはどんあアイ・ラブ・ユーが伝わるかな?
モンクの滑らかでないピアノがまた味があっていい。
【相続セミナー・説明会情報】
「誰でも取り組める終活と相続と遺言のはなし~幸せな相続の準備~説明会」
【開催概要】
◇開催年月日:平成31年4月25日(木)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください
【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
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【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)
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【ラジオ番組パーソナリティ】
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
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