またか!相続人がどんどん増えていく。沖縄の典型的な収拾のつかない相続事例。
今日は天気が良かったですね。
事務所主催の相続セミナーの会場沖縄県教職員共済会館八汐荘からも青空に白い雲が広がっているのが見えて綺麗でした。
もうすぐ4月ですし、5月の連休明けの梅雨入りまでは爽やかな天気が続きそうですね。
遺言書がないと収拾がつかなくなる
今日はセミナーの後に、お一人ご相談を承りました。
お父様が亡くなり相続があったのが十数年前。
そのあとに、相続人の長女、妻、相続人の長女の夫(長女が亡くなった後に再婚)が続けてなくなりました。
その結果、最初は9名だった相続人が現在は20名近くにまで、増えています。
その上、妻は再婚相手だったことから子供たちは養子縁組しているひとといない人がいます。
また、妻には前の夫との間の子供が4名いるといいます。
相続人の長男が父や母の遺した不動産から得られる賃料を一人占めしていて、家族が憤慨しており、かつ長男は母とは養子縁組していなかったので、相続人でもなんでもないのに、賃料を横取りしていたといいます。
これはかなり複雑で厄介な相続問題です。
おそらく自力での解決は難しいでしょう。
そもそも誰が相続人で、どの財産を誰が相続する権利があるのかすら判断がつきかねるものと思われます。
特に相続人同士が小競り合いを始めているので、遺産分割協議もままならない様子。
相続が収拾がつかなくなっている沖縄の典型的な事例です。
専門家に任せるのがいいでしょう
まずは行政書士に相続人の確定と相続財産の相続割合を調査してもらい、その基礎資料を基に弁護士に相談するのがベストかもしれません。
このケースは、そもそも家族が多いのですからお父さんがちゃんと遺言書を書いていれば問題はなかったかもしれません。
大きな土地を持っていらっしゃったようなので、分筆して遺言書を遺しておけば、今頃各々の相続人はお家を建てたり、貸したりして有意義に使えたのではないでしょうか。
今日、セミナーに来られていた方は家族にみんな平等にわけるけれども手続きは貴方に任せると言われ、お金も貴方が出しなさいと言われ、ほとほと困っている様子でした。
幸いにして、相続財産の不動産から入る賃料をプールしているようなので、手続きに必要な資金はありそうです。
僕は、お金を使ってでもすぐに動くことをご提案しました。
そうでないと高齢化している相続人たちの意思判断能力がなくなったり、もしくは亡くなったりして、さらに話し合う相手が増えるからです。
やるべきことは分かったはずなので、あとは行動するだけだと思います。
決断よりも行動!
師匠の言葉をご相談者に贈りました。
今日のJAZZ
僕のラジオ番組のオープニングではピアニストのデイブ・ブルーベック率いるカルテットの名演《Take Five》を流していますが、他にも沢山のいい演奏があります。
その中から一曲紹介するとすれば《Take the A Train》の演奏もいいですね。
デューク・エリントン楽団の演奏で知られる曲ですが、デイブ・ブルーベック・カルテットの演奏もノリノリです。
【相続セミナー・説明会情報】
「遺言書が相続争いを回避する ~幸せな相続の準備~ 説明会」
【開催概要】
◇開催年月日:平成30年4月26日(木)
◇時間:午前10:00 ~ 11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください
【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
題名に「4/26セミナー参加申込」と入力お願いします
【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)
【ラジオ番組パーソナリティ】
「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」FMレキオ(FM80.6MHz)
毎月第1および第3水曜日21:00から21:50
ご家庭のラジオなら那覇市と浦添市、カーラジオなら北は読谷村、沖縄市、南は豊見城市、与那原町まで聴けます。
スマホのアプリならAndroidはGoogle Playで「FMレキオ」、iPhoneはApp Storeで「Tunein Radio」で聴けます。
JAZZのリクエストや遺言・相続に関する相談はこちらへどうぞ!
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