【もっと知りたくなるジャズ6選】好きなことは深く知りたくなる。ミュージシャンのことも。
午前中は2月5日(水)午後9時から放送のラジオ番組「ジャジーのJAZZタイム×幸せな相続相談」(FMレキオ80.6Mhz)の収録でした。
リスナーさんからのリクエストにもお応えし、ご機嫌なジャズを選曲しています。
専門の相続関係の話もさせてもらっていますので、お聴きいただけたら嬉しいです。
スマホのアプリ(ダウンロードはFMレキオのサイト)でも聴けますので、全国各地、世界中で聴けますよ。
お楽しみに!
沖縄県那覇市の遺言・相続専門JAZZ好きの行政書士ジャジーこと城間恒浩です!
目次
ミュージシャンの事を知ると更に好きになる
人は興味のあることは知りたくなりますね。
まるで、恋人や意中の人のことをもっと知りたくなるように。
僕はジャズを聴き始めてからは、ジャズの歴史やミュージシャンの事を知りたくなり、書籍やネットで情報を集めています。
幸いにして、ジャズは評論家も沢山いて、深いウンチクや知識を持っている方が多いので情報には困りません。
面白い情報が沢山出てきます。
評論家やファンのミュージシャンへの想い、演奏の解釈や好き嫌いなどが沢山あって面白い。
先週の木曜日に観た映画「マイ・フーリッシュ・ハート」はトランぺッター、チェット・ベイカーの亡くなる前後数日を描いた作品でした。
チェットの死の真相は分かっていないそうです。
1988年5月13日に滞在中のオランダ、アムステルダムのホテルの窓から転落死したことは分かっていますが、事故なのか、自殺なのか、他殺なのかは分かっていないそうです。
チェットの音楽に感銘を受けたロルフ・ヴァン・アイク監督は長編映画は初メガホンだったそうだが、リサーチに3年を費やしたそうです。
チェットのことを関係者へのインタビューなどを通じて徹底的に調べ上げて作成した映画です。
チェットが亡くなったのは事実ですが、どうしてチェットは死ななければならなかったのかは分かっていない。
その部分に監督は焦点を当てて作成した映画です。
ですから事実に基づいたフィクション映画となっています。
ロルフ・ヴァン・アイク監督の目から見たチェットを表現しているということですよね。
これだけ時間をかけたリサーチにより作り上げた映画ですから、僕はとても興味を持って観ましたし、面白かった。
映画を観る限り、チェットの宿泊していたホテルは場末の小さな安宿と言った感じで、質素な部屋でした。
伝説のトランぺッターが宿泊するホテルなのだろうか?と疑問を感じます。
また、お金もほとんどないようで、ファンの家に無償で滞在していることもあったようです。
その哀愁を帯びたトランペットの音色、中世的な歌声、端正な顔立ちから一時は帝王マイルス・デイヴィスをしのぐほどの人気があったそうですが、金欠で浮き沈みの激しい生活をしていました。
チェットはミュージシャンとしてのキャリアの早い段階から薬物に手を染めており薬物依存症により、何かとトラブルを起こしてしまっていたからです。
薬のせいで多くの人たちを傷つけることがあったそうです。
大事な人たちも傷つけていた。
恋人、ファン、支援者やマネージャーなど。
薬に溺れたチェットは多くの人を傷つけた。
「マイ・フーリッシュ・ハート」の劇中でこんなセリフがありました。
「チェットは薬物で正気を失うほどに凄い演奏をするようになった。」
薬で身体や心はボロボロなのに、ステージでのパフォーマンスはすごかったというのです。
一流のミュージシャンは僕らの知らないプレッシャーを抱えていると思いますが、そのことから薬に手を出してしまったのでしょうか?
また、チェットを愛し、尽くす女性がいたにもかかわらず、チェットはその愛に優しく応えていなかった。
または、応え方が間違っていたのかもしれないし、人の愛し方が分からなかったのかもしれません。
あんなにも叙情的な音色を奏で歌うのに。
逆に言えば人の愛を求めていたから表現できたのでしょうか。
チェットの半生を描いた映画は他にもあります。
数年前にイーサン・ホークがチェット役として上映された映画「ブルーに生まれついて」を併せて観るとチェットの人生が少しでも分かるかもしれません。
そして、僕はチェットの破壊的な人生を知っても、チェットの奏でるトランペットは好きだし、歌声は聴いていたいと思う。
人間的には好きになれないけど、知れば知るほど音楽は好きになるジャズメンの一人です。
ということで月曜日恒例の過去6日間にブログで紹介したジャズのまとめ記事です。
振り返ってみても、いい選曲してますね。
映画の影響で後半はチェットの曲ばかり紹介しています。
ちなみにミュージシャンの名前の後の《》内は曲名、『』内はアルバム名です。
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ《Moanin’》
印象に残るフレーズがある曲というのは忘れないですね。
ジャズ初心者の僕でも、このフレーズは、あの曲だ!と思い出す曲がいくつかあります。
そのうちの一つがドラマー、アート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズの《Moanin’》です。
メンバーのピアニスト、ボビー・ティモンズの作曲ですが、ゴスペルのコール・アンド・レスポンスを参考に作曲されているそうで、ファンキー・ジャズの代表作とも言われています。
このフレーズはゴスペルの流れなんですね。
耳にこびりつく、忘れられないフレーズです。
ジョン・コルトレーン《Giant Steps》
事務所でブログを書きながら聴いているのはサックス奏者ジョン・コルトレーンの《Giant Steps》です。
コルトレーンの高速プレイに圧倒されます。
ゆったり聴くというよりも気持ちを盛り上げたいときに聴きたい演奏ですね。
まさにジャズ・ジャイアントの大きな足跡です。
デューク・ジョーダン《Flight to Denmark》
寒いですね。沖縄はさすがに雪が降るほどではありませんが、寒いと雪の風景を思い出します。
雪の風景と言えばピアニスト、デューク・ジョーダンの《Flight to Denmark》を思い浮かべます。
同名のアルバムジャケットには山中の雪降る中に黒いコートを着た黒のハットを被った黒人男性が佇んでいる写真です。
デンマークに移住したジョーダンでしょうか。
寒そうです・・・
チェット・ベイカー《My Foolish Heart》
昨日(1/30)、観た映画「マイ・フーリッシュ・ハート」はジャズのスタンダード曲のタイトルです。
今日(1/31)はトランぺッター、チェット・ベイカーの《My Foolish Heart》を紹介します。
歌うトランぺッター、チェットの歌は悲しく寂しい。
紹介した曲も悲しみの極致。
チェットはこんな思いを抱えて生きていたんだろうな。
チェット・ベイカー《You’d Be So Nice To Come Home To》
事務所で聴いているのはトランぺッター、チェット・ベイカーが奏でるスタンダード・ナンバー《You’d Be So Nice To Come Home To》。
チェットが演奏すると全ての演奏が物悲しくなりますね。
そこがいいんだけどね。
ましてやこの曲のピアノはビル・エヴァンス。
切なくなるのは当たり前かも。
チェット・ベイカー《Everytime We Say Goodbye》
事務所で静かなジャズを聴きながらブログを書いてます。
トランぺッター、チェット・ベイカーの《Everytime We Say Goodbye》を繰り返し聴いてます。
ピアニスト、ポール・ブレイとのデュオで、しっとりと聴かせてくれます。
日曜日(2/2)をゆったり過ごすのに、いい演奏ではないかな。
相続セミナー・説明会情報
自主開催セミナー
「より良い人生を送るための終活と相続 ~幸せな相続の準備~ 説明会」
【開催概要】
◇開催年月日:令和2年2月27日(木)
◇時間:10:00~11:45
◇定員:先着12名
◇参加費:2,000円(税込)/名
※当日、会場にてお支払いください
【申込方法】
◇電 話098-861-3953
◇メールお問合せフォーム
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【会 場】
沖縄県教職員共済会館「八汐荘」3階小会議室
那覇市松尾1-6-1
駐車場有(説明会参加者無料)
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毎月第1および第3水曜日21:00~21:50放送中。
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